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荒木経惟「東京人生」からの一枚

2006-12-11 | Japan 日常生活の冒険
江戸東京博物館で開催中の荒木経惟の回顧展「東京人生」からの一枚です。1960年代に若きアラーキーが動物園で撮った写真のうちの一枚。最近、朝鮮半島における胸を晒す女性像の意味するところ、記号内容について書いてきたので、気になって載せてみました。



この頃の日本には、人目を憚らず赤ちゃんに母乳をあげるお母さんがいたわけです。その後、四半世紀の間に、核家族化、少子化、晩婚化が進み、女性を見つめる視線は変質していったのでしょう。授乳の器官としての母の乳房は、限りなくセクシュアルな器官に近づき、写真のような光景は既に見られなくなりました。

現在の感覚を物差しにして過去を測ると、信じられないと感じることはよくあります。例えば、中国で一世紀前まで続けられてきた「纏足」。日本の例なら、明治時代まで続けられていた「お歯黒」、つまりは既婚女性が歯を黒く塗る習慣ですが、今となると想像しがたいものです(記憶が定かではないが、何故かいつも混同する池波志乃か市原悦子かが、時代劇で「お歯黒」をしているのをTVで見て、親にあれは何?と聞いた覚えがあります)。しかし過去の歴史を現在の尺度で一面的に捉えることには危険があります。

海外の人たちから野蛮人だと思われるのではないかと丈の短いチョゴリの存在を否定したり黙殺している韓国の人たちも、これを李氏朝鮮という過去の過酷な歴史的事象として捉えて、そこに隠された意味を見出そうとすべきではないか?と思った次第です。

つづく(寄り道したけど、次はナムジュン・パイクについて書きます)
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2 コメント

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Unknown (haru)
2010-09-01 15:01:14
東京オリンピックのころに、85才の祖母のお歯黒を見たときは驚きました。初めは怖かったけど、優しいばあさまでしたね
お歯黒 (tomotubby)
2010-09-04 13:26:19
1964年に85歳ということはおばあさんは1879年(明治11年)生まれということですね。明治時代にお歯黒の習慣は廃れたと聞きましたが、戦後も生き残っていたんですね。

時代考証をちゃんとすれば、時代劇にお歯黒の婦人が登場しないといけないんでしょうが、最近ではそんな風習があったことさえ忘れられているように思います。

何か呪術的な印象があるので調べてみると、東南アジアの少数民族にも同様の習慣があるようで、檳榔を噛む習慣とも関連があるそうです。

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