Fantasy Football(ファンタジーフットボール)戦記

NFLのFantasy Football(ファンタジーフットボール)のほかMLBやNBAについて語ります

過去6シーズンの実績で判明、ByeがWeek7~9のチームは次の試合が有利になる!!

2016年04月26日 12時00分00秒 | Stats
ということで前回の続き。過去6シーズン、192試合(99勝91敗2分け)あったBye Weekの翌週にあった試合の勝率を見ましょう。

まず2015シーズンを振り返ります。下に、2015年のBye Weekについて書いたインフォグラフィクスを貼ります。これ前回参照したサイトに貼ってあるものです。
 
 

その結果、Bye Week明けの試合結果は16勝16敗で、Week別の成績は以下の通りでした。

 
見てのとおりBye Weekが5と9チームは翌週高い勝率となり、Week10以降は負けがかさみ、残りは5割という結果でした。シーズンが進んだWeek10までにBye Weekがないと、Bye Week明けの勝率が下がるというのが、2015年シーズンの傾向でした。
 
では過去2010-14年シーズンのデータも加えてみましょう。元データは、上のインフォグラフィクスがあるサイトにあるのですが、どうも集計を誤っているようです。例えばBAL下の成績を見る限りは4勝1敗のはずですが、Team-Specific Performance Following a Bye WeekではBALが5勝0敗になっていました。

そこでサイトの下の方にある各チームの勝敗表を基に、データを補正したうえで、2015年シーズンの数字を足しています。

 
ここで間違えて集計しないようにデータを確認します。当初の筆者の集計ではBye Weekを基準に集計しました(前々回の各チームのBye Week分布図)が、参考としたサイトではBye Weekの翌週の勝率について書いていました。つまり表記が1週ずれているのですね。
 
Week13がBye Weekになるのは2016年シーズンが初めてのなのに、なんでこっちの表にWeek13があるんだろうと疑問に思ったことでズレに気づきました。なので表にはBye Weekと集計対象となった翌週を明示しました。
 
ということでみると、勝率が高いのはWeek7~9にBye Weekを迎えるチーム(Week8~10にBye Week明け試合があるチーム)という結果が出ました。この192試合の勝率は52.1%ですが、この値を上回っているのはWeek7~9にBye Weekを迎えるチームだけでした。Week11にBye Weekとなったチームは2015年シーズンが0勝4敗だったため、一気に勝率を落としました。

といってもここでわかるのはBye Week直後の試合の勝率。もし本格的に調べるのなら、チームの勝率とBye Weekがあった週の相関を見ないといけません。これはいずれ先の課題として、取りあえず今回数字で見るのはここまでにします。
 
せっかくなので上の表をグラフ化してみました。
 
 
最後にもう一度2016年シーズンのBye Week一覧表を貼っておきます。ただ今回初めて、Week13のBye Weekは初めてのため、CLEとTENのデータはありません。

Bye Week 翌週 TEAMS
Week 4 Week 5 GB, PHI
Week 5 Week 6 JAC, KC, NO, SEA
Week 6 Week 7 MIN, TB
Week 7 Week 8 CAR, DAL
Week 8 Week 9 BAL, LA, MIA, NYG, PIT, SF
Week 9 Week 10 ARI, CHI, CIN, HOU, NE, WAS
Week 10 Week 11 BUF, DET, IND, OAK
Week 11 Week 12 ATL, DEN, NYJ, SD
Week 12 Week 13 --
Week 13 Week 14 CLE, TEN
 
自分が応援するチームは今期のBye Week明けはどうなりそうか考えるとか、Fantasyでほかのチームの選手をFAで獲得する際の参考にするとか程度の情報ですが、ご活用いただければと思います。
 

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

2016年NFLのカレンダーを作ってみた、開幕戦CAR@DENから256試合を網羅

2016年04月24日 22時12分25秒 | Game Pass

前回まで書いたBye Weekの話はちょっとお休み。

レギュラーシーズンの予定が発表になったので、Googleカレンダーで2016シーズンのNFLスケジュールを作ってみました。「NFL 2016 シーズンカレンダー」でも検索できるはずです。

なんだ何も表示されないじゃないかという方は、カレンダーを2016年9月に合わせてみてください。日本時間の開始日時と試合場所が表示されるでしょう。試合時間は3時間30分としています。

地図を検索するとGoogle Mapsで試合場所表示されます。誰得な機能のような気もしますが。

自分のカレンダーに予定をインポートすればそのまま使えるかと思います。試合時間が変更になった場合は、インポートした方の予定を変更してください。ただこのカレンダーに書かれているスケジュールの正誤ついての責任は当方は負えませんのであくまで参考情報としてお考えください。

