孤独の東京ぶらりひとり旅

いつも一人で都内へぶらり旅などをした時の記録です。
(孤独のグルメ・モヤさま好き)

泉昌之「食の軍師」を読んでみた。

2014-09-21 11:33:17 | 孤独のグルメ
泉昌之(「孤独のグルメ」の久住昌之氏が原作、泉晴紀氏が作画のコンビ)・著。
(泉晴紀氏は過去に紹介した久住氏のエッセイ本でも挿絵を担当している)

 「野武士、西へ」を読んでみた
 http://18kipper.blog.fc2.com/blog-entry-322.html

表紙は三国志の軍師っぽい絵だが、舞台はあくまで現代。
出てくるお店は普通の屋台や飲食店、料理は「おでん」「もつ焼き」「インドカレー」「マツタケ」など多岐にわたる。

1巻ではモデル店はあまり明かされないが、2巻・3巻では銀座や浅草など都内各所、さらに水戸や小田原など特定の地域で見つけたお店を取り上げている。
(おなじみの赤羽「まるます家」(以下写真)をはじめ、日本橋「たいめいけん」、新宿「BERG」、小田原の「守谷のパン」など。作中では「まるまし家」など、微妙に店名が変えられている)


タイトルの「軍師」の通り、作中の随所に諸葛孔明が出てきて、おでんの具の頼み方を「おでんの兵法」と言ったりと内容はギャグ寄りで結構ハチャメチャ。

しかし「シウマイ弁当は新横浜を過ぎてから」「並んでまでは食べたくない」など、「孤独のグルメ」っぽいネタや食の薀蓄も豊富で、「孤独」のルーツといってもいいだろう。

絵柄は違えど、「孤独のグルメ」が好きならこちらもわりと楽しめると思う。
(最近の作品のせいか、amazonの中古価格もわりと下がらない。自分は楽天の電子書籍版で読んだ)

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※なお、「漫画ゴラク」50周年記念で本日24:00まで期間限定で無料公開中とのこと。
 (ページの下の方に「食の軍師」がある)
 http://www.ebookjapan.jp/ebj/special/goraku_50th.asp