別荘で週末生活

リゾート・別荘で遊ぶ、楽しむ。そして日頃のつぶやき・・・那須と湘南より

熱海小旅行

2006年08月24日 | 湘南界隈
長男が勤めている熱海、突然転勤するというので見納めに先週義父母と妻を連れて熱海見物へと出かけた。
しかし残念ながらこの日は「明け番」で最後の勤務姿を見ることはなかった。

ここには会社の健康保険組合直営の保養所がある。
数年前にリニューアルしたという記憶があったのだけれど、ひょっとしたら完全に建てかえたのではないだろうか。

部屋の作りもモダンで、天井がたかく斜めに切ってある。落ち着かないといえばそうかもしれない。
部屋のベランダや露天風呂からは眼前に海が広がる。ちょっと離れて真鶴半島、初島を望むことができる。

年寄りと一緒なので回る施設は限られてくる。初日は文豪が愛した宿「起雲閣」、ここは贅をきわめた敷地の庭の周囲をぐるりと回廊が取り囲み、草庵か離れのようなこじんまりとした部屋がつながっている。大正ロマンが息づいている。

次の日はMOA美術館へ。ここは何時来ても展示テーマが秀逸で飽きない。今回は古今東西の女性の美がテーマである。

美の追求にどれほどのエネルギーを費やしてきたのであろうか、その歴史が西洋の宮殿に残る化粧道具や洋装と、日本のそれらとが時代考証とともに比較されて大変面白かった。

やはり女性文化ひとつをとっても日本は世界水準に並ぶ、いや、ある意味では越えた文化を持っていたのだと、改めて誇らしい気持ちになる。

帰りはバスで熱海駅へ、近くの鮮魚が売りの食堂へ入る。
ビールで喉をうるおし昼から刺身で酒を楽しめるのは電車での旅のおかげだ。

長男には会えなかったが、おかげでいい小旅行となった。

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