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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

日本語の根源は、コンバート言語。同時に日本の文化の中心

2009-01-23 21:10:43 | 組版プロの思考からXMLを考える
2009/1/23
 この部分を、もう一度考え直す時期にきています。
欧米人と異なり、日本人、そして韓国や中国まで、感じでものを考えて表現する文化圏です。そのなかで韓国はハングルというやや異質な系統に進化してしまいましたが、日本では漢字そのものを、そのまま使ってきていて、今後とも変わらないと思います。
 というか、さらにのめりこんで使っていくのではないかとすら考えられます。

 日本の緻密な「おたく文化」の発展形の中で、漢字のもつデザイン的な感性に気がつき出している若者が増えてきているからです。
 TVのバライテイ番組でも、陰々滅滅(いんいんめつめつ)などをどのように読むかなどの、一時代前の「全部英語にしてしまえ」というような乱暴な議論がなされなくなって、読める、意味のわかる人を尊敬する風潮さえも。

 日本では漢字は表意文字であり、表音文字であるという複雑な使い方をされてきています。また、漢字が中国からの輸入であり、母国語になり切っていないために、漢字をデザインとみなして異体字を大量に作り出して流通させてきてしまった経緯があります。
 日本の法務省が、それを公式に人名、地名に認めてしまっていることもあって、ある面で、言語記号のグローバル化を推し進める、Unicode系統だけでは、受け付けられない大きな部分ができてしまっています。

 今の今まで、最も頭の痛い最大の案件は、日本の、この異体字の存在です。
膨大な数に上り、さらに講談社だけでも400文字以上の講談社専用異体字文字を使っている現実。
 さすがに朝日新聞は1000文字近かった異体字を整理しましたが。

 グーテンベルグの活版印刷技術を述べるまでもなく、印刷環境の周辺機器、ソフトウエア等は、最後には1本化せざるをえません。

 世界中がUnicodoeで一体化できるはずであった環境を、異体字を理由にして日本語は無視しています。
 Adobe社とMicrosoft社との競合は、その機能の一部分に関して、その1本化するための最後の戦いの様相を呈しています。
 
 今回、その異体字対応への解決策がはっきりと見えてきたことで、当方では統合ソフトの運用が可能な環境がそろってきたと申し上げているわけです

 印刷組み版ソフトは、勿論これからも必要です。
ですが、ビジネスの根幹部分では不要です。必要なソフトは「統合ソフト」
 ワンソースで
 マルチメディアを目指しますが、この2つでは達成できません。必要なことは
ワンライテイングによる技術です。
 正確には、ワンソース、ワンライテイングによって、マルチメディアが達成できる
ということです。
 

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