スタッフ日記

トムスクラフトのスタッフが、いろんな事を書いていきます。

2017年11月 雪のSDA王滝走ってきました! 

2017-11-26 | 王滝
11月19日(日)に、「セルフディスカバリーアドベンチャー イン 王滝」に参加してきました。



例年だと9月に開催される秋の王滝。
今年は120kmにエントリーしていたのですが、台風の直撃を受けて中止となってしまい、急遽11月の開催となりました。

11月下旬の長野の山中ということで、かなりの寒さが予想されていましたが、開催日めがけて寒波がやってくるという天気予報にドキドキ。

寒波の影響で、大会2日前にコース変更の案内があり、100km、120kmの部ともにアプローチ約7kmと、1周18㎞のコースを5周の計97kmのコースとなりました。

何はともあれ無事に開催されて一安心です。



厳しい寒さに耐えるために、会場に向かう前にこってりで身体を芯から温めていきます。

大会前日の夜に会場入りし、そのまま車中泊。
外は氷点下の冷え込みでしたが、マイナス20度まで対応の寝袋と、こってりラーメンのおかげで家の布団より暖かい感覚でした。



当日は4時前に起床し、真っ暗の中スタートラインに自転車を並べに行きます。
いつもの王滝と比べて参加者は少なめで、前方に余裕をもって並べることが出来ました。

そしていよいよ6時、相変わらず真っ暗な中、ライトの光を頼りにスタートです。

ここからはゴールまで写真無しとなります。

林道に入るまでの最初の数キロは、先導車がつくパレード区間、集団走行になるため、落車などの無いように注意しながら走ります。
そして先導車がいなくなると、いよいよダートが始まります。

スタート直後に「あれっ?あれっ?」という言葉とともに後方に消えて行ったTKPさんが気がかりですが、ひとまず目の前の登りに集中します。

しばらく走っていると夜が明け、明るくなってきます。
寒さも心配していたほどではなさそう。
そんなことを思っていると、標高が上がるにつれて周りの景色が白くなっていきます。

場所によっては積雪10センチを超えていそうですが、轍の上は何とか走れそうです。
楽しい下りは雪の重みでスピードが出ず、、。
無理してスピードを出してみるとツルンとすっ転びました。
転んでからは下りも無理せず、完走を目指してマイペースを心がけます。

2周目に入り、延々続く登りで死にそうになっていると、のりさんが軽やかに抜いていきました。調子が良さそうです。

この頃からハイドレーションの飲み口が凍り、ハイドレーションバッグがただの重りとなってしまいます。
ボトルはまだ生きていますので、ボトルのの水で補給をしていましたが、こちらも段々と凍ってきます。
2周目の後半には、ボトルも凍り、ただの重りとなってしまいました。
この頃から腰に痛みが、、、。

3週目、チェックポイントでリタイヤした参加者が続々と出ているようです。
凍ったボトルにお湯を入れてもらい再スタートします。
きつい坂をしばらく上るとTKPさんに追いつかれます。スタート時に変速周りが凍ってしまうトラブルがあったようですが、何とか解消したようです。バックパックを降ろしてきたようで、スイスイと抜いていきました。

この頃になると腰の痛みが悪化したため、重りとなっていたバックパックの水をすべて捨てて走ります。
ボトルの水は再び凍りついていました。

3~4周目頃から、山の上の積雪ゾーンが荒れて走りづらくなってきます。
乗車できずに押して歩く人も多いようです。
1周目より気温も下がってきているような気もします。
リタイアした人、足切りされた人も多いようで、コース上であまり人と出会わなくなります。

バイクも各部が凍り、変速もかなり不安定になってきます。
何とか最終の5周目に入りますが、ディレイラーが凍りつき、チェーンすら回りづらくなってきます。
近くに落ちている岩でディレイラーを殴り、何とか氷を落とそうとしますがなかなか取れません。
凍っている箇所を集中的にしばき倒し、何とか動くように。チェーン切れなどのトラブルが起きないように慎重に走ります。

最後まで冷静に走り、無事ゴール!

