大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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渡り顎と三合点

2007年08月21日 | 大工の学校生活
さてさて、連日暑い日が続いておりますね~
「大工の学校」では、夏休みボケもそろそろ克服すべく授業に実習にがんばっております。

2学期の最初の実技課題は「渡りアゴ」です。

上木の方を先に作り、ひかり付けを行い、下木の方の加工です・・・



刻みの方のレベルはかなり向上しているみたいですね~

峠に水平につくるのと、勾配をつけたりもします、これで、夏休み気分を克服できたかな?




午後からは、涼しい部屋で規矩術の授業で隅木の墨付けです。
今回は、棟木と隅木の取り合い、いわゆる「三合点」の墨付けです。


隅木と棟木の取り合いには、棟木のみを欠ぐ方法と、隅木のみを欠ぐ方法と、その両方を欠く方法と
3パターンあります、「大工の学校」では、両方をそれぞれ欠ぐ方法を採用します。

だけど、この方法教科書などには載ってないのですね~~
困ったものだ・・・



 とにかく、最初にも書いた夏休みボケと午前中の実習で、午後からの説明は上の空、確かに聞いたことの無い単語が並ぶ、規矩術の授業は大変ですね。

しかし、これ以上簡単にはできないくらい簡単にそして実物を含めながら教えているので、10分の1いや100分の1でも理解してほしい、夏の終わりの午後でした。


おしまい




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