特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

紙媒体で出版バイアスのアンチをしませんか?!

2023年10月22日 | 雑記
学会誌にガンガン論文が載るようになり、嬉しいところではあるが、思うところもある。

教育界には出版バイアス的な物が溢れすぎている。

きらびやかな研究授業。
盛りまくったカリスマ教師の書籍。
有意差が出たものばかりの調査論文。
visual inspectionで明らか差の見えるシングルケースの報告。

我々臨床家に、失敗事例は全くと言っていいほど提供されない。実際に教え子に大損させてから始めて分かるのである。

ほんとは、うまく行った指導とアカンかった指導を並べてシステマティックレビューできないといけない。

この業界でミスの報告が倫理や社会的妥当性の観点から忌避されるのはわかるんだが、それはこのジャンルのジリ貧を招かんだろうか。

吾輩は、失敗学会を見習いたい。

このようなエラーへの分析と再発防止を学術研究として高く評価する媒体があれば、自ずと方向性はできる。しかしヒューマンサービスではコトバによる評価が重視されるから、みんな目先のリスクから逃れたい。だから誰もやらない。

つまり、研究者その他、活字を書く側の随伴性に問題があるのだ。ミスとその要因と対策の報告が、実績として認められるようにせねば。

じゃあどうするか。

作るか!!
発信者が5人くらいいればいける気がする!

"障害児教育における出版バイアスに関する学術集会"ということで、オンラインポスター発表と講演2本くらいで!論文集など紙媒体も残します!

日本中の研究室の院生のデータをほじくりだせたら面白い気もします。

興味ある方はみんなラボからお問合せを!

出版プロジェクト みんなラボ学術研究ゼミより

2023年10月22日 | 障害児、障害者、特別支援教育
みんなラボ(地域障害児教育研究会)では、会の最後に任意参加のゼミを行なっています。以下の三種があります。

①学術研究ゼミ:学会発表、書籍執筆など
②若手ゼミ:10年目までの方の意見交換
③フリー情報交換:自由に情報共有


このうち、①の学術研究ゼミでは現在、共著での書籍出発に向けたプロジェクトを進行中です。

特別支援関係のノウハウ、是非本にしませんか?

ご興味ある方はぜひお問い合わせ下さい!