今日は朝から台風5号の影響による大雨でした。大雨のためだけでなく、憂鬱な気持ちで朝を迎えました。
それは、昨日行われた新潟県知事選挙で野党と市民が手をつないで推した女性候補が敗れ、自公の推した候補が当選したからです。元官僚の当選者は表向き「県民党」を名乗り、原発再稼働には前知事の方向を継承するようなことを語っていました。その一方で、中央との強いパイプを謳っているのですから、間もなく官邸の意向言いなりになりかねません。アベ政権は新潟県知事選挙の勝利で、モリカケ問題、公文書偽造問題、財務省をめぐる不祥事などすべて解決済みとして終盤国会を乗り切ろうとして今まで以上に強権的になるでしょう。
大雨の中、午後は、年金者組合のうたごえサークルに参加しました。その最中に、袴田事件の袴田さんの再審請求が東京高裁で取り消されたことを知りました。原発の問題などで司法の権力すりよりの姿勢が甚だしいといつも腹立たしく思っていただけに、なおさら不愉快な気分になりました。
憂鬱な気持ちの一日でしたが、夜のNHKテレビを見ていくらか気持ちが収まることがありました。
NHKの世論調査で、アベ内閣の支持率が、支持するより、支持しない方が多いと言うことです。
しかも、「支持しない」が「支持する」より多い状態が3か月続いていると報じていました。
財務省の文書改ざんで、佐川氏らを不起訴にしたのに納得できないと思っている回答者が 66%です。
これらの問題での麻生氏の責任の取り方に納得できない人は 64%です。
かけ学園問題をめぐる学園側の説明に納得できない人は、 73%です。
NHKの世論調査でさえ、今のアベ政権をめぐる個々の問題でも、国民の多くが納得していないことが明らかになりました。
要するに、今の安倍政権の政治手法や政治の方向に多くの国民が納得していないことがはっきりしました。私たちは、この国民の気持ちを束ねて「アベ政治を許さない」の運動をさらに大きくして安倍内閣退陣目指して運動を続けて行く必要があります。
憂鬱な一日でしたが、明日への一縷の希望も持たせたNHKの世論調査の結果でした。