Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

川崎のぼるの名作「フットボール鷹」を読んでみた、1977年当時のNFLがこんな状況だったとは

2020年01月26日 20時33分06秒 | Jersey

とあるきっかけで、アメリカンフットボール漫画「フットボール鷹」を全巻(講談社漫画文庫で6巻、KCコミックスなら10巻らしい)読むことになりました。

フットボール鷹をご存じない?1977年から川崎のぼる先生が週刊少年マガジンに連載していたアメリカンフットボール漫画ですよ。某サイトによると、1977年第3・4合併号~1979年第14号で連載だそうですから、43年も前に連載が始まった漫画です。という筆者も、ついこの間まではこの漫画の存在を知りませんでしたが。

川崎のぼるといえば、梶原一騎原作の「巨人の星」(1966~71年の連載、連載開始は53年前!)の作画担当として一世を風靡した漫画家ですね。もうとっくに巨人の星は完結していて、1977年ころはなぜか大人向け週刊紙である週刊読売で「新巨人の星」を連載していました。そして、かつて巨人の星を連載したホームグラウンドというべき週刊少年マガジンでは、並行してフットボール鷹を描いていたのです。

執筆時期が重なっているためか、主人公「夕日野鷹(ゆうひのたか)」は“新巨人の星のころの星飛雄馬”になんとなく似ていて、スリムながら筋肉が発達している細マッチョの体形をしています。性格は星飛雄馬ほど内省的ではなく、同じころちばてつや先生が週刊少年マガジンに連載していた、「おれは鉄平」の上杉鉄兵を少し物分かりよくした感じでしょうか。それでもさすが川崎のぼるだけあって、熱くなると目に炎が宿る描写もあります。

巨人の星と「あしたのジョー」(原作は高森朝雄名義だが、本当は梶原一騎)の作画で一世を風靡した後、梶原一騎の原作から離れた川崎のぼるとちばてつやが、試行錯誤しながら新たな道を切り開いていた時期の漫画が、フットボール鷹でありおれは鉄平であると考えればよいでしょうか。あら、見事に話がわき道に逸れましたね。

さて主人公である鷹は、アメリカンフットボールのポジションとしてOL(Offensive guard)とRBとQBを経験します。Jersey Numberはポジションごとに変わり、#65→#32→#12と変わっていきます。この漫画の監修はTOUCHDOWNの編集長だった後藤完夫さんだけあって、こういう細かい(ポジションごとに着用できるJersey Numberが変わる)ところはしっかりしています。

では、主人公が着けることになった#65を1977年当時に着けていたOffensive guardのスタープレーヤーは誰だったのでしょう。筆者の持つ書籍「ANY GIVEN NUMBER」とWikipediaを動員して、これはどうやらTom Mackだったのではないかと推測しました(ほかにも#65を着けていた有名選手はいましたが、活躍した年代やポジションが違っていました)。

Tom Mackは当時の(STLに移転する前の)Los Angeles Rams一筋で、1966~78年にわたりOffensive guardを務め、11回もPro Bowlに選出されています。後藤完夫さんによる文庫の第4巻のあとがきによると、川崎さんと後藤さんを含む一行はこの連載前の1976年に米国のNFLを取材していたとのことなので、Mackのプレイぶりを目の当たりにしていたのかもしれません。

そして#32を着けたRBはというと、O. J. Simpson(1969~79年が現役、以下同)とFranco Harris (1972~83年)が、連載時期に重なる有名RBです。当時の知名度でいうとSimpsonの方が上ですが、劇中で主人公の鷹が有名RBとしてSimpsonとHarrisの名を挙げているので(ほかに二人のRBの名前も上げていますが、どちらも#32ではありません)、二人の合わせ技ということでよいですかね。

そして#12を着けたQBといえば、殿堂入りした#12を着けたQBのうちの5人が連載開始時点の1977年時点で現役でした。Terry Bradshaw(1970~83年)、Joe Namath(1965~77年)、Roger Staubach(1969~79年)、Bob Griese(1967~80年)、Ken Stabler(1968~84年)ですね。当時は今よりも「一流のQBは#12を着ける」時代だったといえるでしょう。