間違いなどありましたら教えていただけるとうれしいです。本記事にコメントをいただくか、作成者のところに書いてある連絡先にメールをください。

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 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

過去6シーズンのBye Week明け試合で全勝したチームとは?、MINは連敗脱出

2016年04月23日 07時41分36秒 | Stats
前回、各チームのBye Weekの偏りを比較しました。ただあの表では「いいタイミングでBye Weekを迎えられるのはどのチームだったか」を示したに過ぎません。Bye Week明けの試合の勝敗を見ないと、どのBye Weekが有利かとか、どのチームがBye Week明けの試合を得意としているかは分からないということです。
 
前回リンクを張った記事にこんな記述がありました。「ペイトリオッツなどは(略)2003年以降はByeの次の週に8年連続して勝利している」。確かにこういう数字があるといろいろ言えそうですね。この記事は2011年に書かれたもののようなのでデータをアップデートしたくなります
 
しかし、2003年シーズン以来の全448Bye Weekの直後の試合を数値化するのは酷です。各チームのシーズン勝敗表を見て、Bye Week明けの勝敗を手入力しないといけないわけですから。
 
試しに2015年シーズンのBye Week後の試合の勝敗をTouchdown Proを見ながら入力しました。ただこの雑誌、いたるところに間違いがあるので1次ソースとしてはとても危険なんですが(まあ改善されないでしょうけど、この場で苦情を申し上げておきます)。
その結果が上の表。正しい見方は、例えばBUFなら、「Bye WeekがWeek8にあってその翌週のWeek9で勝った」と読みます。こうやって32ページを見ながらチームごとに入力するのは面倒ですね(くどい)。
 
でもその結果、結論にたどり着きました。2015年シーズン、全チームのBye Week明けの勝敗は32試合で16勝16敗だったということです。
 
2015年シーズンのGB@DENのようにBye Week明けのチーム同士が戦うこともありますが、そういうケースは稀で、前週に普通に試合をしたチームと戦うことがよくあります。しかし勝率が5割では、1週休んでも次の試合は有利とは言えず、「Bye Weekオアシス説」は大嘘になります。
 
とここまで書いて、本当にその前の13シーズン分の全データを入力しようかと思っていたところ、ちょっとした発見がありました。なんとこのサイトに2010-14の5年分の各チームの勝敗がまとまっているではありませんか。これなら2015年シーズンのデータを足して2010年シーズン以降の各チームのBye Week明けの勝敗を分析できるとひらめきました。

2010年シーズンからはWeek11以降もBye Weekとして使われるようになりました。つまりそれ以降の6シーズンの勝敗を分析できることになります。

ただこのサイトにもちょっと間違いがあったのでデータの補正が必要でした。例えばこの5シーズンの32チームの試合の勝敗を82勝75敗2分としていたところ。160試合あるわけですから1試合分が足りません。集計中にミスがあったようです。
 
同サイトの下に載っていた表を基にデータ集計をやり直したところ、83勝75敗2分であることがわかりました。NFLでは引き分けは0.5勝0.5敗として扱いますから、勝率は0.525 = (83+0.5×2) / 160 = 84 / 160。これが過去6シーズン分の「オアシスのような存在」の正体です(大袈裟ですが、ちょっとだけBye Week明けの試合が有利というくらいです)。
こうしてできた5年分のデータに2015年シーズンの各チームの勝敗を加えたのが上の表。リーグ全体では192試合があり、99勝91敗2引き分けになりました。

SFとSTLに一つづつある引き分けは2012年シーズンにBye Week明けの両チームが戦って引き分けたためです。ただ、Bye Week明けでないチームと戦って引き分けることもあるので、Bye Week明け試合の引き分け数は必ず偶数になるわけではありません。 
 
見てお判りのとおり、6シーズン全勝はDENだけでした。2015年のWeek8にあったGB@DENは過去5シーズンのBye Week明けの全勝対決だったことになりますね。勝率がよいチームは、Bye Weekで立て直すのがうまいという評価をしてもよいかもしれません。
 
かつてBye Week明けの試合で8連勝だったというNEは、この6シーズンは4勝2敗とそこそこの成績です。それでも前の実績からして、やはり試合巧者ぶりが出ているといえるでしょうかね。少なくとも5連敗だったMIN(その前を調べていないのでわからない) は2015年シーズンの勝利で連敗を脱出しました。
 
では、Weekごとの勝率にばらつきはあるのか、つまりどの週にBye Weekを迎えたチームが勝っているのかが気になると思います。その話は次回します。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
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Bye Week設定に偏りあり、現行システム下の14シーズンで全チームを調べると…

