このときの機材は、主にEOS5とライカM6及びヘキサーRFであった。
EOSとEF20-35mmF2.8Lは90年代を通じてずっとメインであったが、ちょうど「洛中散歩」の撮影を始めた頃、三条大橋たもとの今はなき中古専門店でズミクロン35mmを確か8万円くらいで購入した。
年式とかは良く分からない(調べようという気もない)が、外見は塗装も剥げていてパッとしないものである。
が、撮ってみるとさすがにライカのレンズ。
なだらかなトーンと繊細なピントはネガを見ただけでどのレンズで撮ったかがわかる程際立ったものだった。
「レンズで写真が変わる」というのをその時始めて実感した。
以来10年近く経つが、このズミクロンは今だに撮影行で活躍してくれている。
(上の写真もズミクロンで撮影したもの。)
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