では、連載1年目の1977年がどういうシーズンだったかというと、5月に開催されたDraftで全体1位でRickey Bell、全体2位でTony Dorsettが指名されています。

作中では、Bellではなく主人公のライバルに当たる選手(髪型が巨人の星の花形満をほうふつとさせる)がドラフトの全体1位で指名されたことになっています。ちょっと細かいですが、作中の別のシーンで作者がBellに触れたときに、うっかり「今年ドラフト1位で指名された」と書いてしまっていますが、これはご愛敬ですね。

なお、1977年シーズンはルーキーのDorsettとStaubachを擁したDALがSuper Bowl XII(第12回、開催日は1978年1月15日)を制し、チームとしては2度目の栄冠を手にしています。Dorsettは1年目のレギュラーシーズンに1007ヤードを走り、12TDを獲得。NFL Offensive Rookie of the Yearを獲得しました。

作中でも、「ことしスーパーボウル優勝のダラス・カウボーイズ(略)あそこにはすでにスーパースターのR・Bトニー・ドーセットがいる」と主人公がつぶやいています。1977年1月に始まった連載が進むうちに、現実の世界も状況が変わっていったことが分かります。

最後に、あまり出番がないまま終わってしまったのですが、この漫画にはラスボスに相当する選手「ジム・ダンディ」という選手が第1話から出てきます。栄光の12番のJersey Numberを背負ったスーパースターで、子どもにも女の子にもあこがれのまとで、フィールドをはなれているときははなやかで優雅でカッコいい。主人公が少年時代から大学生になるまでスーパースターの地位を維持するという選手寿命の長さも持ち合わせています(追記:なんと6巻にジム・ダンディが「スーパーボウルV7をねらう」とまで書いてありました)。主人公もダンディにあこがれ、#12をあしらったセーターを着ています。

川崎のぼるがまさか40年後を想像したわけではないでしょうが、現代の「ある選手」が思い浮かびますね。よく見ると、ジム・ダンディという文字列も似ていますねえ。なお、このダンディは最終回にも登場しますが、主人公とは対戦しないまま、大きな目標として終わります。なぜ直接対決まで描かれなかったかは今となっては知る術がありませんが、もしかしたら連載漫画にありがちの「あれ」に遭ったのかもしれません。

最後に、主人公の夕日野鷹の体格について。原作中にはっきり175センチ=5フィード7インチ、70キロ=154ポンドと書いてあります。作中で、フットボールプレイヤーとしては軽量であることを欠点としてみなす描写も出てきます。

現役のNFLの小型RBとしておなじみのTarik Cohenが168センチ=5フィート6インチ、82キロ=181ポンド、Darren Sprolesが168センチ=5フィート6インチ、84キロ=185ポンドですから、この二人をさらに細身にしたサイズしかありません。これでは大柄な#Dの選手に軽く吹っ飛ばされますね。作中ではそのハンデを克服する過程も描かれていますが、ちょっと無理がある設定かもしれません。

そして終盤に主人公は、ある理由からQBにポジションチェンジをするわけですが、小柄なQBが好まれないNFLではさらに希少種となります。現在NFLのQBとして最も身長が低いKyler Murrayは178センチ=5フィード10インチながら、体重が93キロ=207ポンドあります。

あしたのジョーでちばてつやが、ジョーのライバルとなる力石徹の初登場時に大きく描きすぎたため、作中で力石に極端な減量を強いることになったと聞いたことがあります。これと同様にフットボール鷹の連載が続いていたら、鷹もQBとして自らの軽量を克服するための努力をする羽目になっていたかもしれません。いまだと、あまりおいしくないプロテインを我慢して食べまくるが、重量化して小回りが利かなくなった自分に愕然とするとかあるんでしょうかね。

と、細かいつっこみはしましたが、フットボール鷹は昭和時代のフットボール漫画の傑作といえます。Kindleなどの電子書籍で今でも読めるようなので、お暇な方はお読みになってはいかがでしょう。皆さんご存知のフットボール漫画「アイシールド21」とは全く別の、フットボール漫画の世界を楽しめるはずです。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

