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文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (1)

2006-07-27 14:01:38 | 組版プロの思考からXMLを考える
 以下の記事は、私的諮問機関とはいえ、かなり踏み込んだ意見と理解
できます。
 日本の公文書は、官報に代表される「縦組み・表形式・字詰・行送り」の書式を、そう簡単には「横組み・流し込み」方式に切り替える事が出来ていません。法的な根拠を整備するのに、あと何年かかることでしょうか?
文書作成という、国語の基本的なルール作りにも2,000年の歴史的な経過を有する
お国柄で、改訂は簡単にはいかないという事でしょう。
 でも、さすがに10年~20年前の公式文書を、一世を風靡した「専用WP」から
うまく「WPコンバータ」を駆使しても、うまく抽出出来ないという事態には、行政側では今になって驚いて、いか頭を抱えていることだろうといるのだと思います。
 現物自体(紙)も酸性化などによってぼろぼろになってきていますし。
カラーは消えてくるし、平安時代以前の「竹管」に記載された公文書が、今でもちゃんと解読出来る日本です。

なんという事態でしょうか?

tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (1)

2006-07-27 14:01:15 | 組版プロの思考からXMLを考える
 以下の記事は、私的諮問機関とはいえ、かなり踏み込んだ意見と理解
できます。
 日本の公文書は、官報に代表される「縦組み・表形式・字詰・行送り」の書式を、そう簡単には「横組み・流し込み」方式に切り替える事が出来ていません。法的な根拠を整備するのに、あと何年かかることでしょうか?
文書作成という、国語の基本的なルール作りにも2,000年の歴史的な経過を有する
お国柄で、改訂は簡単にはいかないという事でしょう。
 でも、さすがに10年~20年前の公式文書を、一世を風靡した「専用WP」から
うまく「WPコンバータ」を駆使しても、うまく抽出出来ないという事態には、行政側では今になって驚いて、いか頭を抱えていることだろうといるのだと思います。
 現物自体(紙)も酸性化などによってぼろぼろになってきていますし。
カラーは消えてくるし、平安時代以前の「竹管」に記載された公文書が、今でもちゃんと解読出来る日本です。

なんという事態でしょうか?

tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (2)

2006-07-27 14:00:28 | 組版プロの思考からXMLを考える
マイクロソフト社のwordの環境を改めて考えます。

現在、word2007のデリバリに向かって最後の開発段階か、あるいは既に終わっていることでしょう。

word2000までは、外部とのtxtベースでの相互変換はRTF(リッチテキスト)が担って
いました。

word2003以降は、RTFを残しつつ、xml形式でのtxt相互変換がサポートされました。 来年早々に発表予定とされる、word2007でも、その発展的な継続です。

wordは長い歴史的な経過を経て、現在に至っています。その全ての環境を最大限
サポートと保全をしながら、新たな環境を取り組んでいくために、どうしても巨大化が避けられません。
 そのため、簡単なドキュメントでも、xml出力では、wordの1Pが極端に言えばtxtで100p分位にまでの容量に拡大されています。

 従って、これから30年、100年単位で市場を見たときに、wordのままのフアイルでは、xmlデータとしての通用が保証されません。
そこで、
1 word → xmlへのピユアなコンバータ環境が要望されています
(1) word2000までの機能に添った利用方法となります。word2003、word2007等のXML関連機能は含まれません。
(2) word2000はhtml出力をサポートしますが、xmlサポートは出来ないからです。 そこからピユアなxml形式のデータを抽出する事が目的と考えられた事が
 word → xmlピユアなコンバータです。
(3)この設計に沿った、過去から現在まで連綿とした開発が継続されてきています。 現在、その具体的製品例としては、「word2xml」や「B2-wordxml」などがあります。

2  本来、txtだけを抽出する機能(ほぼすべてのフアンクションを削除)に+
xmlとして定義した、階層とxmlコマンドのみを選択的に抽出出力する機能を持たせた内容。 
 分野別の利用方法として、それぞれごとの作り込みが必要となります
従って特徴として、XMLへの変換方法を外部で定義しますので、業界別でのスタイルシート毎の運用となります。

3 運用側は、決められた機能の範囲で利用が出来ますが、一切機能拡張や改変は出来ません。それだけに、ピユアな、シンプルなXMLデータとして生成されますのでそれなりの市場展開と、発展性が考えられています。


tmlxml news  XMLを取り巻く注目すべき情報 (3)

2006-07-27 13:58:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
マイクロソフト社のwordの環境を改めて考えます ②

