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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

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都内上野不忍池でのちょとつな「鴨への餌付け禁止」

2007-12-22 21:49:45 | 都内で生活する水鳥や蝶などの虫たちの現況
2007/12/21
東京都環境局は、上野の不忍池公園一帯での、オナガガモやキンクロハジロ等、ひとの餌付けに依存した野生の鴨が、栄養過多で肥満体になってしまったり、本来の自然のあり方に反するからとの理由で、餌付けを実質禁止することを発表した。
 PRのためのモデルとして、肥満になったオナガガモの写真を掲載した内容で。各マスコミも一斉に、東京都からの発表分を掲載し、TVでも放映された。

 東京都の発表は、日本野鳥の会東京支部等への相談もなく、かなり強引な形でされたとの印象です。
 でも、野鳥関係者はおしなべて、やむ負えないとの見解のようです。

 当方からいえば、今後しばらく経過を見て発言したいと考えています
1 上野不忍池の鴨は、都心にあって自然の餌場があり得ない個所であり、人に依存しなければ生きていけない立場にあることにもっと留意すべきであると考えます

2 どうも、餌がなくなれば、ここの個体群は生息条件の良いところに移動するものと勝手に思い込んでいる節がある。おおくが渡りの時期を終わると、移動することもままならない閉じ込められている生き物だとの認識がないようです。

3 結果として、秋の季節、渡来初期の時期に「餌付けを禁止」とすることが正しいのではないかと考えます。いまのままでは体力の低下、餓死個体発生も想定されます  

2007-2008年度、関東地方への雁類の渡来状況(1)

2007-12-22 15:57:44 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
皆様
 木更津市へのシジュウガラガンの渡来は、専門家による
写真鑑定により、絶滅危惧種Aランク亜種シジュウガラガン幼鳥3羽と判定されました。
 本種は、本年度16羽が日本に渡来が確認されています。
うち、宮城県大崎市蕪栗沼周辺に12羽(2家族?)、神奈川県相模川に1羽(幼鳥)、そして千葉県木更津市内に3羽(幼鳥)です。
 この亜種シジュウガラガンを何とか無事に北帰させられれば、1羽では再度の渡来は可能性がとても少ないですが、3羽ともなれば、群れとして次年度以降も渡来する可能性が高くなります。
 もともと亜種シジュウガラガン、ハクガン、サカツラガンの3種は東京湾、千葉県内陸部湿地帯(印旛沼等)が越冬地の原点と言われています。 江戸時代には、数千羽単位で越冬していたと考えられています。が、明治以降の大規模開発と狩猟行為と、開発による湿地の破壊によって地域個体群としては絶滅してしまいました。
 この3種を復活させることは、とても重要な義務でもあります。
 その復活に直接的に関わることになります。

 関東地方、特に利根川下流域への本年秋(2007年秋)の雁類渡来情報としては、12/20現在でもかってなく多くの情報が寄せられています。年内にまとめる予定ですが
1 茨城県菅生沼 マガン幼鳥 ×1(写真あり)
 亜種ヒシクイ×1(詳細写真あり)と思われます。1羽のみ撮影されました。12/8

2 千葉県印旛郡本埜村 亜種ヒシクイと思われる×5羽(現場写真あり)、内すくなくとも2 羽は幼鳥?。2羽と3羽に分かれて撮影されました。12/8。ここ5~6年毎年観察され定着 したと考えています。

3 埼玉県古利根川寿橋下流 カリガネ(全て幼鳥)×6羽(現場写真あり)。複数の同様な 写真があります。 

4  埼玉県内では、11月に浦和市の見沼たんぼにもマガンが2羽、はじめて渡来して  NEWSになっています。

5 神奈川県相模川 亜種シジュウガラガン×1幼鳥(現場写真あり)。

 写真は、望月和夫様が、茨城県菅生沼で撮影された「亜種ヒシクイ」の写真です
 
 

我孫子市にゆうゆう公園でハヤブサを観察する(2)

2007-12-22 15:24:27 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2007/12/15
我孫子市のゆうゆう公園の鳥見台から、利根川を遠望しました。
ちょっと前にアオサギが17羽も上空で大慌てで舞い上がっていましたので、なにかあるなとは思っていましたが、超望遠カメラで、対岸の堤防上にずたっと並ぶアオサギを撮影しておきました。
 直後に利根川の中州にハヤブサが2羽舞い降りましたので、あの騒ぎはハヤブサが原因かと納得できたのですが…
 
 昨日、たまたまデジタルデータを拡大してみたら、並んだ先にハヤブサらしき猛禽が1羽映っているようです。
 アオサギの群れがとても緊張して、横を向いて見つめるさ先が
 それにしても、どこのバードウオッチングでも、季節季節ごとに猛禽類が出現しています。とても増加していて結構なのですが、
 このゆうゆう公園でも、あらゆるタイプの水鳥がほとんど姿を見せてくれない大きな理由のひとつが、ここにあるのだろうと推察されます。