結果 120kmの部(97km)
タイム 7時間23分50秒 20代男子 2位でした。

のりさん、TKPさんの2人に追いつけませんでしたが、このコンディションの中で無事に走り切れたことに満足です。
雪の王滝、なかなか出来ない貴重な体験でした。


凍り付いたダウンチューブ裏が、電動アシスト車みたいな形状になってます。


とりあえず、シクロワイヤード風に1枚記念撮影。

参加者の少ない20代は、完走すれば高確率で年代別表彰に絡めるようで、今回は年代別2位となりました。


来年からは激戦の30代となりますが、何とか頑張りたいと思います。


来年も王滝、また来ます!

2016.5月 王滝100km走ってきました。

2016-05-25 | 王滝
5月21,22日の2日間は、店舗の営業をお休みし、日本最大級のMTBレース、「セルフディスカバリーアドベンチャー イン 王滝」に参加してきました。

約2年ぶりの参加でしたが、京都に住みだしてからは初の王滝ということで、今回は「京都MTB朝ライド」の皆さまと一緒に行動させていただきました。

前回出場時のタイムが6時間9分。今回の目標は、ズバリ、6時間切りです。
今回は最近購入したニューバイク(29インチ)での参加です。今までは26インチMTBで参加していましたが、ジープロードが延々と続く王滝は、転がり性、グリップ感の良い29インチが有利なため、バイク性能に期待です。
肝心の身体の方はというと、トレイルライドは頻繁に行っているものの、自分を追い込むようなトレーニングは、本番1週間前に1度したのみ。体力的な不安はありましたが、そこは自転車屋さん。機材の力を信じることにしました。



使用バイクは、CANNONDALE F-Si CARBON TEAM
メインコンポは、SRAM XX1 チェーンリング32T
タイヤは、SCHWALBE RACING RALPH 29x2.1 空気圧1.9BAR チューブレス仕様
グリップは長距離の定番、ERGON GS1
サドルはお気に入りの、SELLE ITALIA SLR


そしてサイクルコンピュータが苦手なワタシは、やはりコレ、ADEPT Arclock オシャレな時計です。




まずは大会前日の21日、現地に向かう途中でお昼ご飯。
過去の自分に勝つ!というありがちな理由でカツカレー。


会場に到着すると、すでに大勢の参加者が出展ブースを見学していました。
MTBマラソン系競技で活躍する、TOPEAK ERGONの池田選手も、出展ブースにいらっしゃいました。

受付を済ませると、きっちりと自転車の最終点検。レース中のトラブル、防げるものは防ぎたいですからね。
100kmの長丁場のため、特にチェーンオイルは、チェーンの1コマずつ丁寧にさしていきます。

夕方にレースの説明会兼パーティがあり、アルコールも出てくるのですが、翌朝からレース、、、。
悩んで悩んで、、、飲みました。やっぱりビールです。シアワセです。
早朝3時起床予定のため、9時には就寝。気持ちよく眠れました。


大会前日、当日とも良く晴れていたため、朝方はかなり冷え込みました。
4時半からスタート地点にバイクを並べられるのですが、4時の時点で既にかなりの人数が待機しています。
何とかそこそこの位置を確保し、スタート前の準備を行います。



今回の補給食は、
ハイドレーションにメイタン電解質パウダーを水に溶かしたもの2リットル
ボトルにパワージェル5本を水で溶いたもの500ml
ジャージのポケットに、メイタンCC、メイタンCCCを計5本、スポーツようかん2本
バックパックにおにぎり、大福、メイタンCC3本
という装備でした。

