チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

シン・ゴジラ

2016年09月06日 | 映画の話

 

新ゴジラなのか真ゴジラなのか、今までとちょっと変わったゴジラでした。ハイハイ時期の幼体から立ち上がってお馴染みのゴジラに変貌するところや、口だけでなく背びれの間や尻尾の先からもビームを出して攻撃するところなど、なんか違ってました。フルCGということで生物感に乏しい感じです。

前回のハリウッドゴジラが、正義の味方とまでいかなくても、自然のバランスを保つために出現したことを考えると、今回のゴジラはなぜ、何のため、現れたのか不明で、ただ歩き回って破壊して退治されただけで、寂しい気がしました。

ゴジラは端役で、想定外の事態に戸惑う日本政府の対応や危機管理の甘さが主体の映画のようで、あっちへ行って会議こっちへ行って会議、あの人を呼んで会議この人を呼んで会議、最初のうちは新鮮さも感じましたが、あまりのしつっこさにちょっとウトウトしてしまいました。

娘の住む武蔵小杉に現れた時には、武器の制限を取り去りミサイル攻撃も許し町は壊滅状態なのに、多摩川を渡り東京都へ入った途端住民避難を優先して攻撃をやめるって???

最後に動きを止め、東京駅の上にモニュメントの様に立つゴジラ! あれをどうやって片付けるのかなぁと考えてしまいました。日本の映画人オールキャスト並みの豪華出演ですが、なぜ長谷川博巳が主役? でもまあ、面白かったです。

 


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