2016年04月19日 23時00分00秒 | Stats

先週、レギュラーシーズンの日程が発表になりました。開幕戦はSuper Bowlのリマッチとか、OswilerがMileHighに凱旋?するHOU@DENが7週目とかいろいろ面白い話題が出ています。

今回は特定チームのスケジュールの評価ではなく、各チームに必ずあるBye Weekは果たしていつがいいのかについて、いろいろ考えてみました。

かつてBye Weekについてはこんな記事もありましたね。ざっくりまとめるとこんな感じでしょうか
・過酷なNFLのシーズン中、砂漠のオアシスのような存在
・4週目、5週目だとちょっと早く、10週目を過ぎると遅く感じる
 (例えば「第5週では早すぎてシーズン終盤からプレイオフにかけて不利だという意見がある」と上の記事にあります)
・Bye Weekのタイミングとチーム事情(怪我人が出た、連勝あるいは連敗中など)はシーズン前には分からない

さらに数字を見ているとこんなこともわかってきました(至極当たり前のことも書いています)
・各チームはシーズンに1回必ずBye Weekとなる
・偶数チームのリーグなので各週にBye Weekとなるチームは必ず偶数
・これまでの実績で1週にByeとなるのは最大6チーム(8チームだったことは一度もありません)
・2016年シーズンは4~11週と13週に設定されている(13週目Byeは2016年シーズンが初めて)
・Fantasyファンは指名予定選手のBye Weekを意識するのが鉄則(QBやTEなどで控えを選ぶ際の重要情報)

では2016年シーズンのBye Weekを見ると、こんな感じでした。

WeekTEAMS
Week 1 None
Week 2 None
Week 3 None
Week 4 GB, PHI
Week 5 JAC, KC, NO, SEA
Week 6 MIN, TB
Week 7 CAR, DAL
Week 8 BAL, LA, MIA, NYG, PIT, SF
Week 9 ARI, CHI, CIN, HOU, NE, WAS
Week 10 BUF, DET, IND, OAK
Week 11 ATL, DEN, NYJ, SD
Week 12 None
Week 13 CLE, TEN
Week 14 None
Week 15 None
Week 16 None
Week 17 None

例えば、Week4やWeek5は、シーズンが始まったばかり。一方、Week11以降だと遅すぎる。つまり、Week6~10くらいがちょうどよいように感じるわけです。13週目のCLEやTENにしてみると、今までよりもだいぶ待たされる感を持つのではないでしょうか。何せ初めての経験ですから。

さてNFLのBye Weekの組み方が今のものになったのは2003年シーズンですから、2016年シーズンを加えて14年×32チームですから448のBye Weekがあるわけです。

せっかくなので集計してみました。各シーズンの日程表を元にするとそれほど手間のかかる作業ではありません。

Week 01 0 0.0%
Week 02 0 0.0%
Week 03 16 3.6%
Week 04 48 10.7%
Week 05 56 12.5%
Week 06 56 12.5%
Week 07 58 12.9%
Week 08 68 15.2%
Week 09 68 15.2%
Week 10 48 10.7%
Week 11 22 4.9%
Week 12 6 1.3%
Week 13 2 0.4%
Week 14 0 0.0%
Week 15 0 0.0%
Week 16 0 0.0%
Week 17 0 0.0%
  448  

Week3、4、11、12、13の出現割合を全部足すと21.0%でした。言い方を変えると、Week5~10までの6週間に79%のBye Weekが設定されているということですね。これをグラフにしてみましょう。

さて、ここまで書いてチームによって、Bye Weekの割り当てられ方に差があるのではと考えました。きっかけは、2016年に初めての第13週にBye Weekが決まったCLEは、確か2015年シーズンもByeが訪れるのは遅かったはずと思ったことです。

じゃあチームごとのばらつきはどうだろう。そんな疑問を持ったので、ちょっと下の表を作ってみました(なお、この表は各チームのデータを1件ずつ手入力したわけではなく、Excelの手を借りて楽をして作りました)。

そしてWeek3、4には黄色、Week11、12、13にはピンク、その他はグリーンの背景をつけてみたところちょっとしたことが見えてきました。

一つはWeek11以降のByeが始まったのは2011年以降であること。もう一つはチームによってばらつき具合に差があることでした。一番右のカラムは、448回のBye Weekの平均値(7.23)との差分(絶対値)を足し合わせたものです。つまり、平均値から遠いBye Weekを割り当てられたチームほどこの値は大きくなります。