レース前に、足攣り防止のためのサプリメント、メイタン2RUNと、乳酸をパワーに変えるという嬉しいサプリ、JUCOLA クエン酸パワーを飲みます。

さあ、いよいよスタートです。ここからは走っていて写真がありません。


林道に入るまでの最初の数キロは、先導車がつくパレード区間、集団走行になるため、落車などの無いように注意しながら走ります。
そして先導車がいなくなると、いよいよダートが始まります。

とりあえず集団がばらけるまでは、目標タイムが近い、mineさん、Mizoさんに離されないように必死で走ります。
最初はひたすら続く長い登り。10キロ地点を過ぎたあたりになると、身体も温まり、心拍も落ち着いてきます。

しかしやはり苦手な登り。目印にしていた朝ライドジャージも気づけば見えなくなり、早くも力の差を感じます。
登りで失ったタイムは、下りで取り返します。
下りが始まると、スピードが乗ります。29erのグリップ感と、レフティフォークの剛性感のおかげで、怖さはありません。
特に、レフティフォークは、レースが始まるまで正直、特別良い印象を持っていませんでしたが、下りでハイスピードになると、良さが実感できました。
剛性が高いため、フォークがぶれず、ライン取りが安定し、高負荷がかかった状態でもスムースにストロークしている感触が、今まで使用していたフォークとは別物でした。

下りで気持ちよく抜き、登りでまた抜かれるということを繰り返しているうちに、mineさん、Mizoさんに追いつき、しばらく一緒に走ります。

登りでは敵わないため、下りでできる限り引き離すように、平地区間も休まないように気合が入ります。
CP2が近づくころには、少し先行するようになりしばらく一人旅。
一人で登りは、本当に心が折れそうになります。もう二度と来たくないと思いながら何とか休まず走ります。
途中の下りでフロントタイヤから周期的にシュッ、シュッ、シュッと嫌な音が、、
やってしまったと思いながらも、新しく入れたSTAN'S NOTUBES、RACEシーラントの力を信じて走り続けると、エア漏れが止まりました。
心の中でガッツポーズをきめました。

CP2では水だけ頂き、念のためにタイヤの空気圧をチェックしてすぐに出発。滞在時間約30秒、つかの間の休憩でした。

その後も変わらず遅い登り。あまりの登れなさにいらいらしながらも、走っていくと、SHIVERさんの背中が、みえた。
決死のダウンヒルで追いかけようとしますが、頑張りすぎてオーバーラン。藪に突っ込みながらも何とか捕らえます。
ここからは抜きつ抜かれつ一緒に走ります。

そして最後の長い登り坂、ケイデンスを落とさないように、ペダリングを数えながら必死で登ります。
先行するSHIVERさんの背中が近づいたその時、SHIVERさんの心が折れた瞬間を目撃。
これがラストチャンスと思い、ペースを落とさず抜いていきます。

このあたりになると、42kmクラスの選手と合流するため、大半の選手が自転車を押しています。
頑張ってくださーい、と声をかけながら抜いていき、最後の下り坂へ突入。
最後にトラブルがあっても悔しいので、セーブしながら下っていきます。

無事、ゴール。
タイムは5時間39分、目標の6時間切りを達成しました。



ゴール地点で、マイブームのシクロワイヤード風写真を撮ってもらい、満足です。

走り終わるとすでに、次回に向けての課題について考えているから、王滝って、不思議なものです。
さっきまで、二度と来たくないと思っていたのに、不思議ですね。

今回は、機材の力もあり、目標達成できましたが、同じくらいのタイムの選手の中では、圧倒的に上りが遅いことがわかりました。
上を目指すには、日頃からのトレーニングは大切なものだということを改めて実感しました。




