囲碁きちの独り言 Ⅱ

趣味の旅行、うたごえ、囲碁の事や日常の出来事を記録する。

難聴者には辛い日本の現実

2018-11-22 19:29:35 | 囲碁きちのつぶやき

私は難聴のため片側だけ補聴器をつけています。難聴になった原因のひとつは、幼少の頃の戦時中、栄養状態や衛生環境が悪く、慢性の中耳炎を患いました。それに加えて、加齢のため補聴器を使わないと他人との対話が出来ない状態になりました。今では補聴器を使ってもほかのひととの意思疎通に苦労しています。困るのは、自分より相手の方です。特に家族がとても困っています。

一昨日のしんぶん赤旗に補聴器の記事が載りました。

日本補聴器工業会とテクノエイド協会が行った補聴器装用の実態の調査結果でした。

自己申告による難聴の人の率は11.3%で欧米諸国と大差がないです。しかし、補聴器所有率は、14.4%ですが、欧米の所有率は多く、ドイツ、フランスは日本の2倍以上、イギリスは3倍以上です。

補聴器に対する満足度は、日本が4割に満たないのに、欧米では7割から8割にのぼっています。

欧米にはある補聴器専門家の国家資格が日本にはありません。業界の認定補聴器技能者の制度はありますが、国民の間での認知度は低いです。

両耳補聴者の方が、片耳だけの補聴者より満足度が高い。

日本では公的な補助が受けられるのが聴力レベルが70デシベル以上の高度難聴者に限定されています。イギリス、ノルウエー、デンマークなどでは個人負担がほとんどなくその他の国も少ない負担ですんでいるそうです。

こんな実態が、104ページにまとめられ、日本補聴器工業会のホームページにアップされているそうです。関心をお持ちの方は、ぜひ、ホームページを見てください。

 

 

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