XMLを取り巻く注目すべき情報(2)では、いままでピユアなXml抽出機能の話を書きました
これは㈱マイクロソフト社のwordをベースにした環境でも、基本的にはwordから抽出されるhtmlをベースにものを考えていくという発想です。

 ところが、同じXML形式のデータの取扱でも、ものを作る立場であるソフトウェア会社、出版社、印刷会社などのごとくは、上記ソフトウェア環境での、一定のルールだけでは対処出来ないことが多々生じます。

 これから、word2007のデリバリに向かう中で、新たな「XHTML」環境も注目しています。膨大なwordのxmlデータから、XHTML部分を抽出して加工する、その様な世界だと考えています。
 word2003以降、これからのword2007でも、wordからword対応のXMLがデリバリされだしています。

この中から必要な情報を抽出して、それぞれの目的に適応したXML環境を形成していこうという流れです。


 一人の作家の著作原稿を考えてみます
WEBや電子BOOK、そして印刷物等に、多面的な利用を考えると、多様なテンプレートが多種類必要となります。その為には、ものつくりの現場には、XMLを自在にコントロールする機能が欠かせません。

 従来のアナログ的なものつくりの現場では、俗に言う大工さんの道具 “ノミ&カンナ”があって、それを習得することが職能であったかと思います。

1 デジタルでは、その部分こそが ”XML習得”に相当するものになると考えられます。根源は多様な作業をする環境が、全国的に、あるいは全世界的に統合化されている事にあります。

2 道具=言語があまりに拡散して収集つかなくなった事に最大の原因があります。

3 当研究所では、そこの観点に注目し、多種多様な分野別のプログラム環境をも、XMLを言語化してプログラムレス環境として、職能的にマスターできる、ツール化を意図しています。

4 このXMLを言語化してものつくりを行うことで、現在の点々バラバラな環境を統合化しつつ、ものつくりの”ノミとカンナ”を作りだしていきたいと邁進しています。”理想的にはXML言語を習得する”ことで、プログラムではなく、コマンド的な配列によって、ものつくりが可能な世界を目指して行くべきだと考えています。

5 これからの開発動向に、よりご注目を下さいますよう、ご期待下さい





ご意見をお聞かせください
XML・DB開発/WEB対応GIS/運用支援業務
株式会社トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp

TMLXML-NEWS(4) MS-WORD+外字・縦書ソリューションについて

2006-07-27 13:58:04 | 組版プロの思考からXMLを考える
 XMLに係わる開発に関して、多面的に実用化のためのご支援を行っております。
NEWS(1)~(3)に係わる、具体的な関連製品の一例として、是非ご覧下さいますように、よろしくお願いいたします。

 2006年7月6日より~9日まで、東京ビッグサイトで開催される
「東京国際ブックフェア2006」の一環であります「㈱デジタルパブリッシングフェアコミニケーションズ」に於いて「㈱モリサワコーナ」
「ms-word+外字・縦書ソリューション」及び「OTパレット」をご覧下さい。

 入場券ご要望の折りは、E-mailあるいはFAX等にてお申し込みください。
便宜を図れると思います。

>>「ms-word+外字・縦書ソリューション」及び「OTパレット」パンフレットA面
<「ms-word+外字・縦書ソリューション」及び「OTパレット」パンフレットB面>

 

 

株式会社 トータルメディア研究所
荒尾 稔 tmlarao@tml.co.jp
〒113-0021 東京都文京区本駒込4-38-1 富士ビル
TEL:03-3824-6071 FAX:03-3824-5980
E-mail:tmlarao@tml.co.jp HP:http://www.tml.co.jp
にて、お申し入れ下さい。
 


デジタルパブリッシングの展示会 ビッグサイトで

2006-07-08 22:02:31 | 組版プロの思考からXMLを考える
 ㈱モリサワでは、印刷関係の市場向けにmcb2組み版ソフトを中心に売り込みを図っています。当社も過去5年以上にわたり、組み版ソフトの作成に協力してきています。
 ポイントは2つ。
(1)一つは組み版済みデータを完全に双方向でTEXTに変換可能にすること。これにより最終生成物たる印刷物のソース情報から逆にhtml等WEBにまで、データベースがワンライティングに酔って対処出来るようになったこと。最も重要なポイントです。
(2)2つ目は、WORD上で「異体字入力」が出来ることによって、行政職でも、出版社でも入力側からのワンライティングが可能にすること
(3) 入力と出力からはXMLやxslを含めてオールTXT化することによる、始めて完全なワンソースマルチメディアの確立が図れる訳です。
 それが実証出来るようになったことが最も重要なポイントです 

