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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

印刷産業の不振、それはIT技術とのギャップ(3)

2008-01-14 21:53:04 | 組版プロの思考からXMLを考える
2008-1-14
 しかし、組版を含めてプリプレスでは、一体技術者や技能者はどこにいるのでしょうか。大手印刷会社に伺っても、これはという情報処理技術者にはなかなかお目にかかれないのが実情です。

 100人以上の人材を抱えながら、フルバッチレベルでも理解できている方は、1人かゼロ
の状態としか言えない惨状でもあります。
 末期的というには余りに厳しい状況で、やむおえず、現在、これはという会社の技術者にお越しいただいて、マン ツー マンで、お話やご指導をしている状況です。
 あっという間に、IT技術の中に溶け込んで、跡形もなくなるような状況とも考えられます。7兆円とも10兆円市場とも言われた大きなスケールの組織体が、どうしてここまで。

 逆にいえば、本来最も重要なドキュメントベースでの情報管理に関して、一般企業や行政・研究所等と、前向きな話し合いを持とうと思っても、印刷サイトに偏った形でアプローチをすると、先方が一気に冷めてしまって、「お宅は印刷屋か」と、距離を置かれてしまう現状もあって、とても困っているのも事実です。

 特殊な製造技術を有する会社とか、しかもその分野で全国規模で3位以内の実績を持つとか、サービス産業に徹して、特定の業界の事務局機能を一手に請け負って、年間予算でトータルなサービスを提供するなど。最近ではBrogの情報加工サービスを一手に引き受けるとか。あくまでも経営者の能力によって大きな格差が生じています
 
 これらのミスマッチは、農業技術でのお米にかかわる、消費者の冷めた感覚
ととてもよく似ていると、最近思ったりしています。
 江戸時代の初期から農業一本で、生きてこられたプロの家系だから、再構築の可能性があるとしたら。




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