競い合える楽しさ、味わってしまうと病みつきですね。また出たいと思います。


京都MTB朝ライドの皆さま、ありがとうございました。




初心者ツーリング

2014-05-11 | 王滝
 ゴールデンウィーク後半の5月3日は、初心者向けツーリングを開催しました。

 申し込んでくれたのは、前回初MTBだった高校生。なかなか筋が良かったので今回は本格的な山へ行くことにしました。

 しかし、集合場所へ行った私は貸し出すヘルメットを忘れたので、彼と一緒に自宅までアップという名の忘れ物回収。

 さあ、山へ入ると前回も感じていたんですが、彼は上りが強く休むことなくどんどん上ります。


 ここまで来るのに休憩は3回。それもとりあえず休みましょうという感じ。


 写真はあまりのペースの早さに、迎えに来てもらう時間を家族に伝えている姿です。


 天気はまずまずだったのですが、景色はあまり良くなく残念でした。


 ここからは楽しい下りです。

 私が前を走り、危険な場所では声を掛けて注意を促すのですが、下りも2回目にしては上手いです。そして無理をしないところが安心して見ていられます。

 これだけ走ることができれば、ビギナーズMTBツーリングのAには全く問題無く参加できますので、予定が合えば是非参加してもらいたいものです。

 道中には、たくさんのMTBライダーと遭遇しました。

 地図も持たずに道標を頼りにミスコースしそうになった二人組は大阪から。ここはケーブルが使えるということもあって有名なんでしょうが、地図ぐらいは持ってほしいですね。


2012王滝120km結果

2012-10-04 | 王滝
 王滝の結果が先週末に出てましたね。

 http://powersports.co.jp/sda/12_otaki_bike_9/mtb120km_result.htm

 7時間35分51秒で総合15位。年代別は4位。3位との差は2分30秒。

 あそこでもうちょっと頑張ればと後悔ばかりですが、レースとはそんなもん。超無限坂でTKPさんに食らい付いてれば・・・

 しかし、いつもの目標は達成できたようです。それは、前に自分より年上がいないこと。

2012クロスマウンテンバイク120km(2)

2012-09-18 | 王滝
 久しぶりに出場した王滝ですが、やはりしんどくて、結構ダメージがあるようです。



 前回はCP2まででしたが、そういえば気温が上昇したせいかだんだんリアの突き上げが強くなり無限坂でリアタイヤのエアを少し抜きました。いつ抜こうかと考えながら走っていたんですが、もう一つの懸案事項の自然現象があったのでついでに・・・いや逆かも。まあどちらにせよ、両方スッキリして再出発。

 ちょっと頭痛が・・・ふと我に帰ると汗をかいていないことに気が付きCP3までの距離を考えると十分余裕があるので今まで以上に水分を取ります。

 CP3で水を補給。1リットル程度飲んだようで、同じだけ給水し1.5リットルに。そしてチェーンへの給油サービスを受けて出発。

 水分は意識して多めに摂っているんですが、頭痛は変わらず。

 やっと現れた楽しい下りを頑張って120kmの分岐に到着。時間は5時間55分。このままゴールへ行けば6時間切りは確実なんですが、スタッフは無情にも左へ行きなさいと指示。

 ここからは未知のコースで『超無限坂』と言われてるらしい。腰は痛いが路面が悪く立ち漕ぎするとリアはスリップ。もうヘロヘロ。惰性だけでペダルを回してる感じだが必死で走っていると「真ん中行きま~す!」とTKPさんが抜いていきました。安心していた私は幻を見ているのかと思い、返した言葉は確か「ふ~ん!」だったような。私のヘロヘロ具合は自分よりTKPさんが一番知っていると思います。そしてTKPさんは明らかに踏んでるギヤが違いみるみる小さくなって行くのでした。その後も辛抱だけで走っていると、余裕と思っていた水が無くなりダブルの辛抱と辛いに上りになりました。

 この坂をTKPさんはこの坂を57分で上ったそうですが、私は1時間6分でした。でも4人は抜いたと思います。今思えば熱中症とこの先どんな坂が続くのかの不安でモチベーションが下がっていたんでしょうね。

