そこのけ、そこのけ、除雪機が通る。
晴天に恵まれた8日(月)のこと、10日(水)に平丸を訪問する小学生向けに、特設そりコースづくりが行われました。
平丸の地形の特徴の一つには、坂が多いことが挙げられます。
今日でこそ道路は車が往来し路面が見えるまで除雪するようになったため、道路をそりやスキーで滑走する行為は
危険であり、そもそもやってみようがない状態になっています。
が、過去には坂の上から道路沿いにそりすべりをしたり、体育の授業の一環でスキー用のゲレンデをつくり滑走して
学校のグラウンドまで下りてきたといった話しをご近所さんたちはよくしています。
今日でも舞台と道具を整えれば、雪と共にある遊び(それは子どもにとっては暮らしの大事な一部分)が体験できる
はずと除雪機を使って雪を舞い上げるに至りました。
コースを競技者目線で見るとなかなかの本格派です。
この舞台に登場するのが、こちらの道具。
わら2把か3把を肥料袋に挿して、袋の口をひもで縛る。
これだけで平丸式リュージュの完成です。
袋に入ったわらが衝撃を和らげて座り心地を良くし、先から出たわらが持ち手になります
さっそく、試運転といきましょう。
どうやら滑りを引き出すための鍵は、コースの整備と肥料袋の種類にあるみたいです。
その後もスコップ、かんじき、スノーダンプなどを使ってせっせとコースを整えていきます。
コース作りと試運転の合間に周りを見渡すと、白と青の対比が鮮やかでした。
10日(水)の当日に小学生は、平丸式リュージュの体験の前に、ご近所さん宅を訪問し、訪れた先の方々と
集会所に移動して昼食をとりながらの交流もはかります。
平丸の自然とともにある暮らしの魅力を、実際の体験を交えていろいろ見つけ出してもらえればと思います。