沢田研二演じる作家のツトムが長野県の山村の庵に住み、山のものや畑のもので精進料理を作りながら暮らす様が淡々と描かれている。四季の景色や作られる素朴な料理がとても美しく懐かしい。
沢田研二の映画は若い時のも見たことはないが、この老作家の役はとてもいい感じだ。気負いがなく本当に素のままで、それでいて年寄りの嫌味なところがなく気持ちが良い。
村人との関わりも淡白でもしっかりとツボは押さえている感じで好もしい。
土井善晴さんの料理は素材が生きた美味しそうな料理で、作ったことがある料理でも改めて初心に帰って作ってみたいと思わせる。
私自身も畑作業をしているので、見ていて新しい発見がありました。
最後の主題歌は沢田研二が歌っているのですが、年齢を感じさせない艶っぽい声に感動しました。
松たか子はなんかしっくりこない感じでした。沢田研二にのまれたのかな?
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