大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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インターンシップ「頑張れユータ!」

2007年01月24日 | 大工の学校生活
 さてさて、本日も棟上に向けて、アゲアゲエブリデイな「大工の学校」(服装はキチンとしてますよ)ですが、三月の修了まであとわずかということで、就職活動も行っております。


若い子で、大工や左官、木工など建築関係からは(条件を問わなければ・・・・)
引く手あまたなんだけど、ここで僕がこだわりたいのは、「就職率よりも定着率」なのです。
すなわち、長く勤めてもらいたいと思っているのです。



最近は七五三という言葉があり、「大卒7年、高卒5年、中卒3年」で職を辞めてしまう(それでも長いほうだと思うけど・・・)人が殆んどだそうです。(ああ終身雇用は今何処・・・)そこで、雇用主と就職する訓練生のお互いの「こんなハズではなかった」というのを解消すべく、積極的にインターンシップ制度を活用しております。



 早い話が、これは就職版のお見合いみたいなものです、訓練生の身分でありながら、実際に企業に短期間(原則5日)派遣し働いてもらう制度です。

 当然、雇用保険受給者は雇用保険が支給(ただし無報酬)されるし、保険も効くし、とってもいい制度なのです。僕もイキナリ就職をお願いするより、「チョット体験実習させて下さい」って頼みやすいのもあるしね。



 前置きが長くなったけど、今現在ユータ君(写真16歳)を市内(旧弥生町)の植木木工所にインターンシップに行かせてます。

 今日で3日目ということで、チョット心配なので偵察に行ってきました。此処は某大学と共同で、天然木を使った家庭用サウナの開発や、家具そして無垢材を使用した建具などを作っている立派な木工所です。





こっそり覗くと・・・居ました!ちゃんと掃除してました。声を掛けると少し成長したみたいで、「センセイ、お疲れ様です!」なんて言ってくれたりして。(日ごろはチョットなれなれしい奴なのだ・・・)

先方の社長も「よく働くし、覚えもいい子ですね、是非ウチに!」と仰ってくれました。褒めてくれて、良いですねこういうことって。(指導員冥利なのだ)



社長と雑談してると、先日連絡していた、彼の中学校の先生が偶然来て、「心配で見に来ました~」って差し入れまで持ってきてくれて・・・ありがたいことです、本当に!(まだまだ学校現場も捨てたモノではないですよ)



中学の先生にも成長した姿を見せてあげることが出来て僕も良かったし、あとはこのまま無事故で無事に5日間過ごしてくれて、就職してくれると

「おっし!一丁上がり」ってなるんだけどな~ ・・・おしまい


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4 コメント

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Unknown (あっちゃん)
2007-01-24 20:43:41
インターンシップですか~
あれはいい制度ですよね~

岡山では、5日でわかるかぁ~って相方の上司が言って一ヶ月くらい行かせてましたね~

どうやっていたのかは知りませんが・・・・
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Unknown (アル)
2007-01-24 23:13:19
ホウキもつて笑顔。(笑)
ユータ君大丈夫ですね。
昔は仕事は教わるんじゃなく盗むものでした。
飯の食べ方から親方のマネをする。
先生の教え子だから最高の職人になります。
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あっちゃんへ (TOM-P)
2007-01-25 15:35:42
 お疲れ様です。
いや~一ヶ月も行くと見えすぎちゃって困ることも・・・・

多分、昔あった派遣実習制度とかかも知れませんね。
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アルさんへ (TOM-P)
2007-01-25 15:37:20
お疲れ様です。
本日4日目7時30分に、事務所の前で誰かが来るのを待ってました。

8時といったのに、早すぎです・・・
でも遅刻よりは良いですよね。
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