JuszczykにしてやられたGBの敗退、Super Bowl LIVに向けFantasyチームをどう立て直したか

2020年01月25日 15時18分46秒 | NFL 2020
本当は見るのが嫌だったんですよ。2019NFC Championship GameのGB@SFことです。結果は1月17日月曜日の午後には知っていました。
 
それ以降、録画してあるNHKの中継をいつ見ようかと考えあぐね(その間に、2019AFC Championship GameのTEN@KCは先に視聴していました)、結局のところ本日、GamePassの40minuteモードで観戦しました。さすがにテレビ中継で3時間をかけて振り返るのは無理でした。
 
Titans vs. Chiefs AFC Championship Highlights | NFL 2019 Playoffs Packers vs. 49ers NFC Championship Highlights | NFL 2019 Playoffs
 
GBを応援している身として試合を見て受けた印象は、「思いのほかやられっぱなしではなかった」というものでした。Aaron Jonesのランはそこそこ出ているし、Davante Adamsもしっかりキャッチをしている。GBとSFの明暗を分けたのは、0-10となった後のGBの折り返しのドライブでした。
 
実はその前の試合でも、KCはTENに0-10と先行を許していました。しかしその後のドライブがすごかった。敵陣28ヤードの4th DownでFGを蹴らずに「戦術Kelce(TE Travis Kelceへのパス)」でクリア(1st Down獲得)。その後の4プレイでTDを挙げて3点差に迫りました。このドライブで一気にモメンタムを取り返して、前半のうちにTENを逆転し、後半はそのままKCペースで押し切りました。
 
一方のGBは、0-10のドライブで3and out、しかも3rd DownではAaron RodgersがSackを受けFumbleしました。Fumbleしたボールは味方がリカバーしたものの、Puntに追い込まれます。そしてこのときのPuntが悪かった(PunterのJK Scottはインフルエンザに罹患し、この試合の出場が危ぶまれていたそうです)。GBの自陣14ヤードからのPuntがフィールド外に出て、GB37ヤードからSFの攻撃開始となりました。
 
後はSFのTD→GBのCenterのスナップミスからのTO→SFのFG→GBの攻撃で、INT→SFのTDと瞬く間に点差が開き、前半で勝負がついてしまいました。後半の最初のドライブでGBがTDを奪ったときには、一瞬奇跡を期待しましたが、その直後のドライブでSFにTDを返されて、ここでほぼ絶望となりました。
 
この試合でRaheem Mostertは220ヤードを走ったそうですが、それよりも筆者にはKyle Juszczykの存在が目につきました(NFL Japanの生沢浩さんのコラムの受け売りですが)。 Mostertだけでなく、Deebo Samuelのジェットストリームでもしっかりリードブロッカーを務めるなど、QBのJimmy Garoppoloがパスを8回しか投げずに済むというランゲームを組み立てました。
 
SFとSuper Bowl LIVで対決するKCとしては、SFのランゲーム対策、中でもJuszczykのリードブロック対策を練らなくてはなりません。SFはこの試合ほとんど「戦術Kittle(TE George Kittleへのパス)」は出さずに済みましたが、Super Bowlの前にJuszczykの存在がクローズアップされたことは、両チームの戦術に新たな作用をもたらしそうです。
 
さてGBが負けてしまったことで、筆者のFantasy Playoff Challengeにも影響が出ました。Jonesは19ポイントの3倍の57ポイント、Adamsは13ポイントの3倍の39ポイントを稼いでくれましたが、GBのDEFがマイナス3ポイントの3倍でマイナス9ポイントというロスをしでかしました。
 
 
それでもPatrick MahomesとTyreek HillがQBとWRの最高得点を稼いでくれたので、トータルでは309ポイントを獲得。ROUND3単独では12306位となりました。そしてトータルでは627ポイントで順位は3392位。ROUND2の結果が効いたおかげで高順位に着けています(よく見たら、3週戦っての順位は昨年の3133位を下回っていました)。
 
GB vs SFの対戦になっていたら、今期はトータルでも好位置を狙えたわけですが、GBがいなくなってしまった分、「全員が4倍」という夢のような展開はなくなりました。その代わりに誰を入れたかは、下の写真をご覧ください。
 
