文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

教科書・学習参考書を含む中堅出版社の最近の動向(2)

2007-03-16 20:48:44 | 組版プロの思考からXMLを考える
 2007/3/16
 中堅の出版者の方と、いろいろと突っ込んだ話し合いを持ちました。その出版者は、最も早い時期に出版会社として写研環境からの離脱を決めて、傘下の印刷会社へはWordとページメーカーによる組版を推奨してきました。最近はさらにInDesignをも加えたそうです。
 それぞれの会社では、指示された内容に沿ってWordとページメーカーを購入して制作に取り込んできています。
 現場は写研、ページメーカー、WORD、InDesignと4つの組版ソフトが利用されています。そこへさらに、㈱モリサワ製MCB2の話しです。
 現場ではそれでなくとも人は減らされ、4つも5つもの組版ソフトウェアの導入をした結果に、ある面で困り果て、あるいは憤っているのに、さらに1ライン増やすのかとのご意見、もっともな考えと思われます。
 
 協力先の印刷会社も、出版者からの要請を受けて、幾つもの組版ソフトウェアを次々と導入を図ってきた結果は、それなりの投資対効果を呼び込んだのも確かです。でも下手をするとカラ廻りとなりかねません。

 現場に複数の異なる組版系、写研系とDTP系統が、そしてOSでもMAC系とWindows系が、さらにUNIXもあります。

 組版系だけでなく、情報系の統合化を含めて、現場の環境をこのあたりの交通整理をしなければ、どうにもならない課題が山積です

 その中に、その中堅出版者では、携帯等へのコンテンツの造り込みを始めたいと考えておられます。でもお金を貰うコンテンツです。しっかりとした高精度組版を実地に作り出せる印刷会社が、上記のような状況では何処のも存在していないのではないかとハタと気がついてきたと言うことが本当のところのようです。
  

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