別荘で週末生活

リゾート・別荘で遊ぶ、楽しむ。そして日頃のつぶやき・・・那須と湘南より

湘南「星」物語

2006年09月06日 | 湘南界隈
この忙しさはいつまで続くのだろうか。長い夏休みを取ったおかげでますます拍車がかかってしまった。

私のいない間に決着してくれるのではないか、などと楽観していたのがいけなかった。決裁は遠のき、提案書はますます混迷してきた。
十月までになんとかしなければいけない。

先週末は会社でちょっといいことがあって、祝杯を上げてきた。2次会は遠慮させてもらいなじみのスナックで常連たちと楽しい酒を交わした。
その一人、Kさんが本を出版したというので早速購入、本人から半額で譲ってもらった。(”湘南星物語”新風舎)

処女作というからどんな内容かと思いきや、素人でなんかありません。どこにだしても通用するプロの作品であります。
半日で読みきってしまいました、文体も非常に読みやすい。構成もプロ。久しぶりにいい作品にであった満足感に満たされました。

このスナックのママさんや娘たちはその小説に登場する面々と半透明のガラス越しに重なる。
読みはじめは黙考する主人公と著者が直結しないが、むべなるかなと思わせる場面があとになって続出してくる。

著者と知り合いでなくとも十分楽しめます。娘をもつ父親にオススメ。

紙に書かれた思想は一般に、砂に残った歩行者の足跡以上のものではないのである。歩行者のたどった道は見える。だが歩行者がその途上で何を見たかを知るには、自分の目を用いなければならない。
ショウペンハウエル「読書について」

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