特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

夏の学会発表予定②日本特殊教育学会

2023年07月26日 | 研究
今年の日本特殊教育学会の大会で発表します。

タイトルは
「多範例訓練による特別支援学級在籍児童の語彙指導 ―単語順が異なる文の音読による見本合わせ課題への転移―」
です。

まず、ベースになる前駆的な研究として、行動分析学研究にて印刷中の「シークエンス間の等価関係成立を活用した特別支援学級における音読指導―見本合わせおよび口頭表出への転移―」という論文があります。

これは、同じ内容の短文を二つ用意し、一部の単語を別の単語に入れ替え、それを交互に音読したら、入れ替えた単語間のカードの見本合わせができるようになったりした、って研究です。ある文の音読とその平易版の音読だけで語彙獲得が進むって便利!

例えば
・魚の種類を調べた
・魚の種類を調査した
という二つの文の音読をすると、
調べた⇆調査した、という二つの単語間の等価関係が成立したりします。

しかし、授業文脈で、ある文とその解説文を読むことを想定すると、語順なんて揃ってるはずがない!

そこで、語順がバラけてても大丈夫なのか方法がほしい!
だからやってみた!

という発表をします!


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