 そして本コース戻ると先ほど走ったコースなんで、再度頑張ります。周りのライダーより明らかに自分の方が速いので先ほどのヘロヘロが嘘のように頑張れます。下りも1走目よりライン上が綺麗になっていて走りやすく、分岐までの時間は2走目は2分短縮。

 その勢いでゴールまでペダルを踏み続けます。きっと最後の下りで20人以上は抜いたと思います。そしてゴールの橋の手前でオレンジフレームのゆうすけさんのバイクが目に入ったので声を掛けて抜いてゴール。

 ゴール後は、ゆうすけさんと既にゴールしている(と思っていた)TKPさんとで話す。しかしなんだか話がかみ合わないと思ってるとゆうすけさんと一緒に抜いたのがTKPさんだったようです。

 ヨッシャ~!!とりあえず身内120kmは頭を取ることが出来ました。タイムは7時間35分。目標タイムを設定していなかった(本当は久しぶりで設定出来なかったので8時間30分で補給食を用意)のでこんなもんかなとは思いましたが、今となっては7時間半を切りたかったです。

 その後はスタート地点へ戻り、皆さんの検討をたたえ会場を後にしました。

 帰りは、食事しようと予定していた場所はことごとく一杯。高速のパーキングでやっと蕎麦を食べて23時ごろに京都へ帰ってきました。

2012クロスマウンテンバイク120km(1)

2012-09-17 | 王滝
 日曜日に長野県王滝村で開催されたクロスマウンテンバイクに行ってきました。

 第3回の2002年に初めて参加して、今回は8回目。最近では2009年の春に参加しました。ということで、正周りは2006年と久しぶり。120kmなんで最後の楽しい下りを2回走ることができると思うとワクワクします。

 土曜の9時に集合して9人で現地を目指し、16時ごろに到着。やはりここは遠いですね。

 私は車中泊なんで車内を片付けて、受付を済まし食事してビールを飲んで。いやいや到着してすぐに飲んでました。そして21時に就寝。

 ちょっと遅めに起きて目にしたのは・・・
 
 目が覚めました。眼のふくらみ具合が可愛いです。ジャージに体型を合わせるとはなかなかまねできませんね。

 4時半頃に自転車を並べに行くと、やはり遅かったようでグラウンド(土)になってしまいました。前過ぎるとやる気満々のライダーに混じってスタート後の速いペースというのも嫌なんでまあ良いか。

 急いで食事をとりスタート10分前に並びます。

 
 最前列ははるか前です。
 
 私より少し前にいらっしゃったお客様たち。

 さあ、6時にスタート。これといった目標タイムも無いのでとりあえずマイペースで走ります。

 10km付近でパンク修理しているTKPさんを発見。よしこれで勝ったも同然なんで安心して走れます。

 CP1まではいろんな速さのライダーがいるので下りでは結構ラインを外して抜かないといけません。履いているタイヤでジープロードを一度も走ったことが無かったのですが、思った以上にグリップしてくれ安心して下れるようです。

 CP1は止まらず通過。ここでブログに質問を頂いた方に声を掛けて頂き、Izawa君にも追いついたので3人で走ります。私が最後尾なんですが、この二人はダウンヒルをやっていた(いる)だけに下りがうまくストレス無く走れます。貯水池のフラット区間では、25km/hで走ることもでき、脚が一緒の人たちと走るのって本当に楽しく、楽です。

 ここでやっとスイッチが入った私は、二人と離れて無限坂へと進みます。いままでだと頑張りすぎてちょっと休憩の繰り返しでしたが、心拍数を見て85%(170)で走ることで休憩することなく走ることが出来ました。

 やっと到着したCP2では、止まってコップで水を頂きスタートしました。

王滝に思う

2009-06-04 | 王滝
 歳のせいでしょうか。月曜日は元気だったのに、徐々に疲れが出てきて昨日、今日と非常に辛い日々です。

 さて、このイベントを走っていると毎回思うのですが、ゴミを出す人が多すぎ。今回はカーボショッツとパワージェルの袋がよく目に着きました。パワージェルの飲み口の切れ端も結構多かったですね。

