妙高市地域のこし協力隊員ブログ

妙高市地域のこし協力隊員が日々の活動や地域の情報、そして田舎暮らし体験等を綴っていきます♪

ご挨拶

2016年05月29日 | 協力隊 石田

 

私事ではございますが一身上の都合により5月31日をもちまして妙高市地域のこし協力隊を退任する事になりました。

この1年、平丸に来て私自身色んな方々に支えられ、また教えていただきとても勉強になりました。

 

この1年で変わった事といえば・・・

・「体重が5キロ増」 車の生活と美味しいものを沢山食べていたせいで1年で5キロ体重が激増。

・「肌が黒くなる」  昨年来た当初は「色が白い」と言われた肌も日に焼け今では誰からも「肌が白い」と言われなくなりました。

・「草むら恐怖症の克服」 以前は草むらに何がいるのか分からず怖くて実家の畑も近づかなかったのですが今では草むらも平気で入れますし草刈機も多少使える様になりました。

・「漬物が食べられる様になった」 漬物は基本食べないのですが平丸に来て各家庭でお茶うけに漬物が出されとても美味しかったので食べれる様になりました。

はたして増えた体重がまた元に戻るのかは疑問ですが・・・。

 

【イベント】

沢山思いではありますが実は夏と秋に私の住む下平丸の平限定で「流しそうめん」と「五平餅(山餅)作り」をしました。

前日に地元の方と竹を取に行き準備していましたが当日は雨で中止となり延期。1週間後に開催。

皆様から差し入れがあり天ぷらなどのご馳走が並びます。

 

まさか山奥に来て流しそうめんが出来るなんて夢にも思いませんでしたが夏の思い出に残る一日となりました。

 

秋は五平餅を作るという事で本来は棒に刺して焼くところですが刺してもご飯が柔らかく直ぐに崩れてしまう為、おにぎりを焼き焦げ目をつけて何とか完成。

くるみ味噌の香ばしい匂いが漂います。

 

真ん中に紅葉を置き秋らしい演出。 とても和やかな時間でした。

 

「流しそうめん」と「五平餅」両方のイベントは私がまとめ役になりましたがほとんど地元の方々が率先して色々と動いていただきました。

沢山の方々のご協力のもと、楽しい2日間を満喫する事ができました。

 

 

【スゲ刈り】

夏はスゲ刈りを体験。

炎天下の中、スゲ細工のスゲを地元の方と一緒に刈らせていただきました。

1作品作るのにスゲを刈り、1日で干すという工程を通ってようやく作品を作る工程に移ると思うと大変さが良くわかります。

 

【平丸の風景】 

秋には所々で「はさがけ」も見られました。

 

冬は冬で一面銀世界。

緑が多いせいか平丸に来て秋の香りや春の匂いなど四季の変化がハッキリと感じられました。

 

 【交流】

昨年11月に平丸に来た看護大生、今年3月までに交流のあった上越教育大学付属小学校の生徒さんが交流後もお世話になったお宅に個人的に遊びに来てくれました。子供達の純粋な気持ちが平丸の方々に通じまたそれに応えようと平丸の方々も快く迎えていただき最後は子供達から地元の方へ「笑顔という最高のプレゼント」をもらう事ができました。

たとえそれが少人数であろうとまた平丸に来たいと思っていただけるという事はとても嬉しい事です。

この交流を通して人と人との心が通った交流はとても大事だとつくづく思いました。

また地域の高齢者宅にお茶飲みに上がらせていただき昔の話なども聞けてとても楽しかったですし平丸に来て人と人との心が通う事の大切さを学びました。これは都会にいたのでは分からなかったと思います。今後の人生の糧になった事は間違えありません。

 

一緒に活動した協力隊の方々と地域の方々、そして色々と良くしてくださった妙高市の方々にこの場をお借りして御礼申し上げます。

1年間、ありがとうございました。

 

 


平丸の面白いもの

2016年05月27日 | 協力隊 石田

 

そこの住んでいる方々にとっては「当たり前」でも余所の人にとっては「面白い」と思う事は沢山あるかと思います。

余所者の私が平丸に来て「これは!おもしろい」と思ったものをいくつかご紹介したいと思います。

 

① 【白岩清水】

 

ご存じのとおり平丸を代表する清水で外部の方からも水を汲みに来ている方が多い人気のスポット。

背後には白い岩が迫っています。

 

