To-Ka

おやつパン屋

材料の話(粉編)

2010-10-28 | 初めまして
甘味編を書いてからだいぶ経ってしまいましたが、今回は粉の話をひとつ。

だいたいパン屋なんだから、甘味より粉の話の方が先だろう!なんて思いますが…その辺は私の気まぐれってことで、スミマセン


To-Kaのパンやおやつは主に国産小麦を使用。

パンを作るのに必要な強力粉は、今のところよく使っているのが岩手産の「ゆきちから」。
おやつに使う薄力粉はその時の入手先にによって違いますが、北海道産「ゆきんこ」が一番多いかな。

全粒粉などは外国産のものを使ったこともありますが、その場合は安全面にこだわっています。


実はただ今、粉ジプシー


商品情報を見ると分かりますが、せともの祭り辺りからいろんな粉を使っています。
買ってみたものの使い勝手が悪くてブレンドしたりしていろいろお試し中。

いま、6種類くらいの粉が手元にあるので、近々せーので食パンを焼いてみようと思案中。
やはり同時に食べ比べないと凡人の私にはわかりませんから(笑)


でもって、なぜ今多くのパン屋さんが国産小麦にこだわるのかというと、やはりポストハーベストの心配がないということでしょうか。
(ポストハーベストについてはこちら。他のサイトも調べてみてね)
また、地産地消(その土地で作られたものをその土地で消費するということ)で、フードマイレージ(食品の輸送距離)を減らすということも重要視されてきたのだと思います。
ただ単に美味しいって話もあるけど

国産小麦はけして扱いやすいとは言えません。
外国産小麦よりグルテン量が少ないため膨らみづらく、水分調節も難しいです。

と言っても…

もともと国産小麦を使ったマクロビオティックのパン教室に通ったのがきっかけでパンを作り始めたので、外国産小麦をあまり使ったことがありません。
なので、私自身そう大して難しさを感じているわけではないのですが(笑)
一般的にはそうらしいということで

でも、味はやはり国産小麦の方が日本人好みなんだと思います。
噛めば噛むほど~というパンにはぴったり
天然酵母との組み合わせでいろんなうま味を引き出せる粉だなぁと感じます。

国産小麦も今はいろんな種類があって、主に北海道産が有名ですが西日本でもさかんに作られています。
ネットのおかげでいろんな粉が手に入りやすくなりました。
収穫量が少なく全国的に出回らないけど…という地ビールのような小麦粉もあって、その粉を使った名産品作りも各地で頑張っていますよね。

To-Kaとしては、より安全な粉を求めてがんばりたいと思っています。

国産有機小麦なんていうのが理想ですが、やはり価格の面で難しい~
いつかは自分で小麦作りに挑戦したいな~。
うまくできたら、有機小麦を安価で提供できるかも…なんて夢見ています

おやつパン屋としては、子供のお小遣いで気軽に買える範囲にしたいということもあって、甘味に引き続き価格と安全のバランスに悩む今日この頃デス。