 これってほんの一握りの人の行為には違いないと思います。1%以下だと思いますし、そうであって欲しい。また、捨てるつもりじゃなくて、落ちてしまったというのも当然あるとは思います。

 ここで私が言いたいのは、「速い人ほど紳士であれ」です。じゃあ遅い人はいいのかという問題じゃないのですが、毎回ゴミを見るとそう思ってしまいます。

 過去にあった他の100kmレースで、「スタート時とゴール時で持ち物が減っていないかチェックする」というものがありました。そして「ゴミを出したライダーはペナルティ」というすばらしい趣旨だったのですが、実際はチェックができるだけの体制ではなかったので実施されませんでした。が、すばらしい考えだ!とその時は思ったものでした。

 補給してゴミにする人と、ゴミにせずどこかへしまう人とでは、タイムに違いがあるはず。そして仮にゴミを出した人が出さなかった人より数秒速かったとしたら・・・

 また、主催者はこの大会を続けるにあたってゴミの問題もきっと気にされていると思います。

 ロードレースなんかは空ボトルや補給食のゴミはバンバン捨てています。Jシリーズなどは、ゴミを出しても良しなのでしょうか?。でも私たちが参加するレースやイベントは違うように私を思います。

 以前にも書きましたが、走らせてもらっているのですから主催者に負担にならないようにすることにより、すばらしいイベントを続けてもらえるのではないかなと思います。

 もう一点残念に思ったことは、レース後の会場が閑散としていること。今年はゴール後直接宿へ行き、片づけをして会場へ行かずに帰ってしまいました。毎年表彰式が寂しいのも知っています。

 ここで提案。計測チップをゴールで回収せず、会場で回収するようにするだけでもかなり違うのではないでしょうか。ゴールして直接行くも良し。宿でお風呂に入ってから行くも良し。会場に食べ物や土産の店が出ていれば、食べたり買ったりも
すると思うのですが。

 計測チップの回収をあせる気持ちも分かりますが、もう少し盛り上がる方向で考えてみても良いのでは?と思いました。

王滝感想その3

2009-06-02 | 王滝
 さて、2回にわたってレポートしましたが、今回で終わりです。

 最終回は、私なりに反省や今後について考えてみたいと思います。というより備忘録です。

 まずは装備ですが、今回は雨なので、シューズをシマノSH-MT90Lにしてみました。レーシングシューズはメッシュですから水や砂が入るだろうという思いからでした。15km程は水の浸入も無く快適だったのですが、あれだけの雨や水溜りを走ると効果は無く、水は浸入。そしてその水は出口が無く溜まる一方。砂の浸入は無かったのでそれなりに快適だったのですが、前転王さんがやっていたシューズカバーの方が効果的かもしれませんね。

 そして、前後のフェンダー。今回ほどフェンダーの有難味を感じたことは今まで無かったのです。レーパン内に砂が入るあの痛さがありませんでした。が、ちょっとした事をサボったばかりに最後の最後でリアフェンダーがあらぬ方向へ向いてしまいました。今思い出せば、昨年のテスト走行で分かっていたことだったんですが。それは、今回シューズを変更したのでソールが厚くなりその分シートポストを1.5mm程上げました。本来ならばリアフェンダーをクランプ一杯まで下げないといけないのにそのままにしていたので、この1.5mmの余裕がリアフェンダーのクランプとスペーサーとして入れているゴムとのズレを生んであらぬ方向に。あ~つまらん失敗です。

 たぶんこのリアフェンダーの原因と思われるトラブルがもう一つ。



 CP2後の下りから後ろブレーキが効かなくなりました。その前からレバーのストロークが多くなりパッドが減っている兆候はあったのですが、ついにパッドが無くなりレバーを握ると効かない。かついや~な音がします。今回は雨もあり、下りでもそんなにスピードが出なかったので、あまりブレーキは使わなかったのですが、この状況。きっと、フェンダーで防いでくれた泥水がキャリパーに掛かっていたんでしょうね。そんなことまで考えが回りませんでした。次回雨の長距離までにキャリパーに屋根を付ける術を検討しないといけませんね。

 今回は早々に腰が痛くなったのですが、こちらはザックへの詰め方が甘かった部分が大ですね。普段は最下部に軽めの物を入れているのですが、今回はそれを取り出したのでチューブやサドルバックに入らない工具類が下に下がってしまいました。サドルバッグにチューブ1本と携帯工具、チェーンオイルは入れたんですがね。やっぱりチューブは1本にしときましょう。でもアドベンチャーだし、ツーリング時と同じ工具類は持っておきたいな!サスポンプも持っていたんですが、そんな人は少ないだろうな・・・

 補給は、フラスクボトルにパワージェルを4袋。これを2本用意して3時間に1本の予定でした。が、雨のために早めに消費して予備のカロリーメイトとスニッカーズも消費しました。それはまずまずだったのですが、気温が低くフラスクボトルのゼリーが落ちてきません。半分飲んで水で薄めてやっと全部飲めました。次回気温が低い時は3袋+水にしましょう。

 さうそう、サングラスは早々に曇ってしまい外してヘルメットに刺しました。フェンダーもあるので、前走者と違うラインを走ると全く問題無かったのですね。潔く最初から外していた方が良かったですね。(外してザックにしまえよという意見もあると思いますが・・・)

 それよりもそれよりも、とにかく練習不足でしたね。長時間走った上りの練習が一度もできなかったから自業自得ですが。来年はもっと早くからこつこつと練習するようにしないといけません。

 まあ、今回は無事完走(たぶん7時間25分)できたし、雨天王滝も体験できたので良かった良かった。来年も頑張るぞ。

 それよりも今回の反省を次のイベント、グランフォンド2戦に生かすべく朝練でも始めるかな?

王滝感想その2

2009-06-01 | 王滝
 さて、今年も100kmがスタートしました。最初は延々と上りが続きます。

 雨は、時々強くなりもう笑ってしまうくらいの天候です。サングラスも早々に外しヘルメットに刺した状態で走ります。

 今年は長距離の練習ができなかったからか、全然パワーが出ませんね。15km付近から腰も痛くなり、早々に惰性で走る感じ。楽しみの下りですら腰が痛くて楽しめない状態でした。

 しかし止める訳にはいかないので補給ついでに腰を伸ばしてみたりとだましだまし走ります。

 天気は相変わらずで、昨年のような景色を見ることもなく少しでも楽なラインを見つけるために下だけを見ます。(あ~楽しくないな~)でも、この雨はほんまに笑います。フロントフェンダーに溜まった泥が洗い流されたりと結構強いのですが、全然気になりませんね。でもこの雨ではカメラを取り出す気にもなれないので走行中の写真はありません。

 途中、知り合いお二人に会い、少し話をして走ります。

 さて、貯水池まで来た時に前にmineさん発見。力が出ないとの事。ここでCP2でリタイヤ宣言(でもCP2までたどり着けず)この言葉は私には凄い誘惑でした。あ~俺もそうしようかな~!!そうしたいな~!!