スゲ細工の「ぶんぶく茶釜」に見立てて作られたのでしょうか。何とも愛らしい。

 

これが「スゲ細工」の「ぶんぶく茶釜」です。

 

ぶんぶく茶釜の隣には謎の石造が・・・。

 

「交通安全 新井中学校」のタスキが目立ちます。

 

② 【蛙の石造】

平丸会館の裏側の畑の中から突然お地蔵様と蛙が現れます。

 

無事帰ると「かえる」を引っかけているのでしょうか。

ちなみに白岩清水とこちらの石造は同じ方が建造されたそうです。

どちらも交通安全を祈る石造です。

 

 

③ 【堰堤】

「市道 平丸・長沢線」を上っていくと・・・

 

山奥に「秘密基地」の様な建物が現れます。

何かのドラマではありませんが丸の下から何かの飛行物体が出て来るような・・・そんな妄想をいだかせてくれます。

 

こんな山奥に近代的な建築物があるのが不思議ですね。

堰堤は「立入禁止」になっているので中には入れません。

 

平丸にはまだまだ面白い建物が沢山ありますので「平丸のおもしろいもの」を探してみるのも楽しいかもしれませんね。

 

 

 


「深緑の今をあじわう」に参加 ②

2016年05月25日 | 協力隊 石田

 

【続き・・・】

先程採ってきた笹の表面を拭きます。

 

いよいよ笹寿司作りです。

具は「五目」・「みそたまご」・「鱒フレークの三杯酢」・「しそ」の4種類。

 

酢飯を小判型にして笹の上に乗せます。

 

具だくさんだったり几帳面に均等に載せたり様々。

 

笹寿司も作り終わったところで楽しいお昼の時間 (^^)

 

・具だくさんの竹の子汁

 

古代米を使ったお餅(きな粉・だいこんおろし)

 

他、・ふきのしのだ巻、わらびのお浸し、こごみのチヂミ、うるい(げんぶき)のお浸し、こごみの胡麻和えと・・・

 

皆さんお待ちかねの旬の山菜の天ぷらが登場!

種類は【タラの芽】・【せり】・【よもぎ】・【こんふり】・【葛の芽】・【うるい】

てんこもりの山菜料理を味わいました。

 

お腹がいっぱいになった後は暫く歓談タイム。

おやつは「ヨーグルトの木苺のソースがけ」。

木苺のソースはもちろん手作り。

 

そして爽やかな「ミントのハーブティー」 ♪

クローブ・レモングラス・ミント・少し乾燥させたリンゴが入っておりミントをベースにレモングラスの爽やかな香りとリンゴの甘い香が絶妙でした。

 

見渡す限り大自然、美味しい空気、地の食材をふんだんに使った素朴な山のご馳走、お肌ツルツルの仏ヶ峰温泉・・・

自分たけのお気に入りスポットにしておきたい様な・・・そんな施設でもあります。

 

観光地ではないので周囲は鳥の鳴き声や虫の声などしか聞こえません。

夜は周りに街燈がありませんので星がキレイに見えます。

普段はリピーターの方々やツーリングがてら立ち寄られる方が多い様です。

特に日々の疲れを癒したい方、気分展開したい方などにオススメです (*^_^*)

 


「深緑の今をあじわう」に参加 ①

2016年05月23日 | 協力隊 石田

 

22日に寸分道「深山の里」で行われた「深緑の今を味わう」に参加してきました。

 

当日は天候にも恵まれ周辺の木々がより鮮やかに見えます。

 

 

爽やかというよりはむしろ日差しが強く「暑い」感じ・・・。

 

早速支度を済ませ地元の人にガイドをお願いし、お昼の「笹寿司作り」の使用する「笹」を採りに行きました。

 笹の葉は比較的柔らかいものを採取します。

 

道中、タンポポが咲いていましたが平地のものと比べて大きいです。(茎が30センチくらい)

 

イタドリも勢いよく伸びていました。

イタドリといえば昔、平丸では「きな粉のおにぎり」と「ごま塩のおにぎり」をイタドリの葉に包み農作業の小昼として食べていたそうです。

 

ちなみにきな粉のおにぎりは甘くなく、きな粉に塩をいれる方が多い様です。

 

葉を開けた時にイタドリの葉の爽やかな香りがおにぎりに移り何とも言えない味わいになるそうです。

 

ご参考までに昨年地域の方々が作ってくださった時はこんな感じでした。

 

葉の裏表や紐の縛り方できな粉かゴマ塩か種類の見分けがつく様にしていたそうです。

 

深山の里周辺を散策し色んな山菜を採取。 

 

天然の「三つ葉」。香が強い!!

