Oceangreenの思索

主に、古神道、チベット仏教、心理学等に基づく日本精神文化の分析…だったはずなんだけど!

ハンガリアン・ウォーター

2012-10-20 | 生活
ハーブ療法では、浸出液や煎出液(ハーブティー)を飲むだけでなく、オイルやワックス・アルコールなどに浸出させたものを外用したりします。
そうした外用のハーブ浸出アルコールを、ハーブチンキと呼びます。

ハーブチンキは、精製水やハーブウォーターで薄めて化粧水にしたり、乳液やクリームに混ぜて美容にも使えます。
ハンガリアン・ウォーターというのは、こうしたハーブチンキの一種。

そもそもは、昔、老境に差し掛かったハンガリーの女王が、脚の痛みに処方してもらった薬だそう。
処方した医僧に、痛むたびこのチンキを患部にすりこむように言われたとか。

使っていたら、調子が良かったんでしょうか。患部のみならず全身に使うようになった。
すると、次第に若返り、とうとう何処だかの王子にプロポーズされるまでに至った。
という伝説の薬!

現代では、化粧水用に作られることの方が多いみたいです。

材料は、
◎ローズマリー10g
◎ペパーミント10g
◎ローズ8g
◎オレンジピール2g

◎無水エタノール160ml
◎精製水240ml
(または、35~40度のウォッカかホワイトリカー400mlでもOK)

ハーブはいずれも乾燥したもの。
無水エタノールや精製水はドラッグストアで売ってます。

材料の乾燥ハーブは、キッチンスケールなどで計量の上、乳鉢などで軽くすりつぶしてガラス瓶に入れ、無水エタノールと精製水を加えて蓋をします。
直射日光を避けて保存し、最初の3週間は毎日振ってハーブとアルコール水を馴染ませます。

1~3ヶ月経ったら、コーヒーフィルター、或いはザルにキッチンペーパーを敷いたものなどで濾過します。
濾過したものは、ガラスの密閉容器に移して保存。
中身と製造日を書いたラベルを貼っておけばなおよし。

これを、その都度4倍以上に薄めて使うのですね…
アルコールが苦手な人は、5~6倍まで濃度を薄くする。
あるいは精製水を温めてからチンキをくわえればアルコールを飛ばすこともできます。

アルコールが入っていた方が肌への吸い込みは良いらしいですが、ものの本によれば、分子が大きいアルコール(もちろん無水エタノール含む)は肌を傷付けるとのこと。
つまり、アルコールで肌を傷付けることで、成分を入り込みやすくするだけ!?
…怖い!

どうせローションパックをしますから、吸い込みはそれで補うことにして、わたしは精製水をお湯にしてアルコールを完全に飛ばしてしまいました。
ただし、保存料が入っていませんから、アルコールが薄いほど保存は効かなくなります。
ということで、少量作って冷蔵保存に…

原液の方は、直射日光を避ければ2年ほど保存可能、とのこと。

ハーブは“生活の木”などハーブショップで売ってます。
ローズマリーはスパイスに強い食料品店にあるし(ハウスとかの瓶入りスパイスにもあるかも!)、他は、ハーブティーとして“珈琲問屋”でも売ってる。

わたしは、ローズマリーとミントはうちの奴。
足りかった分は、その辺の(所有者のいないやつね!)もちと混ぜて乾燥させたのですが…(笑)

市販の奴は、自分で乾燥させた奴と比べると香りが薄い気がします。
(長野のハーブは香りが強いんだ、との意見もあり!)
香りが薄いと、効き目も薄い気がしませんか?

ローズとオレンジピールは買ってきた奴ですね。
これは家では無理!

まだそんなに使ってないし、プラセンタ&アミノ酸ローションと併用していくつもりですが…
香りだけで、なんか効きそうな感じします。

まぁ、手間はかかりますけどコストは安いですしね!
ローズマリーとミントはタダだし!(笑)

最新の画像もっと見る