 なんて思いながらもCP2に到着。その後舗装路を走るのですが、どんどん体が冷えて行きます。ウィンドウブレイカーを着ている私がそうだから、半袖の人は大変だろうな~(って、この天候で半袖は無謀でしょ)

 次の林道の入り口では、スタッフが「この先6kmの上りです」と言います。もう体はボロボロで、メーターを見ながら「あと3km」「あと2km」とカウントダウンしながら何とか上ります。上のスタッフにコースを聞くと「下ってちょっと上ります」で進むと、昨年走ったコースですが思い出すと延々上っているはず。それもとんでもなく荒れています。が、これが最後の上りと思うと頑張ってしまいますね。

 で、最後の下りを後ろブレーキ無しながらも調子良く飛ばしていると、リアフェンダーがあらぬ方へ向いてしまい、工具で修正。この間に3人抜かれる。途中から手で修正していたのですが、きちんとしておけば・・・

 さあ、もう下界へ下りてきたのでもうすぐゴールのはず。今回はコース変更になったので、昨年とは違います。ゴール間近でスタッフに案内されてゴール。開けた場所に設けられていて昨年より数倍良かったです。しかし、ゴールしてから会場へ帰るのに引き返さないといけないのはちょっと・・・そしてその距離がまた長い。(まあ下りですから文句は言いません)

 天気はCP2通過後から回復してきてゴール時には晴れ間が見え出しました。(もっと早くと思うも、後片付けの時だけでも晴れてくれたので感謝)

 宿に帰ると何故か前転王さんが、車の回りにお店を開いています。MTBも洗車済み。CP2で自主リタイヤのようです。



 私もMTBを洗車。前後フェンダーを着けていたといえ、かなりの泥(というより砂)です。でもサドルに掛かる泥が少なかったので(そこだけは)かなり快適でした。

 私もお店を開いているとTKPさんが帰ってきました。初出場で完走。さすがに長年エンデューロを走っているだけのことはありますね。



 なんだか、生き物のように見えてしまうTKPさんのザック。

 その後は帰ってこない飼い犬さんを残し3人でお風呂に入り上がってくると飼い犬さんが帰ってきて洗車してました。残念ながらCP2でタイムオーバーだったようです。こちらは長年の経験が生かせていなかったようです。

 帰りは、またまた蕎麦を食べ(来る時のお店より美味しかった)、名古屋では味噌カツドンを食べ、日が変わる頃に京都に帰ってきました。

王滝感想その1

2009-06-01 | 王滝
 雨の王滝セルフディスカバリー。思い返せば笑える大会でしたね。(いろいろありましたから)

 まずは、飼い犬さんを迎えに名古屋へ到着。名古屋のモーニングは凄いということで飼い犬さんにリクエストしていたのですが、ちょっと時間に間に合わず。しかし名古屋の喫茶事情は理解できたかも?



 ということで、ケチった訳ではありませんが、レガシィに中年男4人4台でむさ苦しく移動。現地到着前にお腹がすいたので蕎麦も食べて現地入り。

 おっ!今年はなんだか賑やかじゃないですか。メーカーのテントが幾つかありますから見て回ります。やっぱり賑やかなのってイベントを楽しむのに重要なポイントです。で、最後のブースで見覚えのある顔が!15年ほど前に一緒に走っていた子(今は立派な大人です)がいるじゃないですか。関西流おもてなしをしつついろんな情報を聞きました。(私が以前乗っていたMTBのことを覚えていてくれていて嬉しかったですね)(摩羅さん、声掛けてもらいながら十分なお話ができずすいませんでした)

 その後は宿へ行き、MTBの最終調整を行います。

 夕食は、ビールが一人一瓶のカーボローディング。(糖分と糖質は同じすか?)今年も他のテーブルは静かなのにこちらは騒がしかったですね。その後も個別カーボローディングは行われ、周りの部屋の明かりが消えたのを合図に寝ました。

 大会当日は3時に起床。雨は降ってますね。朝食のおにぎりを食べ、準備をして会場へ移動します。

 今回も前年と同じ舗装されたところに並べることができました。mineさんは気合入っているようでかなり前です。




 今回同行したのは、左からmineさん、TKPさん、飼い犬さん、私、前転王さんです。



 さあ、6時前から開会式。神主さんによる安全祈願があったのですが、天候までは変えることができずに小雨の中をスタート。

 今回は土砂崩れで2度のコース変更があります。これがまた・・・