 
みんな赤くてわかりづらいですが、GBを下したSFから一人だけ入れた以外はKCが勝つという予想に基づいて選手を入れています(KCの二人目のRBが期待できないからですね)。二人目のWRがSFのSamuelでもなく、Summy WatkinsでもなくMecole Hardmanになっているのは筆者の好みの問題です。
 
それでもご覧のとおり、KCのSuper Bowl進出を当てたので、5選手のポイントが4倍となります(筆者がPlayoff ChallengeでSuper Bowl進出チームを当てたのは、DENの進出を予想したSuper Bowl 50のとき以来です)。KCの各選手がHOU戦のような働きをしてSFを下してくれたら、筆者の今期のPlayoff Challengeはとてつもないことになりそうです。
 
ということで、Super Bowl LIVが楽しみになってきました。筆者は例年通り都内某所で朝8時からスポーツバーを借り切って、仲間たちとSuper Bowlを観戦します。今シーズン最後の試合はどんな結末となりますか。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

SEAに5年前の雪辱果たしたGBが頂点まであと2勝、そして筆者のFantasy Playoff Challengeが凄いことに

2020年01月13日 19時10分00秒 | NFL 2020
ほぼ5年前の2015年1月19日、2014NFC Championship Gameに臨んだGBは、残り2分ちょっとの時点で19-7とリードしながらSEAに逆転負けを喫し(最終的にはOTにもつれ込んだうえで、Marshawn LynchのTDで2228で敗れました)、第49回SuperBowl進出の夢を絶たれました。まだこのころは本ブログを始めていませんでしたが、その後にこんな記事も書いたので、覚えている方がおいでかもしれません。筆者は今もBrandon Bostickの名前を忘れられません。 
 
その5年前の借りをGBがSEAに返す日が、ついにやってきました。2019年シーズンのNFC Divisional Playoffの第2戦。Wildcardで第6シードのMINが第3シードのNOを下した結果、PHIを破って勝ち上がってきたSEAとの対決となりました。
 
GBとSEAがPlayoffで相まみえるのはまさにこの試合以来5年ぶり。今回は会場がLambeau FieldということもあってGBがやや有利とされていました。

今回は試合開始が日本時間の祝日朝の8時40分という時間の巡り合わせのおかげで、GBファンが集まる都内某所の観戦会に出席できました。写真はプライバシーに配慮した会場の様子です。以前、新宿のスポーツショップ「SELECTION」で買った、プラスチックコップを持っていき、これを相棒に戦いを見守りました。
 
5年前のSEAの選手ではRussell Wilsonや先日復帰したLynch、Luke WillsonやBobby Wagne、K.J. Wrightなどが出場していました。さらに、いつも試合中にガムを噛み続けているお行儀の悪いPete CarrollがまだHCをやっていますね。WilsonとCarrollがいる限り、このチームのスタイルは変わらないんですね。
 
あの逆転劇が筆者の心に残した傷は深かったようです。試合はGB有利で進み前半を21-3で折り返したものの、ずっと落ち着かないまま試合を見ていました。しかしいつもSEAと戦うと、先行GBで追い上げSEAという展開になるんですねえ。
 
観戦会に行かなかったら、4Qの最後の方は怖くて見られなかったかも。それほどSEAの追い上げは強烈でした。後半はGBが1TDを挙げる間、3TDを挙げました。
 
最終盤のドライブでThird Downで、パスでFirst Downを更新するという強気のプレイコールをしなかったら(しかも2回も)、そしてそれに選手が応えられなかったら、試合はどうなっていたか分かりません。最後の元SEAのTE Jimmy Grahamのパスキャッチ後のDownがFirst DownであるとConfirmされて、やっと勝ちが決まりました。
 
5年前の雪辱をSEAに果たしたわけですが、来週のNFC Championship GameでSFに勝ち、さらにSuperBowlで勝利しないと、筆者のあの時の思いは成仏させられません。いまでも、第49回SuperBowlでNEと戦っていたのはGBだったと筆者は思っていますし、そうなっていたらTom Bradyの持っているRingは一つ減っていたはずです。
 