デジタルパブリッシングの展示会 ビッグサイトで

2006-07-08 22:02:22 | 組版プロの思考からXMLを考える
 当社も参画して開発を行ってきました、Wordから、ピユアなXMLを抽出して、㈱モリサワのバッチ組み版「MCB2」に変換するソフトウェア。
 その特にベーシックなパッケージとして、
 「文芸書版」が、やっと完全に完成して出荷開始となりました。その発表展示が
「ビックサイト-ブックフエア」内でその一環として開催された「デジタルパブリッシングフエア」にて、公開されたもの。

1 word上で、多様な異体文字が入力可能となりました
2 wordの組み版イメージが、xmlで階層として取り込まれますので、mcb2にて組 み版処理が自由にされます
3 東京都案件というパターンもご紹介……都庁内で行政様稟議書式での縦組みを横組みでASPで入力を可能にして、サーバーを会してmcb2で自動変換。クライアントにはpdf変換で戻す。
4 中堅印刷会社では、定型文書のパターン処理に威力を発揮しています

 今後が楽しみです。


 

WEBサイト構築の最適化へ、インターウオーブン・ジャパン主催

2005-12-04 22:52:10 | 組版プロの思考からXMLを考える
 2005/12/1 港区六本木泉ガーデンヒルズ7Fの会議場で、シンポジウムがありました。招待されましたので参加。
 今回は、DC、㈱デジタルコミニケーションズ及びインターウオーブン・ジャパン、そして国内での有力なデイラーとして東京システム技研の3社がコラボレーションによって開催。
 基調講演は、DC社福重社長から「xmlとコンテンツ管理システムの一体化」を
1時間30分、sgmlから現在のxmlの流れまでを総括的に話しをされた。
 次に「WEBコンテンツ管理ソリューションとxmlの連携」を小口産が、要領よく世界中のトップ企業がECベースでの稟議制度と、過去ログ管理を如何にDBなしに行うことで柔軟性のあるweb管理が出来るかを解説。説得力があって、質疑応答は活発に。このソフトウェアは凄いとの実感と感覚。最後にそれ尾を売るSI会社からの見方をシステム技研の菅野氏から。この話しは不要。
 WORD2XML絡みでは、xmlデータ入力での高い機能を評価、更にインデザインやモリサワのmcb2等への出力に関して、そして印刷物からの逆変換によってWEB管理上へとの流れが質問された。
 感覚的には、WEB管理はDBなしで出来る、この社の製品が最も健全と見た。
DCからのアプローチでは、入力部分及び出力部分に特化せざるを得ないので、WEB管理部分では、最強のライバル化しかねないので苦しいのではないかと感じた。
 心しなければならない部分だと感じた。
 

東京・ビッグサイトでJAMPS開催。B2-Wordxmlを公開

2005-10-08 16:41:59 | 組版プロの思考からXMLを考える
 JAMPSの会場では、㈱モリサワの展示コーナーで、WORD2XML(モリサワ名:B2-wordxml)が、一連の関連製品とセットで展示され、本邦初公開となりました。
(1) WORD上で、外字22,000文字セットをインストールして異体字等をサポート
(2) 同じくword数式を、高解像度数式書体で出力を可能に
(3) それらを含めて、word上の情報をXML形式にて、組版ソフトへ展開します
 ワンライティングにて自動組み版出力までを一環処理する環境の構築です

 是非、ご覧下さい


WORD2XMLの開発動向 大規模評価中

2005-09-25 23:44:58 | 組版プロの思考からXMLを考える
 word2xmlの機能はWORDにxmlテンプレートをバンドリングして、ブログでは横組みでのxml変換しかできないXML機能を、縦組みも含め、異体字、数式までをも最終印刷イメージ(組み版)まで拡張してしまう中期計画です。基本は全て出来上がっています。一つ一つのテスト評価を開始したところです。
 
