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遠く離れたタヒチの島々に欧米の旅行者がひきつけられるのは、火山島や珊瑚礁、最近では水上コテージのイメージのせいでしょうが、その次くらいに画家ゴーギャンの存在があるのではないかと思います。新婚さん満載のタヒチ島一周ツアーでも、最大の目玉はゴーギャンのアトリエの再現されたゴーギャン美術館なのです。この美術館は、タヒチ島の表玄関のパペーテやファアア空港から見るとちょうど島の裏側にありまして、なんとも不便な場所なのですが、一生もののいい思い出を作りたい新婚カップルにとっては、いわば勝負スポットですから、美術館が近付くにつれて胸が高鳴るわけです。
ゴーギャン美術館に着いてまず驚くのは、そこには、ゴーギャンの絵がひとつもないことです。タヒチを描いた絵どころか、習作の類も全くないのです(たまには外国から借りてきて企画展を開くこともあるそうですが...)。欧米の美術館に収められた作品の写真とともに、画家の生い立ちについて説明されたパネルが続きますが、オープンエアーのせいか、色褪せてしまっています。そして幸せ一杯のカップルたちを絶句させるのは、一番奥まった所にある薄暗い展示館です。そこにはゴーギャンの数々の作品の「絵葉書」がむき出しのまま壁一面に貼られているのです。わが大原美術館の絵葉書を見つけてしまった Tomotubby は少し哀しくなりました。
ゴーギャン美術館に着いてまず驚くのは、そこには、ゴーギャンの絵がひとつもないことです。タヒチを描いた絵どころか、習作の類も全くないのです(たまには外国から借りてきて企画展を開くこともあるそうですが...)。欧米の美術館に収められた作品の写真とともに、画家の生い立ちについて説明されたパネルが続きますが、オープンエアーのせいか、色褪せてしまっています。そして幸せ一杯のカップルたちを絶句させるのは、一番奥まった所にある薄暗い展示館です。そこにはゴーギャンの数々の作品の「絵葉書」がむき出しのまま壁一面に貼られているのです。わが大原美術館の絵葉書を見つけてしまった Tomotubby は少し哀しくなりました。
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