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「傷だらけの勲章」

2018年09月28日 | 映画の話

 

これも西城秀樹追悼映画上映で見たもので「現代任侠伝」と2本立てでした。

現代任侠伝の方はあっという間に殺されるヤクザの若頭でした。凄みも貫禄もなく、清潔感が漂い、まだまだの感じ、主役の奥田瑛二のかっこよさが目立ちました。

「傷だらけの勲章」は中村嘉葎雄との共演で、ヒデキも西城秀樹の看板を外し、若手映画俳優として熱演していました。スーパーマン的ではなく、結構犯人を取り逃す刑事役で、ベッドシーンもあり、見ごたえありました。このまま俳優としてもやっていけたのではないかとヒデキの多才さに目を見張り、やっぱり惜しい人の感を新たにしました。

 

週刊誌でヒデキの実姉が山口組幹部の情婦であったこと、ヒデキの芸能活動にこの姉が協力していたことが報じられました。ファンの間で「西城秀樹の追悼コーナーを紅白で」の声が盛り上がっていた時だけに、なぜこのタイミングで?と動揺が走りました。

死んでもなお叩かれるヒデキに、神はどんだけの試練を与えるのかと恨めしい感じですが、これもそれもヒデキの人気が衰えず、しかも実力が見直され、現存の歌手より注目を集めていることにやきもきしている連中がいるということの証ではないかと感じています。

ただ暴力団はいけませんね。本人が関わりがなかったとしても...彼の功績に傷がつかないことを祈ります。

 

 


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