大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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泣くな、ヒデ

2006年06月23日 | 大工の学校生活
 さてさて、今日も朝から、ブラジル戦を見ました、例によって結果はご存じのとおりですが、僕の感想としては、「みんなよくやった、まぁこれが実力かな」といったところでしょうか?
 
 もちろん残った課題も多かったけど、1点めの玉田の点の入れ方は見事でした、ああいう風に迷うことなく、正確にかつ迅速にそして強烈にではないと、点は取れないと言うことが判っただけでも、収穫だと思うし、一度こつを掴んでしまえば簡単な事ってあるわけですから、今後も努力していけば、何とかなると思うので頑張って欲しいと思いました。
 
 僕が少し残念だったのは、最後にセンターサークルで泣きじゃくる「ヒデ」です、悔しいのは解ります、頑張ったのも判ります、そして自分の気持ちにみんなと温度差があったことも見てわかりました。
 
 ヒデがWBCの時のイチローになっていれば、(もちろん、たら・れば は無しだけど)結果がどうだったかな?と思って止みません。
 守るのは「誇り」だけだと、ブラジル戦前にヒデがH・Pに書いてました、まさにそのとおり。だからこそセンターサークルでなく、控え室で泣いて欲しかったなぁ~
 
とにかく日本中が肩を落とし6月病にかかりそうですが、終わったモンは仕方がないので世の中暗くならず、前向きにいきたいもんですね。
 
 話は変わって本題、今週の「大工の学校」構造の授業では「構造模型」を作ってます。
1/10のスケールで、6坪ほどの住宅の模型を5名ずつ、4班に分け作るのですが、びみょ~に各班ずつ、メーターモジュールだったり、切り妻と寄せ棟だったり、丸太ばりを入れさせたりとそれぞれバラバラに作らせてます。

 もうちょっと丁寧だといいなぁ~と思うこともありますが、何せ初めてということでそこは目をつぶることにしました。
 最低限必要な、構造の名称や規矩術の基礎を理解できればなともくろんでおります。
 プレカットがふえ、規矩術を知らずに隅木の墨を付けきれない大工さんが(もはや大工ではないと思うけど)増えているそうです、難しく考える人もいるけど、僕的には「神様の考えたことだから、神様以上に賢くないとわからん、とりあえずなるもんはなる!」と説明してます。難しいことは、後回しにして素直に言うことを聞く人のほうが飲み込みはいいみたいですね。

完成は来月の予定ですが、福祉住環境の試験も控えなかなか進まないので、大変ですが。
 まぁなんとかなるかな?と思っております。 おしまい

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (アル)
2006-06-23 20:57:02
差し金は命。差し金で全てでる。こんな重宝なものをつくった昔の人は偉い。

規矩術この方法、今の若い衆に伝授してやってください。先生宜しくお願いします。
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Unknown (あっちゃん)
2006-06-23 22:39:55
サッカー残念でしたね~

あっちゃんはもちろん、寝てましたが。



模型を作っての構造の授業は良いですよね~

部材の名称、場所も覚えられて、規矩術の勉強にもなり良い物ですね。



でも、隅木を教える時期を間違えるとエライ事になります。



過去にあっちゃん訓練生の技量を見誤って教えたら、みんなパニック状態に陥ってしまいました(>_<)



お気をつけください
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コメントありがとうございます (TOM-P)
2006-06-25 18:08:19
 アルさんいつもありがとうございます。

差し金、すごいのです、すごいのですが、そのすごさを一般人にどう伝えたらいいのかわかりません。

 

 機械科の先生に「差し金2本で三乗根が出るんですよ」

といったら、不思議そうな顔をしてました。

初めから、わかんないだろうから謙遜して「自分ら職人ですから・・・」となったのでしょう。

誰か、いい方法ありませんかね?



 あっちゃんさん、お疲れ様です。

構造模型、完成したらまたこのブログで見てやってください。ただ時間が足りませんね。

 いつかは、トトロの「サツキとメイの家」を1/15で造りたいのです。

 図面はあるのですが、これまた時間が・・・・

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