差がもっとも大きく出たのはDALで、一番小さかったのはSFでした。特にSFの数値の低さは他よりも抜きんでており、早すぎたり遅すぎたりするタイミングでのBye Weekはありませんでした。だからといってSFがこの13シーズン(2016年シーズンは除く)に強かったかというとそれほどでもないようです。

取りあえず上の表は、自分のひいきチームがこれまでどのようなBye Weekを過ごしてきたかを鑑賞するためにお使いください。

とここまで書いてきて、次に考えるべきなのは、Bye Weekを終えた後の、次の試合の勝率はどういうものかということであると気づきました。Bye Weekがチームにとって本当に「オアシス」なら、リフレッシュした状態で戦える翌週の勝率は上がるはず。ただこれを調べるには、各チームのBye Week明けの試合の勝ち負けを足し合わせないといけません。

上の表はExcelを駆使して小一時間ほどで作りましたが、各チームのBye Week明けの試合の勝ち負けは448件を手入力しないといけなくなりそうです。さあどうしよう、と思案していた時にふと英語でかかれたページを発見しました。ここにあった情報で新たな展開が見えてきました。

とここまで書いたところで、今日はここまで。続きは近いうちにお見せできるかと思います。


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 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
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「WentzかGoffか」で思い出す「SmithかRodgersか」、2人の11年の足取をおさらいしよう

2016年04月17日 20時30分00秒 | NFL2016

先日、TENとドラフト1位をトレードアップしたRamsが、どっちのQBを獲るのかが話題になっています。そう、Carson WentzかJared Goffかという話です。筆者は、先日のニュース直後にカリフォルニア大のGoffではないかと予想しましたが、米国での予想はそこまで断定的ではないようです。

例えば、同じ記事に「Wentz is the superior prospect -- in fact, he's better than Blake Bortles was coming out of UCF」とか「I have Wentz rated slightly higher, but I think Goff is a better fit in Los Angeles」とか、二つの選択肢が示されています。

この、1巡目上位に有力白人QBが2人いて、1位指名順を持っているのはCaliforniaのチーム、そして片方の選手はCalifornia出身というシチュエーション。どこかで似たような話を思い出しませんか?そう2005年のドラフト会議ですね。当時1位を持っていたSFが、Alex SmithとAaron Rodgers(カリフォルニア大)をどちらを指名するのかが話題になりました。

結果はご存知の通り、SFは1巡目1位でSmithを選び、Rodgersはなかなか指名されずに24位でGBの手に落ちました(ほかのチームがQBを必要としていなかったなどの事情があったためです)。

パスによるTD数

ではこの2人がNFL入り後にどういう足跡をたどったかをまとめてみましょう。11年後にWentzとGoffでも同じように比較できるといいですね。

実はこの2人、11シーズンで出場したRS試合数は何と同じ126。11シーズンで全試合に出ると176試合になるはずですが、それぞれ苦労しているため50試合分が欠けています。先発数はわずか2試合だけSmithが多い121ですが、それほどの差ではありません。

まず先にNFLで先発の機会を得たのはSmithでした。1年目(2005年シーズン)はTim Ratteyと先発の座を競い合い、7試合に先発します。この時のOCはご存知Mike McCarthyでしたね。

ただ「NFL 2006 カラー写真名鑑」(ベースボール・マガジン社)によると、9試合に出場し1TD11INTで「プロの洗礼を浴びた」とありますので、いきなり大活躍をしたわけではありません(2016年シーズンのWinstonやMariotaの方が数段上の結果を出しています)。

McCarthyがGBに去った2年目は、16試合全てに先発出場します。ただしTDを16獲得するもINTも16で、高い評価はもらえていません。そして3年目は肩の故障で7試合の出場にとどまり、4年目(2008年シーズン)は出場機会0。

パスによる獲得ヤード数

シーズン後に大減俸を受け入れざるを得ないところまで窮地に追い込まれました(4年目に出場機会0というとRG IIIと重なりますね。1年目の実績はRG IIIの方が断然上ですが、2015年シーズン終了時点のRG IIIが近いイメージでしょうか)。

一方、同じ2008年に、McCarthyの下でGBのエースQBになったのがRodgersでした。チームは6勝10敗でしたが全16試合に先発して4000ヤードを突破(TDは28)。入団してから3年はBrett Favreの「辞める辞めない詐欺」に見舞われましたが、4年目はFavreが辞めないといってもチームがRodgersを選択するまでになっていました。

2009年シーズン前のRodgersへの評価は「周囲の期待に応える実力(中略)を証明して見せた」「リーダーシップも発揮」と賛辞であふれているのに、一方のSmithには「(ショーン・)ヒルに開幕先発争いで敗退」(どちらも「NFL 2009 カラー写真名鑑」 から引用)という冷たい評価でした。