 ㈱モリサワ、㈱デジタルコミニケーションズ、㈱トータルメディア研究所の3社では、windowsPC上でxmlテンプレート入力(横組み入力)→ ASP → word2xml → xml(拡張形式) → MCB2(モリサワ) → pdf(立て組み出力) → windowsPC上 さらに→ MCB2(モリサワ) → 印刷版下(自動)作成まで。
 日本語文書縦組みに組版処理を効率的にASPで運用出来、かつ印刷速報、WEB発信まで出来る環境を構築しテストを開始しました。規模はASPを介して2,000端末を想定。word2003以上にバンドリング形式で、人名・地名等はOTFfont(22,000文字以上)を搭載、異体字を含む漢字処理をクリア。word2003以上に組み込んだ。他社縦組みのワープロを廃棄して1本化。word入力後、そのままxml型式で印刷版下までワンライティングも可能に。
 導入先では、縦組みによる起案書作成を、横組みでかつ異体字をも使って業務処理出来ることはかってない効率化に結び付けられると評価している。

tokyo●印刷協同組合でのxmlソリューション展開

2005-09-19 22:29:02 | 組版プロの思考からXMLを考える
05/09/14 いよいよ実践段階に入ってきました
 tokyo●印刷協同組合の事務局長を訪問。打ち合わせる。写研統合集版システムの後継ソフトウェアとして、㈱モリサワのMCB2シリーズ+word2xml構成の2回のプレゼンの評価と今後の進め方に関して話し合い。有益な成果がでました
1 機能的には十分な評価を得られた。評価試験に入りたいとの意向です。
2 wordに搭載されている異体字及び外字対応の部分と、数式対応でmathtypeによる入力結果及びその展開に関して質問があった。

 今度の、ジャンプスで、㈱モリサワのコーナーで展示される内容を見学頂きたいと申しれをしました。

 

最終印刷物からXML形式で一気通巻で、初期入力はWORD+カスタマイズ

2005-07-22 23:21:16 | 組版プロの思考からXMLを考える
 昨日、ようやっと初期入力→xml→組み版タグ→ 印刷組版出力までを、一貫した
体制で動かせる統合ソフトウェアのプロトタイプが、最も難しい印刷関係の制作責任者達の同意を得られるレベルにまで到達出来た事が、相対した方々の晴れ晴れとした顔を見ながら確認が取れました。心底ほっとしています。
 と言ってもまだプロトタイプです。この11月を目指して、国内大手フオントメーカM社、xmlソリューション専門のD社、そしてコンバータメーカとしてxml処理のエンジン部分を当社が分担しています。開発開始から10年間。M社の○○○○との出会いからも5年、長い時間経過が必要な世界です。
 米国の大手フオント・ソフトウェアメーカA社、wordはマイクロソフト社。大きな取り組みとなりました。おかげさまで。
 初期入力はofficeのwordです。まずマイクロソフト社との共同でオープンタイプフオント(OTF)にて、22,000文字種をwordで入力・画面表示が出来るようにカスタマイズしました。また、人名や地名等の異体字や各種外字を豊富に搭載しています。結果、辞典や名簿の作成がword上で完結出来るようになります。
 次いで、word上で複合ルビ文字等も文芸本(岩波や講談社等の特殊な組み版指定等)に適用出来るように、JEPAXを拡張しました。また、数式・学算版用としてのXMLテンプレートの準備も。数式にはword上でも一部使えるMATHTYPEをサポートしています。word上の組み込まれた数式が、M社の数式書体で、高解像度に出力されるとお考えください。
 これらをword上で制作を頂き、あらかじめ決められたルールで、レイアウトを○○○○に組み込んで頂ければ、それらの本文をピユアなxml変換によって、wordから取り込み、M社製の○○○○に、そのまま貼り付けが出来ます。その上で、逆変換して複雑な組み版機能をタグ処理によって、XML形式でも、メーカタグででも、あらかじめ定義しておけば、自動的にword → xml →○○○○として流れて、wordの原板が、印刷用の高解像度出力となって版下が出来上がってしまいます。
 詳しいことは、改めて順々に公開していきます。

ブログを取り巻く客観情報とは(2)

2005-06-04 22:36:44 | 組版プロの思考からXMLを考える
 デスクトップパブリシング(DTP)という環境があります。もともとパブリシングとはパブリック(公共)から生じた言葉です。
 元々が、公共物としての利用を促進するがために、世界的に普及してきたwindowsの世界は、元々が新聞社のシステムを構築することが目標として設計されてきています。
 (参考にデザイン支援から入った、MACとは設計思想が根本的に違を事の認識が必要です)
 すでにメディア(媒体)は、特定の貴族的な(!!)媒体としての存在から、市民や生産者等、庶民の生産財として、消費財として利用できるレベルになって来ています。
 今回の、「田んぼの生き物調査」とは、全ての生産の基礎素材を、生産者や市民の目で、再認識しよう、再構築しようと言う動き、そのものです。
 コンピュータの世界でも、デジタルの概念やデータを、田んぼの生き物調査で調査する「水や田んぼ」での調査のレベルを介して、再認識してみると何が見えてくるのか。
 私どもも、コンピュータの最も基礎的な素材から触れ直してみて、それを生産者・市民レベルで、生産財、コミュニケーション手段として利用出来るように、再構築しているのだと、段々分かってきています。
 まさに、田んぼの生き物調査と同様に、コンピュータメディアの利用情報調査にあたります。
いかにして、生産者や市民レベル達が、この新しいメディア環境を、観察し、理解し、自己実現のために、新しいコミュニケーション手段としても活用出来るようになれるのか、考えていけるのか。
 