では来週のSF戦ですが、昨日のSFの守備の復調ぶりを見る限り、厳しい戦いになるとは思います。それでもGBには、SuperBowlにたどり着き「戦術Hnenry」または「戦術Kelce」を打ち破ってほしいものです。
 
話は突然飛びますが、筆者は今シーズンのNFL Playoff Challengeでこれまで最高のスコアをたたき出しましたのでご報告します(NFL Playoff Challengeについては、こちらこちらの記事を読んでいただくと分かります)。
 
ここにも書きましたが、Fantasy Playoff Challengeで優勝を目指すなら(高得点を目指すなら)、「SuperBowlに出られるであろう2チームを最初のエントリー時点で予測」しないといけません。昨年はKCとNOのSuper Bowl対決を予測していた筆者ですが、どちらもChampionship Gameで敗退。Super Bowl当日のポイントは伸びませんでした。
 
今年の筆者は、Playoffの出場チームが決まった時点で、「今シーズンのSuper BowlはKC対GBになる」と予想を立てチームを編成しました。エントリーしたのはこの7人と1チームです。

 

GBファンのくせになぜQBはPatrick Mahomesなんだという方もおいででしょうが、そりゃポイント獲得数ではどう考えてもAaron Rodgersよりは上でしょう。

KCとGBは先週はFirst Week Byでしたが、前の週に登録したのと同じ選手を出場させると得点は2倍になるというルールを踏まえ(第1週は0ポイントになるのを折り込み済みで)、KCとGBの選手だけをエントリーしました。
 
そしてこの2チームが高得点を挙げたことで、とてつもないポイントを稼ぎ出しました。第2週に挙げた「318ポイント」というのはRound2だけでは20万人が参加している中の609位です。これは筆者がPlayoff Challengeを始めてから最高の順位です。トータル(1週目と2週目のポイントを足したもの)でも1086位でした。これもすごいポジションなんですよ。なにせ20万人いるんですから。
 
ポイントが伸びたのは、Mahomes(2倍にする前の得点が37、2倍にしたら74ポイント以下同)にDamien Williams(24、48ポイント)、Travis Kelce(31、62ポイント)、Harrison Butker(9、18ポイントそしてDavante Adams(28、56ポイント)という各ポジションで最高スコアを獲得した選手を登録していたからです。Tyreek Hillはわずか2ポイント(の2倍の4ポイント)でしたが、これは来週以降に期待です。
 
GBもKCもPlayoffで勝ちましたので、Championship Gameにもこれらの選手をそのまま出場させれば、獲得ポイントは通常ポイントの3倍になります。そしてもちろんそのままオーダーは変えまん。「SuperBowlに出られるであろう2チームを最初のエントリー時点で予測しないといけませんと書いたのはそういう意味です(そうしないとSuper Bowlで得点を4倍にできません)。
 
この2チームがSuper Bowlに進出するだけの好成績をChampionship Gameで挙げられたら、筆者の順位はもっととんでもないところまで行けるでしょう。ということでこちらにも期待して、今週はここまで。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

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IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
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【2019 Week17】大敗で4位に、Leading RusherだったはずのChubbとともに低迷

2020年01月03日 09時42分04秒 | 2019 Fantasy

GREEN and GOLDs 107.36 vs 89ers 154.82

試合開始前に、WRを入れ替えました。Tyreek Hillが最終戦にちゃんと働いてくれるか自信がなかったので、OAKのHunter Renfrowを使うことにしたのです。

IN Hunter Renfrow (WR - OAK)← OUT Jacoby Brissett (QB - IND)

