チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

「もとの黙阿弥」

2015年08月12日 | 観劇だより

 

「もとの黙阿弥」は井上ひさし作の傑作戯曲だという。いままでに何度も上演されていたらしい。確かにバンド演奏(5人)あり、カッポレあり、オペレッタありのにぎやかさで飽きさせない舞台です。今人気絶頂の片岡愛之助、早乙女太一、元宝塚トップスター真飛聖、可愛らしい貫地谷しほり、若手を束ねる波乃久里子さんの豪華キャストです。

ストーリーの成り行きはわかるのですが、何が言いたいのか、どこか納得しづらい、おしまいまで観終わると、のどに小骨が引っかかったよう。物語は当初からこのままで変わってないのでしょうか? 現代と時代背景が違うからそう感じるだけなのでしょうか? まあ歌舞伎にしても物語は荒唐無稽で、それを一つ一つ追求する必要はなく、楽しめばいいのでしょうね。

キャスト全員芝居慣れしていて動きも自然で観ていて気持ちが良いし、波乃久里子さんは舞台の上の所作も綺麗で貫禄があって芝居を引き締めているし、たいそう美しかったです。

          

局地的大雨の予報どおり、出かける前になって雲行きが怪しくなってきた。「雨す」で確認すると、まさに雨雲が隣駅付近まで近づいている。出発予定時間までは30分ある。今すぐ降り出す前に家を出るか、30間雨雲が通り過ぎるのを待つか、再度「雨す」で雨雲の大きさを測る。結果、急いで支度を終え家を飛び出した。駅に着く頃には雷鳴と大粒の雨が降り出した。

新橋演舞場に着く頃には雨雲は消え去ったのか、傘はささずにすんだ。それにしても、最近の天気予報は正確で、私は「雨す」にかなり頼っている。

 

 

 


コメントを投稿