適応

チームは今日から3日間オフ。そんな訳で。

昨日はやや感情的な部分が多い振り返りになってしまいましたが。

もう少しデータ的な所で試合を振り返ると。昨日はシステムを4-1-5の変則的な形に変更していました。

それはメンバー構成を見た時に『ン？』と思い、試合が始まる時に『成る程』と納得したのですが。

それが上手く機能したかと言えば、機能し切れず。

スタッツで見ると、昨日のシュート数は向こうの11本に対して、こちらは6本。

かなり、少なかった訳ですが、特に前半に至っては1本と、ほぼ打てずに終えています。

見ていても、トップの長谷川悠にボールが収まらなかったですし、攻撃展開自体が殆ど出来ていなかった印象です。

中盤より前に厚みを出して、高い位置で守備をし、より攻撃的な展開をするという戦略であったのだろうと思うのですが。

相手の出足の速さに、ボールを前に送れず。守備面では、相手がプレッシャーを掛けてきている状態でキーパーにバックパスを出す等ヒヤヒヤする場面も多く。

徹にカバーさせるエリアが広過ぎた様に思います。

まともに相手のプレッシャーを受けるのではなく、もう少しいなす様なボールの運び方があったのではないかと。

その点、後半の立ち上がりは相手の隙が見えた時間帯だったので、徹底して圧力を掛ければ同点にする事は可能だったのでは。

勝負の分かれ目はあの時間帯だったと思います。

CKは結局あの1本のみ。

後半は、時間経過と共に運動量がガクッと落ちていた様に感じました。特にベテラン選手は。

自分達で動かしているのと、動かされているのの差だと思うのですが、やはり中盤に来て、こちらは疲労が濃かった。

試合全体の印象としては、パワー不足というか。より前へという布陣とは裏腹に攻守共に肝心な所での押しが足りなかった。

相手を捉えきれずにフワーっと入ってそのまま押し流されてしまう様な。

戦い方の軸を据えられずに経過していった今シーズンの象徴の様な試合でした。