山城めぐり(兄弟ブログ biglob)

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古城台・市城南部砦

2016-08-10 22:04:24 | 山城ー上州
古城台は岩井堂城の北東500mくらいにあります。

古城台地図
上州の山城研究第一人者である山崎氏によれば、岩井堂城の市道を東に進むと作間神社がありますが、ここが古城台とされています。しかし、岩井堂城の案内板でも分かりますが、古城台は山城として描かれていて、地名も古城台とされています。


作間神社を過ぎると、十二ヶ岳登山道の案内があり、ここを進みます。

散策道登り口の案内が出てきます。奥に見える山が古城台です。

ここから林道に入ります。

天狗岩を目指します。古城台は天狗岩・獅子岩・重箱岩の三つによって成り立っています。

天狗岩は大きな岩です。

天狗岩に登るためには、こんな岩の裂け目から登るしかありません。

天狗岩の平坦部、物見や狼煙台に使用していたとすれば納得できる地形ではあります。

市城南部砦
岩井堂から国道353号線を西に500mくらい行くと市城南部砦があります。

右上に自作で造られた砦が目に入ってきます。

元亀三年(1572)武田信玄が白井城を攻略して、岩井堂城は真田昌幸に治めさせていたようです。天正元年(1573)信玄が死ぬと白井城主長尾氏の吾妻侵攻が始まり、天正十年(1582)には北条氏の吾妻侵攻が始まって、岩井堂城、この南部砦も真田方によって侵攻に備えたと記述されています。
縄張り図を見ますと(薮が酷そうなので秋に訪れるつもりです。)曲輪が階段状に築かれ、もしかすれば岩井堂城とされている山城はこちらの市城南部砦のことではないかと、教育委員会では問題を提起しています。


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