 

山菜も沢山採れたところで深山の里に戻ってきて一休み。 

今回の山菜を使った料理講習は【フキのしのだ巻】

予めフキを茹でて皮をむいたものに油揚げを巻きつけてだし汁で煮るという意外と簡単な料理。

普段、料理をしない男性陣にチャレンジしてもらいました。

 

ちなみに出来上がりはこんな感じです。

 

【次回に続く・・・】

 

 

 

 

 

 

 


一足先に「深山の里」にて深緑をあじわってきました

2016年05月16日 | 協力隊 石田

昨日5月22日(日)に開催される「深緑の今をあじわう」の宣伝をさせていただきましたが5月14日(土)、深山の里で「寸分道そばオーナー」の方限定で山菜採りのイベントが行われ私もお手伝いに行きました。

※写真は5月上旬撮影

 

※写真は5月上旬撮影

深山の里周辺を散策すると美しい棚田風景に出会えます。この時期の散策はオススメです。

 

 

今年は昨年の人数を上回る34名の参加があり寸分道の深緑と山菜を味わっていただきました。

 

注意事項の説明があり予定より早めに山菜採りを開始。

各自深山の里周辺に散らばり好きな山菜を採ります。

 

 毎年参加されている方はお目当ての場所があるそうでぜんまいやウド、三つ葉などゲットされていました。

今年は雪解けが早く山菜の時期が少しずれてしまい例年の3分の1位しか取れなかったとの事。例年は3袋くらい採れるらしいです。

 

一方では「なめこの駒うち」体験も行われました。

まずはクルミの木に電気ドリルで穴を均等に開けていきます。

なめこの種駒を穴に打ち込みます。

 

 

作業が一段落し、秘湯【仏ヶ峰温泉】に入浴。

硫黄の匂いとヌルヌルとした泉質はまさに「秘湯」!

お肌がスベスベになります。

疲れを癒した後は皆さんお楽しみのランチタイムです。

 

旬の山菜をふんだんに使った【山菜ピザ】

 

【山菜の天ぷら】に・・・

 

手作りこんにゃく、煮物、ウド汁

 

深山の里名物 【深山霧下そば】

 

 

その時期にしか味わえない山菜料理と深緑を味わっていただきイベントは終了しました。

 

「深山の里」の魅力は「大自然」とお肌ツルツルの「仏ヶ峰温泉」、「深山霧下そば」、そして「その時期、その土地でしか味わえない旬の料理」が出てくるのが根強いファンの方がいる理由だと思います。

深山の里では肉や魚を使った料理は出てきません。深山の里周辺で採れた野菜や山菜などがメインです。

「山に来たのだからここに来ないと食べられない料理を出したい」と以前に女将さんがおっしゃっていた通り少し手を加えると食べられる野草や草花など珍しい料理もたまに出てきて自然の中に食べられるものが沢山あるという事に毎回驚かされます。

 

 大自然に囲まれ、秘湯と素朴な旬の料理は忙しい日常を忘れさせてくれる・・・まさに「秘境」。

私もたまに行きますが時間が止まっている様で何故か心が落ち着きます・・・。

皆さんも秘境「深山の里」に1度足を運んでみてはいかがでしょうか。 

 

 

 寸分道 【深山の里】

※食事、入浴とも事前に予約が必要です

TEL(0255)-75-2028  FAX(0255)-75-2756

  <日帰り入浴料> 300円  仏ヶ峰温泉ー(硫黄冷鉱泉)

  <食事代>     深山の里にお問い合わせください

  <休憩>      1時間200円

  <宿泊>      1泊2食 6500円

 

 【寸分道そばオーナー制度について】

  <料金>  1区画1組5000円(管理委託費、材料費込み)

  <特典>  オーナー期間は「深山の里」の入浴料を無料サービス

  <その他> 畑でのそばの収量についてはそば2kgの収量を最低保障

 

   ※種まき・刈り取り・そば打ちの3作業に参加してもらうことになりますが、3回すべてに参加できない場合でもお申込みできます。

        例えば、種まきに参加できなくても、草刈り・そば打ちに参加することはできます。

   <お問い合わせ先>深山の里かnorin@city.myoko.niigata.jp(妙高市役所農林課)まで