いつもの小料理屋に入ると、女将からおかしな話を聞いた。つい今しがたの出来事だったらしくやや興奮気味である。
無銭飲食があった、というのだ。食い逃げのイメージが浮かぶ、風体の上がらない中年男性が、飲み食いの後にやおら逃走する。
ところが話はちょっと違った。
20代の若者、Tシャツにジーパンとごく普通の身なりであったらしい。酒を飲んでしばらくしてから携帯電話を使ってどこかに連絡をとっている様子だっ . . . 本文を読む
昼休み、省エネのためオフィスの照明は落とされる、それは仕方がないのだけれど弁当派の私にはちょっと辛い。
雨の日などは本当に机の上が暗いので、中身がよく見えない。おまけにお茶はこぼすし、ふりかけはばら撒くしでロクなことがない。
予想に反した味が口に広がるときの奇異な感じはいやなものだ。
かといって、卓上のスタンドをつけては省エネにならんし・・・なのでパソコンの照度を目一杯明るくする。(気持ちだけ . . . 本文を読む
午前の会議を終え、川崎の事業所を出た。
晴れていない分、今日は涼しい。
歩いて駅へと向う。途中、絶品の長崎チャンポンの店(武蔵溝の口駅、マルイ裏)があるので今回は味比べをしてみようと思っている。
ところで、事業所から出てすぐのところに時の企業である「ミツトヨ」がある。いつも守衛は出ていないが報道陣がうるさいのか、右翼でも警戒しているのか、ガードマンとおぼしき屈強の男二人が正門の両脇を固めている。 . . . 本文を読む
八剣伝という居酒屋チェーン店に家人と出かけた。
夕方になって家でビールを一口飲んだとたん生ビールが飲みたくなった。せっかくあけた缶ビールを半分家人に押し付け、生ビールを求めて駅方面へ。
同じ生でもアサヒ党なので看板を探しながらうろうろする。
むかしは、こういった居酒屋は総じてキリンだった。キリンのシエアがダントツにトップだったころなので客が銘柄を求めるのだろう。
アサヒが以前の苦味の強いラ . . . 本文を読む
赤坂溜池にあるカレー専門店バルチックカレー。
中年夫婦でやっているのだけれど、この日に限ってガラガラ。
この界隈はサラリーマンの数に比べると飲食店が少なく、昼はどこも行列ができるのがいつもの光景なのだ。
ところがどうしたことか、いつもの人気がうせたかのように空いている。しかも普段にはなかった季節限定カレーやどこかで見たことがあるコーンカレーなどがメニューに並んでいる、何か変だ。
定番のチキンカ . . . 本文を読む
豆腐のもろみ漬け【豆酩】を食す。
これほど酒にあう肴に出会うのも滅多にないことだ。
いつもの小料理屋でつまみに出たとたん、「旨い、オヤジこれは?」と、口から突いて出てくる。
とたんに日本酒が欲しくなる。
この小料理屋から1パックが流れた先のスナック、ここのマスターがつまみに出した先から酒の注文が相次いだらしい。その気持ちがよーく分かる。
原材料は豆腐、これに特製のもろみを加えて4ヶ月間漬け込 . . . 本文を読む
家内とチェーン店で有名なイタリアンレストランに入った。
注文をしてから、手持ち無沙汰なのでメニューやら店のパンフレットなどを眺めていた。
「ここの野菜、肉(オーストラリア)は自家農場なのだ、おお~堆肥までこの店のロゴの入った袋で管理されておる」
などとブツブツいっていると、女房があることに気がついた。
「パスタの種類にアサリがなくなっているわね」
そういえば、この何ヶ月か前にアサリスパゲテ . . . 本文を読む
朝のTVショッピングでおいしそうなカレーが短時間でできる鍋の宣伝をやっていて無性にカレーが食べたくなった。
これが記憶にあって、昼に外に出たときカレー屋さんに行くことに。
近くにあるカレー、シチュー、ハンバーグの専門店「フランス亭」。
ビーフ焙煎カレーを注文すると、2分くらいで持ってきました。
(やけにはやいな)
かわいらしい小さなスプーンでかなり食べにくい。
肉や野菜がうまくご飯とからん . . . 本文を読む
川崎でチキンの照り焼きランチを食べた。
店先にある見本のチキンがかなり大きかったので、全部たべることができるか不安だった、がともかく注文。
出てきて驚く。その大きさ、じゃなくてその小ささに驚いた。
見本の3分の1くらい。
でも店を出て比べに行くわけにもいかないし。
三行半というのは聞いたことがあるが、3口半で食べ終わり、釈然としないため帰り際にもう一度見本をみる。
どうみても3倍はあった . . . 本文を読む
いささかおせちには飽きたので、
4日昼、某ラーメン店に女房といった。
たまに新しく開拓しようということになって、藤沢、大庭のはずれにあるわりと大きな店舗を構えるラーメン店へ。
店は大変混雑していて行列が伸びる。
幸い暖かな日和のため、15分の待ち時間はさほど苦にならず店から呼ばれます。
事前に注文を伝えてあったので、すぐにラーメンが運ばれてきた。
(でもやけに早い)
しょうゆベースです . . . 本文を読む
会社の近くにあって餃子の店(と思っていた)、「独一処」。
先日忘年会で初めて利用して、これまで持っていたイメージと違うことに気がついた。
中国人による経営なのです。ホステスも中国人が3名。
これがまた、チャン・ツィーを思わせるほどスラリと背が高く足も長い。
酒の種類があまりないのが残念ですが、出てきた紹興酒はなかなか上質の味でした。
紹興酒特有の鼻につく香りに刺激が少なく、味もまろやか。何年か . . . 本文を読む
友人の証券マンとその奥様と久しぶりに飲む。
藤沢のプライムビルの5階にある「土風炉」。
この居酒屋は落ち着きがあって、料理もなかなかおいしい。
「魚介ばくだん」というのが品書きにあったので、頼んでみました。
刺身とおくら、納豆、ごぼう、とろろ、に鶉の卵を加えて混ぜる。
これを海苔でくるんで食べます。刺身とごぼうにネバネバがうまく絡んで、触感もなかなかよろしい。
他には豆腐料理が多くありまし . . . 本文を読む
いつもの小料理屋の主人にすすめられて飲んだ日本酒(玉川酒造、越後さむらい)。
これがすごい辛口、というよりすごく高いアルコール度数。
なんと46度。
すすめる飲み方はオンザロックとまるでウオッカかウイスキーです。
酒造もとの話です。
醸造用アルコールを加える時、税務署の立会いがあったのだそうです。
「ああこの辺でやめてください」とストップが途中でかかります。
本当はもっとアルコール度数を上げ . . . 本文を読む
半年ぶりに友人夫婦と再会。
今年の春にぶらりと入った同じレストランを予約し、楽しいひと時をすごしました。
ここは「すみれ屋」、汐留シティーセンタの41Fにあって、夜景が大変きれいです。
ライトアップされた東京タワー(女房は酔っ払うまえからテレビ塔がきれい~、と言い張っていた・・・)、国会議事堂が背伸びをしたようにビルの合間からその頭だけが見える。
テーブルまでの長い回廊はファンタジックに演出 . . . 本文を読む