ブログを取り巻く客観情報とは(2)

2005-06-04 22:26:49 | 組版プロの思考からXMLを考える
 いま、コンピュータのメディアに関わるハード部分や、
基本ソフトウェアの内容は、基礎素材として、どんどん公開されています。
 同時に市民は、使い方をマスターされた方々には、開発に優しく使え、
更にコンピュータを生産手段として考える方々には、手厚くサポートされ、
多くの場合に、実質的に、プログラムや開発環境が、ほとんど無償で利用が
できる時代に入ってきています。
 マイクロソフト社等では、数年先までの開発ターゲットと出荷開始時期まで
明示された、開発キットの配布が日常化しています
企業も行政側、研究者も、最新の技術が公開前に使え、また時間があるために、
製品として市場に出るときには、それに対応するプロダクトを事前に
準備しておけます。これが最近の傾向です。 

 まず現在、メーリングの世界も、まさしく公共物(パブリック)の新たな分野であり、
電話やラジオ、TV、video等と対比されられる公共に有益な分野だと認識しています。
次世代として、運用がはじめっているブログでも、広告付きブログが今後が
主流となって行くでしょう。
 
 現在のTVもラジオも民間版は無償利用であり(ただであり)、免許業者(運用会社)
は大企業であります。企業や行政等から、基本的には広告費等をもらい、各所の
著作物を販売を行い、その費用等で運用されています。

 だからこそ、時代の変化によって、新たなメディアを握ったインターネット関連企業が、
「ライブドア」とフジTVの争いが生じているように、旧媒体へ、TOB等を仕掛けたり、

明らかに世代交代の時期を迎えています。
 ラジオや電話やTVチャンネル等を、個人や1企業が独占的に使用出来る時代では
ありません。誰も考えたりしません。
 逆に、公共物だから、広告付きだから、その企業は、従業員や銀行や、関係した
利害者等や出資した株主への責任から必死になってウイルス等から顧客を
守ってくれています。
 ビジネスとして絶対に守って、維持していかなければならないからです。
 すでに、TVやラジオ、電話等と同じ、公共物をサポートする正しい感覚です。
 
 

日本語処理の現場では、大きな地殻変動に揺れています

2005-03-03 20:28:52 | 組版プロの思考からXMLを考える
 本日、大手組み版・フオント会社と会議。細かい部分での合意事項を検証。
結果として、wordの文書フアイルから、きれいなXMLを生成出力する当社が複数企業と一緒に開発したソフトウェア WORD2XMLの評価中です。

(1) word2xmlの設計上での、記号類(""、()-など)の日本語処理部分での、wordの開発特性をいかにXML上にコンバートしているかの評価。
(2) WORDのルビ機能の内で、グループルビではなく、モノルビ入力されたデータであれば、XML上で表現可能都判定。今回の開発部分は、基本的にクリアできていることを確認。wordからのピユアなXML出力の出力方法の有用性に関して一致した。
(3) MATHML空のXML情報を、詳細調査中。バージョンの相違による情報格差は、TML側の解釈で対応することで合意した。

■ この分野での問題点
 28日にも、都内で複数の印刷会社が倒産。私も会員のNPOでは、昨日からメールが飛び交い、定期的な新聞等の印刷物が発刊出来ない事態に陥った。早く、このXML環境をも含めて、ドキュメント管理の世界で、その真の意味と対処方法をマスターした中小企業を育てないと、前途に希望を見失った会社の社長が、続々と倒産することが避けられないと、つくづくく思います。
 問題の本質が、印刷企業がお手軽に、画像処理環境にMACを選択したときから始まった事が大きい

■ 官庁や学校、一般企業を通じて、windows対応でしょう。それなのに、印刷産業全体が”差別化”を意図したとしか考えられません。現在、文書管理で一般企業でMACで対応していますか。殆どありません。差別化すると、逆に差別化されることが、いまの実態です。