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映画「パリより愛をこめて」@ユナイテッドシネマ豊洲

2010-05-27 21:59:45 | 映画感想
2010/5/26、ユナイテッドシネマ豊洲。


  
ジョン・トラボルタ、ジョナサン・リース・マイヤーズ、カシア・スムトゥニアク。

***

ジェームズ・リース(ジョナサン・リース・マイヤーズ)は、
アメリカのフランス大使館勤務の外交官で、大使の補佐官(秘書)。
スケジュール調整、通訳、そしてチェスの相手もこなし、いずれでも有能。
しかし、その裏では何者かの指示を受けてスパイ活動にも手を染めるCIAのエージェント。

とは、言ってもどこかの駐車場で車のナンバーを取り替えたり、
どこかの大使館に隠しマイクを仕掛けたりといった「小物」作業ばかり。

いつかは、大きい仕事をやりたいと考えている。

リースにはフランス人の彼女、キャロリーン
(英語読みだとキャロライン、カシア・スムトゥニアク)がいて同棲中。
ある日、リースがアパートに戻ると、ドア付近に点々と血の跡が。
しかしそれは、キャロリーンのこぼしたソースだった。

キャロリーンは父の形見だという指輪をリースに渡し、
いい雰囲気になったところへ、また電話が入る。

リースの相棒になる男が税関でもめていると言い、行ってみると、
男はいかにもって感じのチャーリー・ワックス(ジョン・トラボルタ)、
係員を口汚くののしり、ドリンク缶を持ち込む、持ち込ませないで揉めていた。

ワックスはリースを運転手に、持っていたマッチの中華料理屋に向かった。

ワックスは、ボーイに突然、ヤクを出せと言いがかりをつけ、店員らと撃ちあいになる。

結局激しい銃撃戦の末、ワックスは店員のほとんどを射殺、
天井に隠されたコカインの粉末をツボに詰めてリースとともに外に出る。

店の裏手に回ったワックスは、一人わざと逃した店員の後を追う。
ワックスのあまりの無軌道ぶりに憤るリース。

いったいワックスの目的は。

何がホントで何がでたらめか。

ワックスに振り回されながらもリースは事件を追う。

***

そんなに複雑なストーリーではないが、次々と畳み掛けるスピード感あふれる展開は、
こちらに有無を言わせない。

でたらめな性格ででまかせばっかり言っているようで、実は緻密な計算をしている。
個人プレーに走っているようで、実はCIAのバックアップを巧みに利用している。
などなど、展開に破綻は感じさせない、ていうか破綻を感じている暇がない。

車での暴走シーンもあり、リュック・ベッソンの本領発揮というところだろうか。

「96時間」よりもさらに無茶苦茶なエージェントだが、
度重なる乱暴狼藉も外交特権で済まされそう。
人の命を屁とも思わない、こんなエージェントがホントにいたら大問題だが、
ここまでハチャメチャだともはや痛快だ。

弱っちい若いエージェントが無茶なベテランに振り回され、最後は敵を撃ち倒し、
ベテランに匹敵するゴツイ武器を持つ。
ありがちな設定だが、エンディングはちょっと「ビバリーヒルズ・コップ」を思い出した。

**

ジョン・トラボルタは、リュック・ベッソンに自分のスキンヘッドのCGを作って送り、
監督のイメージに合うか確認したそうだ。

ジョナサン・リース・マイヤーズはMI:3にも出ていたらしい。
あとで確認しておこう。

カシア・スムトゥニアクは、ちょっとキーラ・ナイトレイの雰囲気もあって、
それに顔を小さくしてペネロペ・クルスの味付けをしたような感じ。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (KLY)
2010-05-27 22:21:34
突き抜けてましたねぇ。トラボルタの見事なアクション振りが素晴らしいですが、彼を引き立たせるジョナサンの演技も大したものです。ご褒美に最後の美味しいところはもって行きましたが。(笑)
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KLYさんへ (KGR)
2010-05-28 09:43:04
面白かったです。
冷静に考えさせず、畳み掛ける演出が見事でした。
ノンストップ・アクション・ムービー。
こういう系の映画の方がお気楽で楽しいです。
返信する
理屈抜きに面白い・・。 (ひきばっち)
2010-06-01 08:35:30
こんにちは(^^♪
レス遅くなりまして、大変失礼致しました。

本作は面白かったっす!理屈抜きに「トラボルタのおっさんカッコいいやんけー!」って感じでした(^^♪。

ストーリーも実にしっかりしていて、私は終盤の「リースの家でのホーム・パーティー」のくだりまで、真相が解りませんでした。
もう1回観たいくらいであります!

KGRさんはユナイテッドシネマ豊洲がご用達でいらっしゃいますか!?
私はユナイテッドシネマ豊島園に足しげく通っております。
今後とも宜しくお願いいたします~^^。
返信する
Unknown (たお)
2010-09-20 13:09:28
スコーンと突き抜けておりましたねぇ。
粗を感じる隙を与えないスピード感もさることながら、色んな事をウヤムヤニして「やったなぁ、こいつぅ」で終わらせる様も、結構好きです。
この手の楽しい作品って、最近じゃベッソン経由ばかりですねぇ。
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ひきばっちさんへ (KGR)
2010-09-20 21:22:39
こちらも久しぶりのコメント確認での書き込みです。
ついでに何本かTBさせていただきます。

ユナイテッドは豊洲、TOHOは錦糸町、109は木場が主戦場です。
そのほかに、シネマメディアージュとシネマイクスピアリにも出没します。
返信する
たおさんへ (KGR)
2010-09-20 21:27:21
>粗を感じる隙を与えないスピード感
>色んな事をウヤムヤにして
いかにもベッソン流って感じでした。

でももう一人いますよ、似たようなプロデューサーが。
それは、ジェリー・ブラッカイマー。
私の評価は、
>ベタで大した中身のないストーリーを面白く見せるのはうまい。
返信する
こんにちは! (アイマック)
2010-12-09 12:47:37
トラヴォルタの暴れっぷりに目がいきますね。
やりすぎぐらいがちょうどいいのかも。笑
ジョナサン・リース・マイヤーズとのコンビネーションもよかったです。
カシア・スムトゥニアクはキーラに似てる。
これからいろんな映画に出てくるのかな。
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アイマックさんへ (KGR)
2010-12-09 18:42:45
中途半端に無茶だとそんなことあるかいってなっちゃいますが、やりすぎだと逆に受け入れやすいですね。

>カシア・スムトゥニアク
どうなんでしょうね。
ヨーロッパ映画にはよく出てるようですが。
(イタリア映画が多いようです)
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おじゃまします (ピロEK)
2011-01-21 23:15:57
おじゃまします。
この映画は…内容はあんまり覚えていないんですけど、多分面白かったような気がします。
トラボルタが少し苦手な私ですが、最近はまぁまぁ(私が思う)嫌なアクが落ちてきたかなぁとも…にしても何故トラボルタをキャスティングするのかは良く分かりませんです。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
返信する
ピロEKさんへ (KGR)
2011-01-22 22:58:11
>多分面白かったような
それで十分かもしれません。

敵を追い詰めていく展開は「96時間」と似てなくもないんですが、
味付けは全く違う映画でした。
返信する

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