特別支援をカガクしたがるカワムラのブログ

応用行動分析学(ABA)、障害福祉、特別支援教育など、個人の考えとして書きます。ブログは極めて気楽な執筆態度です。

特別支援・勉強会の内容が定まってきました。

2022年10月11日 | 研究

以前に告知した特別支援に関する研修会の内容がだいぶ定まってきました。

日程は調整中ですが、12月11日、八王子生涯学習センターにて開催が濃厚です。

まだ席はありますが、コロナ関係で間隔を開けて座る関係上、事前申し込みが必須となっております。

↓↓ご興味ある方は私のホームページの問い合わせからご一報ください。

ホーム | 河村優詞のホームページ 応用行動分析・特別支援教育・特別支援学級

 

以下、予定している内容です。この他にも持ち込み等歓迎です。

【今回のお品書き】

 ①本会の説明と進め方

 ②学術講座 「特別支援教育の根幹~教育者や支援者に

        知っておいてほしいこと~」合理的配慮やICFに関するお話を頂きます

        講師:東京学芸大学 前川圭一郎 先生

 ③グループワーク

 ④トピック講座「ユニバーサルデザインの基礎と教材開発」

       講師:八王子市立宇津木台小学校 河村優詞

 ⑤お土産交換会「現場の財産!学芸会の台本交換会」

 ⑥会場参加者プレゼント「特別支援に関連するお薬リスト」

 ※希望者のみ:居残り専門ゼミ、運営委員会

 ※その他、発表や持ち込み企画がある方は遠慮なくご連絡ください。


イントラバーバルの転移促進 行動分析学研究に論文が採択されました。

2022年10月11日 | 研究

日本行動分析学会の機関誌「行動分析学研究」に論文が採択されました。

以下のタイトルです。
「河村優詞 (in press). 重度知的障害を伴う自閉症スペクトラム障害児におけるイントラバーバルの形成―多範例訓練による見本合わせ・読字からの転移および教示からの獲得― 行動分析学研究」

イントラバーバルというのは「言葉を受けて、別の言語を返す」というタイプの言語で、会話をトレーニングする上で避けて通れないエリアです。
その訓練効果を報告する論文はたくさんあります。
しかしながら、「訓練して獲得」ではなく「訓練したことによって、訓練外からの獲得促進」というのをメインに据えた報告は決して多くない。
そこで、見本合わせや音読、言語教示などからの、イントラバーバルの獲得促進をMETで!って感じの論文です。
最後の方に「授業場面プローブ」というのがあり、板書読みがイントラバーバルに転移するなど、日本の学校に特化した手続きも含んでいます。