『火ゼミ通信』第92号(2016年)に掲載した私の記事を転載します.
第二次世界大戦期のアメリカの原爆開発計画「マンハッタン計画」は、まだまだ重要な歴史研究の課題です。最近、文書のいくつかがオンライン上で読めるようになっているので紹介します(2016年1月12日にアクセス確認)。 まずは、Center for Research Libraries (http://www.crl.edu)という団体が公開しているものです。
・「ブッシュ-コナント・ファイル(Bush-Conant file relating to the development of the atomic bomb, 1940-1945)」https://dds.crl.edu/crldelivery/4786
・「ハリソン-バンディ・ファイル (Harrison-Bundy Files Relating to the Development of the Atomic Bomb, 1942-1946)」 https://dds.crl.edu/crldelivery/4787
・「マンハッタン工兵管区(最高機密)書簡集 (Correspondence (Top Secret) of the Manhattan Engineer District 1942-1946)」 https://dds.crl.edu/crldelivery/4788
・「マンハッタン計画: 正史と資料(Manhattan Project: Official History and Documents)」(これはアクセス制限があり現時点では非公開) https://dds.crl.edu/crldelivery/5032
この他にも、米エネルギー省(DOE)のオープンネット(https://www.osti.gov/opennet)では、「マンハッタン管区史」を閲覧できます。
・「マンハッタン管区史(Manhattan District History)」 https://www.osti.gov/opennet/manhattan_district.jsp
DOEのオープンネットには、マンハッタン計画だけでなく、戦後の核開発に関する様々な文書が公開されています。たとえば,1954年に開催された「オッペンハイマー聴聞会」の記録もあります。
・J. Robert Oppenheimer Personnel Hearings Transcripts https://www.osti.gov/opennet/hearing.jsp
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