大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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修了式

2008年03月13日 | 大工の学校生活
 さてさて、本日はいよいよ卒業式です。

訓練校では、修了式と呼ぶんですけどね。

いつもいつもいうけど、1年って本当にあっという間ですね~

僕がこの仕事について7年経ちました。

日田校で最初に教えた生徒は弟子上がりし、一人前の大工になりました。
それでもまだ24歳、うらやましい限りです。


先日はなべさんの二年で床廻り、自分の事のように嬉しくて、そしてちょっぴりうらやましかったです。

大工の学校の先生になってよかったよ



今年も数名の生徒が、将来の棟梁を目指し、大工の道への扉を開きました。

決してたやすい道では無いと思うけど、彼らの将来は先輩同様きっと素晴らしいものになると確信しています。


ありのままの自分で、自分の気持に正直に精進して欲しいです。



自信を持って大丈夫、みんな自慢の生徒ですよ。


今年度は、再び実技でメインをさせてもらう事になり、
例年どおり自分の心の中でテーマを決めました。

修了生の皆さんには今日言ったけど、今年は喜びという言葉を隠れたテーマに決めて行いました。


建築って仕事の本質はそこですね、大抵の人は人生において、自分の家を建てる事は夢なんですよね。



僕たちの仕事は、誰かを喜ばせる事が使命だと思います。
誰かが喜んでくれれば、それはきっと自分の喜びでもあり、幸せでもある。


実際、そうだったよね、Iさんのおばあちゃんは犬小屋見て感動してたそうだし、夏休みの大工教室では、お礼のお手紙を頂きました。

他の科の生徒を呼んで、餅撒き・豚汁の炊き出しなんかもみんな、ホンワカした感じだったでしょ。




「いいな~建築科は」って何度も聞きました。


技能祭でも、作品を手に入れた人は誰もが満面の笑顔でした。

おととい行った児童相談所の木のおもちゃも、あちらの職員から幾度もお礼の連絡をいただきました。
子供達は本当に夢中で遊んでくれているそうです。



みんなはそれが出来るんです、誰かを喜ばせよう、誰かの不具合をなんとかしてやろう、お客の希望に応えてあげよう。


結局はそれが自分の為だと思うんです、
実際嬉しいもんですよね。皆さんの仲間や他人を思う気持ちが、忘れかけている日本人の良いところだと思います。



今年1年間学んだ事は、きっと無駄にはならないはず、いや、無駄にしてはいけません。
僕も協力します、みんなで一丸となり、自分の住んでいる地域の為に頑張りましょうね。





それにしても・・・・・・今年も楽しかった。




これもみんなが助けてくれたからですね。

沢山の事を教えていただき、本当にありがとうございました。


もっともっと一緒に居たかったけど、そうはいってられません。



体に気をつけて、これからの人生がすばらしいものになるように、祈念いたします。


これから、朝まで飲みましょうね~~


では 










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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お疲れ様でした (8943)
2008-03-13 17:10:20
長いようで、短い一年間大変にお疲れ様でした。
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Unknown (あっちゃん)
2008-03-13 23:32:29
一年間お疲れ様でした。

自分もそうでしたが、訓練生から教わる事が多かったですね。

今でも、教え子から連絡があればうれしいですしね

終了生の皆さんの御健勝をお祈り申し上げます。
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ありがとうございます (8943さんへ)
2008-03-14 17:41:50
 今年も先生と生徒のみんなのお陰でとても楽しい1年を過ごせました。

とても感謝しています。


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あっちゃんへ (TOM-P)
2008-03-14 17:46:23
 ありがとうございます。

本当に大変だったけど、有意義な1年でした。
人生経験豊富な人たちが多かったので尚更ですね。

これからはブログでも逢えるかな?
もうすぐDVDと共に皆にお知らせする予定なのです。


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