チリチリリン

風にゆれる風鈴のように
こころ休まる音を届けたい

川村吾蔵

2013年08月01日 | 展覧会


初めて聞く名前です。
佐久市出身の彫刻家、同時期にロダンや日本の萩原碌山がいます。
米国ナショナル・アカデミー・オブ・デザイン、仏エコール・デ・ボザールで学び、米国人彫刻家フレデリック・マクモニスに師事、ニューヨークを拠点に公共彫刻、肖像彫刻を制作。また米国で酪農を発展させる為酪農協会に依頼され、理想体系の乳牛模型を制作、これが米国全土に広く頒布され『牛の吾蔵』として知られる。

太平洋戦争前に帰国したが、米国帰りということで日本では不遇な生活を送った模様。その後GHQにより横須賀基地美術最高顧問に招聘され、将校や、偉人、マッカーサーの胸像などを残している。

川村吾蔵の記念館が五稜郭公園の一角に立てられています。職員が作品をひとつひとつ丁寧に説明してくれます。
野口英世や島崎藤村やマッカーサーの胸像は本当に写実的でそれでいて美しく、生きている様な力強さを感じます。マッカーサーの胸像は今も米国陸軍士官学校に、日本では旧第一生命内のマッカーサー執務室に飾られているそうです。


線路は続くよ♬ どこまでも真直ぐ続く小海線の線路です。

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