QBはRyan Fitzpatrickにしようかと思ったのですが、思いとどまってCarson Wentzにしました。そして結果は以下の通りです。

STARTERS
POS Player Opp Status Stats   Points
QB C. Wentz QB - PHI @NYG Win, 34-17 289 Pass Yds,1 Pass TD,15 Rush Yds   19.06
RB M. Mack RB - IND @JAX Loss, 20-38 77 Rush Yds,2 Rush TD   19.70
RB N. Chubb RB - CLE @CIN Loss, 23-33 41 Rush Yds,1 Rec Yds   4.20
WR H. Renfrow WR - OAK @DEN Loss, 15-16 102 Rec Yds,1 Rec TD   16.20
WR D. Slayton WR - NYG PHI Loss, 17-34 50 Rec Yds   6.00
TE G. Kittle TE - SF @SEA Win, 26-21 86 Rec Yds,7 Rush Yds   9.30
W/R A. Ekeler RB - LAC @KC Loss, 21-31 46 Rush Yds,43 Rec Yds   8.90
K H. Butker K - KC LAC Win, 31-21 4 PAT,1 40-49   7.00
DEF 49ers DEF @SEA Win, 26-21 21 Pts,1 Sck   1.00
DL D. Buckner DL - SF @SEA Win, 26-21 2 Tack,2 Ast,1 Sck   5.00
LB B. Martinez LB - GB @DET Win, 23-20 5 Tack,2 Ast,1 Sck,1 Int   11.00
DB H. Smith DB - MIN CHI Loss, 19-21     0.00
            107.36

Week17を振り返ります。

    • Wentzは勝負のかかった試合で、しっかり結果を残しました。ただチームが勝てたのは、伏兵Boston Scottの3TDがあったからです。PHIは開幕当初のWRがいなくなってしまいましたが、Playoff初戦は開幕当初のRBがいなくなってしまったSEAが相手。どちらもけが人だらけで、どう転ぶかは読めません
    • Leading RusherだったNick Chubbは41ヤードしか走れず、最終戦に211ヤードを走ったDerrick HenryにLeading Rusherの称号を明け渡してしまいました。Chubbにはもっと期待していたのですが、シーズン終了後にHCもGMも馘にしたCLEのモチベーションが酷かったということなんでしょう。Henryがこの調子を維持できればNEとのPlayoff初戦に勝機があるのですが、MIA時代にさんざん叩かれたRyan Tannehillのリベンジにも期待します
    • Marlon Mackがここまで活躍するとは予想外でした。といっても、その代わりに外したAlvin Kamaraも活躍していたのでトントンですが。
    • Renflowも予想外の活躍でした。来シーズンに少しだけ期待します
    • Drius Slaytonは思いのほか活躍せず、ポイントが伸びませんでした
    • Austin EkelerもMelvin Gordon復帰後は使いづらい選手になってしまいました。今シーズンのLACの不調は筆者のFantasyにも大きく影響しました
    • George Kittleは試合ではそこそこの活躍でしたが、ポイントは今一つですた。ただSEAのDEFはKittleが一人入ったことで(前の対戦でKittleは欠場)、だいぶ苦労していました
    • 後の皆さんは省略します
BENCH
POS Player Opp Status Stats   Points
BN R. Fitzpatrick QB - MIA @NE Win, 27-24 320 Pass Yds,1 Pass TD,15 Rush Yds,1 Rush TD   26.30
BN R. Tannehill QB - TEN @HOU Win, 35-14 198 Pass Yds,2 Pass TD,20 Rush Yds   17.92
BN T. Hill WR - KC LAC Win, 31-21 61 Rec Yds   6.10
BN A. Kamara RB - NO @CAR Win, 42-10 39 Rush Yds,2 Rush TD,18 Rec Yds   17.70
BN J. Smith-Schuster WR - PIT @BAL Loss, 10-28 6 Rec Yds   0.60
BN J. Jacobs RB - OAK @DEN Loss, 15-16     0.00
            68.62

欠場させた選手では、せっかくFAで獲っていたFitzpatrickを先発させなかったのは失敗でしたが、勝敗には大差ありませんでした。Kamaraも2TDを挙げていますが、ホントは常時20点台、30点台を期待していた選手だけに、この程度ではあまり残念と思えません。

今シーズンは残念ながら4位という結果でしたが、今年は例年に増して反省材料が多いシーズンでした。そのあたりの反省は、別途まとめたいと思います。最後になりますが今年もよろしくお願いします。

 

 

 2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

 

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AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
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AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
OAK オークランド・レイダース SF サンフランシスコ・49ers
LAC ロサンゼルス・チャージャース SEA シアトル・シーホークス

フッター

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AFC東 BUF バッファロー・ビルズ NFC東 DAL ダラス・カウボーイズ
MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
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NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
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AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
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TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス