おんがくは くうきのなかにきえていく
わたしたちは どこへいくんだろう
わからないからチャレンジ
きえていくまいにちをかきとめる
長男くんがね
春に彼女をつれてきたんだ
そのうちにね
ご両親にもお会いしなくっちゃいけないんだろうなあ
っておもってたら
会食と結納の式をいっしょにやるんだという
そりゃあたいへんだわ
まず
コチンとかたまった
それから
たしか・・・思い出して
探したら 出てくる出てくる
家紋入りの グッズたち
ムリだ
どうしていいかわかんない
わすれてたよ
だありんは 長男
おばあちゃん たすけて~!!!
おばあちゃん
一人でもとの家に帰っちゃってるけど
「は~い♬」
と とんできてくれた
いろんな意味で
やっぱ おばあちゃん 凄い人だとおもう
息子だもん
だありんのことも気になってるだろうに
「あんた ごくろうさんやね」
と テキパキおしえてくれて
「今日はいるんか?ごきげんようしてるか?」
とだけ カラリと言う
負けるよなぁ・・・
う~ん
だありんが精神的に親離れできてないのもわかる気がする
だありんはと言えば
おばあちゃんに来てもらってる間
2階の一番奥に閉じこもって
ひ~っそりと「文献研究」といいながら
1階での様子に耳ダンボになってる
おばあちゃんが帰った後は
「なんや?どういうとった?なにやってたんや一体?」
「どんな様子や?トシいったか?だいぶかわったか?」
気になるんだよね
「嫌や 顔見る気ない!!」
と 言いながらだけど
一年前にくらべて体の硬直がマシだなと思った
おばあちゃんが元気なうちに
だありんの病気が進んでしまわないうちに
親子再会
できたらいいのにね
親子喧嘩のすえに
おばあちゃんが別荘代わりにしてた
老人ホームへ「家出」して3年になる
それよりも何年も前から
だありんの様子は???だった
急に怒り出したり
脈略なく演説がはじまったり
会話も成り立ってるんだか成り立ってないんだかで
母・息子 完全ギクシャクしてた
下手したら家族崩壊
アルツハイマー病のもうひとつの恐ろしさ
私たちなりにうまくやってる
何にもいわずに
絶妙の距離で おばあちゃんもがんばってくれてる
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