ヴァイオリン ~ 雑音ラプソディ ~

50代後半になって突然始めたヴァイオリン。
ヴァイオリンやピアノなど
音楽に関することを綴っていきます。

レッスン:バッハのガヴォット&ドヴォルザークのユーモレスク

2019-11-22 | ヴァイオリン
今朝から冷たい雨が降り続いていて、こういう天気の時は出かけたくないのですが、バイオリンケースにレインコートを着せて、長靴を履いてレッスンに行ってきました。
レッスンは1週お休みだったので、課題は2曲ありました。

①バッハのガヴォット ト短調。 
短調なので、少し悲し気な旋律ですが、きれいな曲です。 第3ポジションにするところもなく、特に難しいところもないので、無伴奏ではきれいに弾くことができました。本当はビブラートの練習のために用意された曲なのでは?と思いましたが、まだビブラートは上手くできないし、普通に弾きました。 ピアノ伴奏と合わせたときに、途中1か所間違えちゃいましたが、終わり良ければすべて良し、きれいにフィニッシュしましたので、一発で〇を頂きました。
冒頭のメロディーは、こうです。


②ドヴォルザークのユーモレスク
知っている曲だし、出だしが軽快に弾けてで、初見でも、上手く弾けそうと思っていたのが甘かったぁ。第3ポジションの指番号があるので、第3ポジションで練習してくるようにが宿題でした。
よく見ると、第3ポジションの番号は譜面のほとんどを占めている。四苦八苦しながら練習しましたが、まだ完成できていません。
下の図は、ユーモレスクの後半部分の譜面ですが、赤い横線の部分は指を第3ポジションにして弾かなければなりません。以前第3ポジションについて書きましたが、指を第1ポジションと同じ形にして、シュッと素早く滑らせて第3のキーに持って行く必要があります。
レッスンでは、一度無伴奏で弾きましたが、指の位置がずれて、何度も音が狂ってしまいました。何度か練習していると調子が良くなるのですが、レッスンの時には調子がリセットされてしまうのですね。。
人によってですが、大人になってからバイオリンを始めた人で、初級のうちは、指板上のキーの位置に丸いシールを貼って、正しい音で弾かれている方もいるようですが、私は最初からシールを貼らずに弾いています。



今日は、新しい奏法を覚えました! これはピアノにはありませんね。
ユーモレスクの譜面の最後の赤枠のところ、番号が縦に04と並んでいますが、4は第3ポジションの指の番号ですが、0は指の番号ではありません。
この曲の前のページになにやら説明が書いてありましたが、どういうことか理解できず、レッスン中に先生から指導を受けて明らかになりました。
フラジオレットという倍音奏法の印です。ハーモニックスともいうそうですが、弦の半分の位置や3分の1、4分の1の位置に、指を弦にそっと触れるだけで柔らかい美音が出る場所があるのです。
試しに、弦の半分ほどのところ、下図の音譜のキーに従って指を軽く置いて、弓を引いてみました。その音色は、グラスハープというのでしょうか。水で濡らした指でグラスの縁を擦って音を奏でるあれですが、フラジオレットでは、グラスハープが出すような透明感のある美しい音が出ます。
弦の他の位置でも出るようなのですが、私がやってみて、ちゃんと音が出たのは半分の位置でだけでした。 音の出方はバイオリンの質か技術によるのでしょうか。先生のバイオリンでは、3分の1の位置で音が出ていました。


ということで、ユーモレスクの曲に戻りますが、最後のレの音は、わからないで弾いていた時は、吊りそうな小指を懸命に伸ばしながら、レを押さえて苦しい音を出していたのですが、フラジオレットなら、軽くタッチするだけで美しい音が出るということがわかり、少しホッとした気分です。

これでまた1週間、ユーモレスクの練習です。
これがクリアできれば、鈴木ヴァイオリンの第3巻はあと3曲。😊 年内に終わるかどうか、というところですね。
然し、最後の2曲はそんなに甘くはない、でしょうね。。。😞 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする