好きな人
対人感情と対人行動のからくりの中で「嫌い」と「苦手」の違いが有ります。「嫌い」は、幼い時に、親から刷り込まれた「嫌い」がベースになります。
子供は、真っ白で産まれてきます。好き嫌いはありません。親の反応を観ています。親が好きなことは、子供にとっても好きなこと。そして強化として、「褒めてくれる人」「受け止めてくれる人」「優しい人」などが、「好きな人」として基準が作られます。
自分の中で「好きな人は25%」「嫌いな人は25%」「どちらでもないが50%」です。これがある意味で最大の比率です。私達は出会った人の中で、先ず嫌いな人を見つけリストから排除します。そして残りの人が好きな人としてリストアップするのです。現に、第一印象が嫌いでも付き合っていく内に「あぁ!この人は良い人」と思ってきます。でも、その人が少しでも裏切ったら「やっぱし、嫌な人」と、思います。好きな人ならば、少しぐらいの裏切りは許せます。
嫌いな人
「嫌い」はこの逆です。やはり親の反応がベースになります。子供の行動に対して「怒る人」「ダメ出しする人」「傷つける人」「無視する人」「ハブる人」が嫌いな人のベースになります。そして、人生で経験した事により「嫌いな人」を蓄積し強化ていきます。恐怖を伴って!永続的な感覚として、私達は持っています。対人感情、対人行動の中に組込まれていきます。
苦手な人
でも、「苦手」はちょっと違います。感覚で決めています。嫌いな人の感覚で、相手の人を決め付けています。思い込みで!
苦手な人を思い出してみてください。自分の中の嫌いな人と、比べていませんか?まだ、話もしていないし、一緒に何か仕事をしたり、遊びに行ったりして居ないのに、「苦手な人」として、リストアップして居ませんか?その人が、自分にとって嫌いな人か、どうか分かっていない内から!関わってみたら案外、良い人かもしれないのに?苦手な人と、思い込んでいるだけかもしれません。嫌いな人のイメージが強すぎて居ませんか?
嫌いな人が多い人ほど、苦手な人も多く居ます。苦手な人に関わってみませんか?それから苦手と決めるのも、良いんじゃないでしょうか?
先ずは、挨拶から「おはようございます」からでしたら、自分自身の負担≒恐怖も少なく済みます。苦手な人が、返事を返さなくても構わないじゃないですか?その人の価値観なのですから。もし返事が却ってきたら、チョット気分が良くなりますよ。苦手意識も変わってきます!
自分の中で、勝手に作り上げた「苦手な人」こんな空想の産物なんかに、振り回されないようにしましょ!
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