雨続きで鬱陶しい日が続いています。
スズキの第5巻、ウェーバー作曲のカントリーダンスのレッスンに入りました。軽快な曲なので、上手に弾ければ、明るい気分になれるかもしれません。
ニ長調で、前回投稿で触れたアップスタッカートの学習曲です。
アップスタッカートの奏法を自分でYouTubeで研究して、レッスンで弾いてみましたが、もっと弾みをつけるように言われただけで、弓の運び方については特に何も言われませんでしたので、間違っていなかったようです。
6/8拍子でワルツのような曲で、所々で強弱やアクセント、速さの切替えなどの表現をオーバーにするとこの曲らしくなると言われました。
カントリーダンスというタイトルから、初めは田舎のフォークダンスのようなイメージを持っていたのですが、曲調が何か違う気がして、ちょっと調べてみたところ、どうやらもっと高級な曲のようです。(然も、ウェーバーを米国人と思っていた…)
先ず、作曲家のウェーバー氏。1786~1826(享年39歳)を生きたドイツのピアニスト・作曲家。正式名は、カール・マリア・フリードリッヒ・フォン・ウェーバー(フルネームを始めて知りました。)。主に有名な曲は、歌劇「魔弾の射手」や「オベロン」ですが、元々ピアニストなので、ピアノ曲の作品も多いようです。
カントリーダンスというのは、そもそも英国のカントリーハウスで催されていた舞踏会の踊りのことを言い、カントリーハウスとは、英国の貴族や上流階級の、田舎にある領地にある本邸のことを云います。16世紀英国チューダー朝期に富を築いた貴族たちが、同時期に始まった、宮殿に匹敵する広壮なカントリーハウスの建築様式のブームに乗って建てたもので、このブームは18世紀まで続いたようです。(出所:Britanica百科事典)
ダンスのテンポは2/4または6/8拍子が主で、2人から6名ごとに輪になったり、ラインになって踊るもので、英国では16世紀~19世紀まで舞踏会で踊られ、18世紀にはフランスにも伝わり流行したそうです。ちょうどルイ16世、マリー・アントワネットの時代に重なります。
こんな感じで踊っていたのでしょう。
(写真:上下2枚ともWikipedia)
ということで、この曲を宮廷舞踊のイメージで練習しようと思います。
カントリーダンスの曲はこんな曲です。