その後Rodgersは、Super Bowlを2010年シーズンに獲り、レギュラー定着から6シーズン続けてパッサーレイティングが100越え。リーグを代表するQBの座を得ています。2016年は久しぶりにレイティングが100を下回りましたが、2試合でHail Maryを決めるなど、チームのエースとして君臨しています。

パッサーレイティング

一方のSmithはチームが2012年シーズンにSuper Bowlへ進出するも、自身が脳震盪で退いているうちにColin Kaepernickにとって代わられ、2013年シーズンにKCへ移籍するという憂き目にあいます。ただ自分を呼び寄せたてくれたAndy Reidとの相性はよかったようで、2016年はチームの大躍進に貢献し、パッサーレイティングで久しぶりにRodgersを上回る結果を出しました。

2015年シーズンが終わって、通算の勝ち星や獲得ヤード、TD数、そしてパッサーレイティングでは全てRodgersが上回っています。それでも長年苦労してここまで来たSmithは今が絶頂期といえるでしょう。

所属するKCは2015年シーズン後半の爆発力を維持できれば、2016年シーズンのAFC西の優勝候補といえるでしょう。問題はPlayoffに行ってからの淡泊さを克服することと、チームがクロックマネジメントを学ぶことでしょうかね。

 

RodgersもJordy Nelsonの復帰とEddie Lacyのダイエットで、2度目のSuper Bowl獲得を狙ってきます。2015年シーズンの失速を繰り替えさないようGBがどこまで戦力を整えられるかにかかってきます。

Rodgersは83年生まれ、Smithは84年生まれですので、残りの時間が少なくなってきました。2015年のSuper Bowlは2011年のドラフト1位2位対決(Newton vs Miller)が話題でしたが、2016年シーズンのSuper BowlではSmith vs Rodgersに期待したいところです。

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語りますのでよろしくお願いします。

AFC東BUF バッファロー・ビルズ NFC東DAL ダラス・カウボーイズ
 MIA マイアミ・ドルフィンズ  NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
 NE ニューイングランド・ペイトリオッツ  PHI フィラデルフィア・イーグルス
 NYJ ニューヨーク・ジェッツ  WAS ワシントン・レッドスキンズ
AFC北BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北CHI シカゴ・ベアーズ
 CIN シンシナティ・ベンガルズ  DET デトロイト・ライオンズ
 CLE クリーブランド・ブラウンズ  GB グリーンベイ・パッカーズ
 PIT ピッツバーグ・スティーラーズ  MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南ATL アトランタ・ファルコンズ
 IND インディアナポリス・コルツ  CAR カロライナ・パンサーズ
 JAX ジャクソンビル・ジャガーズ  NO ニューオリンズ・セインツ
 TEN テネシー・タイタンズ  TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西DEN デンバー・ブロンコス NFC西ARI アリゾナ・カーディナルス
 KC カンザスシティ・チーフス  LA(STL) ロサンゼルス(セントルイス)・ラムズ
 OAK オークランド・レイダース  SF サンフランシスコ・49ers
 SD サンディエゴ・チャージャース  SEA シアトル・シーホークス

フッター

2015年シーズンからアメリカンフットボールのFANTASY FOOTBALL を楽しんでいるトーマスといいます。NFLだけでなく、MLBやNBAについても語ります。

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MIA マイアミ・ドルフィンズ NYG ニューヨーク・ジャイアンツ
NE ニューイングランド・ペイトリオッツ PHI フィラデルフィア・イーグルス
NYJ ニューヨーク・ジェッツ WAS ワシントン・フットボール・チーム
AFC北 BAL ボルティモア・レイブンズ NFC北 CHI シカゴ・ベアーズ
CIN シンシナティ・ベンガルズ DET デトロイト・ライオンズ
CLE クリーブランド・ブラウンズ GB グリーンベイ・パッカーズ
PIT ピッツバーグ・スティーラーズ MIN ミネソタ・バイキングス
AFC南 HOU ヒューストン・テキサンズ NFC南 ATL アトランタ・ファルコンズ
IND インディアナポリス・コルツ CAR カロライナ・パンサーズ
JAX ジャクソンビル・ジャガーズ NO ニューオリンズ・セインツ
TEN テネシー・タイタンズ TB タンパベイ・バッカニアーズ
AFC西 DEN デンバー・ブロンコス NFC西 ARI アリゾナ・カーディナルス
KC カンザスシティ・チーフス LAR ロサンゼルス・ラムズ
LAC ロサンゼルス・チャージャース SF サンフランシスコ・49ers
LV ラスベガス・レイダース SEA シアトル・シーホークス