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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

microsoft社は何を間違えたのでしょうか(4) 対応策の提言

2007-01-06 17:38:00 | 組版プロの思考からXMLを考える
幾つかポイントがあります

1 1文字を削除しています。
 まったく使われていない文字だからとの考え方でしょうが、それだからこそ、開発担当者がトリガーとして使っている可能性が高いのです。
 これは、できるなら元に戻して欲しいところです
 印刷系のシステムで、文字コードを廃止してしまったケースはあまり聞いていません。例えば写研のsapcol準拠環境では、30年前の8インチFDの文字データは最新のシステムでも文字化けは致しません。そこが凄いところです


2 フオント名称にとてもこだわっています。
 同一フオント名であれば、WORDの最終顧客は自動的に、MS明朝、MSゴシックを使うだろという思いこみです。これが最大の癌となりそうです。
 従って、古い社員名簿などを、知らないでWord2007に読み込むと、その時点で折角の、人名の文字種が勝手に変わってしまうわけですから、日本語処理を担当している文化系の出版者や、行政書類を扱っている文書課の方々が途方に暮れることが目に見えます。

3 adobe社では、aj1-3~aj1-4、aj1-5へのアップデートでも、全て文字フオント名を変えています。

4 解決策としては
(1) MS明朝、MSゴシックほかmicrosoft社のフオントには、書体毎、またその改訂毎の異なる番号等を振る。顧客にフオントを選ばせることが解決策でしょう。  office2007からの即時実施が必須です。
 まずAタイプ、Bタイプのフオント間でのフオント名称の変更は必須です。

(2) 今後は、追加・更新は行っても、削除は決してしないでください。
100年単位での、アーカイブスの前提が崩れます。
 また、1文字での追加・更新でも必ず一斉に更新可能なごとくバージョンアップ
のタイミングを見て行い、また書体名あるいは番号等は継続性を保って行って下さい。

(3) microsoft社が信念を持って行うことですから、それはそれで結構です。
だとしたら、徹底して信念を貫いてください。
最大の混乱の元は、足下のぐらつきを感じたか本来のAタイプに、Bタイプというmicrosoft社のHPからダウンロード可能な旧83JIS系の文字を残したMS明朝、MSゴシックを提供するとの、microsoft社らしからぬ、発表と急な業務展開徒その内容に端を発しています。

5 現状のままも推移では、1月末から予定されているビスタ、Office2007出荷開始への出版・印刷、行政担当者の間で、それによって生じる事態への不安は半端ではないと感じています。

6 ただし、その環境を日本国民、全世界の市民が利用する立場から、共通プラットフオームとは公共物という観点から、利用者・業務責任者の理解を得られるよう、迷惑を掛けないようにご配慮下さることを念じています。

  
 

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