別荘で週末生活

リゾート・別荘で遊ぶ、楽しむ。そして日頃のつぶやき・・・那須と湘南より

入れ食い

2005年09月09日 | 那須界隈
那須にある多くの釣堀は養殖のマス系が多く、飢餓状態にしてあるのでたいそうクイがよい。

初心者でも入れ食い状態なので、ジャンジャン釣れる。
勝手に針にかかって竿を持っていかれるなんてこともあるほどだ。

子供たちはこれにすっかり味を占め、得意満面で釣り続けるのである。
結局、泣きをみるのは親の方で、釣れた重量分の代金を払わなければならず、ただ焼いただけではうまくもないマスを大量に持って帰ることになる。

我が家もこの種の釣り堀に連れて行ったことがある、案の定入れ食いだ。
飢餓状態がひどいと、勢いあまって針を喉奥まで飲み込み針が取れなくなることがある。

針外しの簡単な道具があるのだが喉奥に入ってしまうと、とても外しにくい。
長引くと魚も痛がってひどく暴れるのでますますてこずることになる。

こんなときのはずし方はというと、針にかけた瞬間少しねじりながらいったん奥に針を送る、すんなり取るコツだ。

こんなことがあった。

針を外しているうちに「ハッ!」と気づくと、つり客たちがウチの子供の後ろに並びだしたではないか。
いまさら知らん顔もできないし、そもそも格好をつけて釣り用のチョッキと長靴を履いてきたのがいけなかった。
釣り場の管理者と間違われているらしい。

取ってあげると子供達はすぐさま入れ食いの池に戻るので、また並びだす。その場から開放されるのに30分もかかってしまった。

まるでお一人様一点限りの品物を繰り返しレジに並んでくるようだ。
(お願いだからもうすこしエサをやってくれないだろうか・・・)

飲食は飢渇をやめんためなれば、飢渇だにやみなば其上にむさぼらず、ほしゐままにすべからず。
貝原益軒 「養生訓」

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