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試写会「 ダ・ヴィンチ・コード」@中野サンプラザ

2006-05-19 16:33:07 | 映画感想
ご存知の通り、キリスト教教会を敵に回して、
ソニー製品の不買運動をするとまで言わしめている作品。

同名の小説の映画化だが、
この小説が従来にない全く新しい説を唱えているわけではなく、
「レンヌ=ル=シャトーの謎」などからも影響を受けているといわれる。

キリスト教関連の物語では、よく出てくる「聖杯(Holy Grail)」の秘密がテーマです。
聖杯は「インディ・ジョーンズ、最後の聖戦」でも出てきますが、
あんな単純な話ではありません。

このほか、「シオン修道会」「オプス・デイ」「テンプル騎士団」そして
最も重要な「マグダナのマリア」などが謎解きのキーワードです。

さて、会場は中野サンプラザ。
この土曜から公開と言うのに、前々日の試写会で7部程度の入り。
まあ、空いててよかったですが。

**

ルーブル美術館館長ジャック・ソニエール(ジャン・ピエール・マリエル)が、
修行僧シラス(ポール・ベタニー、ファイヤー・ウォールの悪役)に撃たれる。

学会でフランスに来て館長と会う約束をしていた、
ロバート・ラングドン(トム・ハンクス)は、
ベズ・ハーシュ警部(ジャン・レノ)に呼び出され、事件現場に行く。

そこでは、ダイイング・メッセージとダ・ヴィンチの絵の図形の中に
館長が全裸で横たわっていた。

現場に暗号解読班のソフィー・ヌヴー(オドレイ・トトゥ)がやってきて、
ひそかにラングドンに事情を告げる。
実は、自分は本当はソニエール姓で、館長の孫であること、
ハーシュ警部はラングドンを犯人と決め付けて逮捕しようとしていること、
そして、
消されたダイイング・メッセージの中に「ラングドンを探せ」とあったこと。

ヌヴーとラングドンの2人はルーブル美術館から逃げ出したように見せかけ、
館に残り謎解きを始める。

ダイイング・メッセージは「モナリザ」を示し、
「モナリザ」に記された暗号は「岩窟の聖母」を示していた。

そして2人は、「岩窟の聖母」から白百合の紋章のついたタグを見つける。

オプス・デイの僧侶マヌエル・アリガローサ
(アルフレッド・モリーナ、スパイダーマン2のドック・オク)は、
シラスを使って、聖杯へとつながるキー・ストーンを探させていた。

謎解きに大金持ちの歴史研究家、リー・ティービング
(イアン・マッケラム、LTORのガンダルフ)が絡み、
驚愕の事実へとつながっていく。

**

キリスト教的背景がないと少し判りにくいかもしれない。
ボイコットが悪いかどうかは別として、教会が文句言うのもありかなという感じ。

謎解きは小説を読んでいたほうが面白いのだろうが、映画だけでも十分楽しめる。
まあ、時間の制限があるから、ややあっさり解けてしまう感はあるが、、、。

これで終わりか、と思うとまだ話しが続き、最後の最後まで謎解きが続く。

しかし、なあ。
初っ端の謎解き設定が謎。

銃で撃たれて、死ぬかもと言う時に
わざわざダイイング・メッセージをあちこちに残し、
しかも、元の場所に戻ってわざわざ全裸になり、
なおかつ脱いだ服はどこかに隠したうえ、
○の中に大の字になってから死ぬ。

そんな暇があったら、救急車でも呼べよ。

コメント (12)    この記事についてブログを書く
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12 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
TBありがとうございました (放蕩主婦)
2006-05-19 17:12:11
こちらもTBさせて頂きました

この映画の雰囲気は嫌いじゃなかったです。

また、お邪魔しますので宜しくお願いします。

返信する
コメント有難うございました。 (KGR)
2006-05-19 17:26:45
キリスト教徒でない私には気楽に楽しめました。



いつでもお越しください。

返信する
Unknown (「感動創造」)
2006-05-20 11:20:53
KGR さん

お世話になっております。



確かに異常な事態といえますよね。

何か、別の意図もあるような・・・



個人的にはダ・ヴィンチが好きなので

楽しみにしております。
返信する
はじめまして (ピョンスケ)
2006-05-21 01:26:40
うちの親は信者なんですが、コテコテじゃないのでこういう可能性も無いとは言い切れないんじゃないの?って言ってました。

私は信者ではないので単純にミステリーとして楽しみましたけど、教会にとっては大変なことなんでしょうね、最後にフィクションですって断りが出ても(笑)
返信する
こんにちは。 (スペードのA)
2006-05-21 17:54:06
こんにちは。ダ・ヴィンチ・コードすごく話題になっていますね。私はキリスト教徒でないので、イマイチよく分からないところも多いのですが、何で教会の人があんなに怒る本を出したのかがよく分かりません。
返信する
こんにちは (ヘーゼルナッツ)
2006-05-23 19:56:40
KGRさん、TB&コメントどうもありがとうございました^^



〉ソニー製品の不買運動をするとまで言わしめている作品。

ってそうなんですか^^なんだか凄い事になってるのですねえ。

ソニーは、かなりの力の入れようで銀座のソニービルは5月下旬はモナリザ一色でしたよ。

8Fのホールでは、無料で「ダヴィンチの手稿」があってました。

いろんな発明品がPCで3Dでみれるやつで、凄い力のいれようだなあって思ってたものです。。。



これで終わりかと思うと、まだまだ続いてましたね^^

実は・・・みたいな~。あと、こーいちさんに紹介して頂いてありがとうございました。



また遊びにこさせてもらいますね!これからもヨロシクです。

返信する
ヘーゼルナッツさんへ (KGR)
2006-05-23 20:21:56
コメント有難うございます。



ヘーゼルナッツさんのQ&Aが大変役に立ったので、

ご紹介させていただきました。



ただ一方的に感想を書くだけでなく、

こうやってリンクの輪が広がるところが、

ブログのすばらしいところだと思います。



いつでもお越しください。

わたしもまた寄らせて頂きます。



返信する
怒る教会 (にら)
2006-05-29 13:42:35
特に「人殺しも厭わぬ凶悪な連中」であり「結局は黒幕に翻弄されたアホ集団」として原作に描かれた某宗教団体なんて、怒り心頭のことでしょうね(笑)。



てなわけで、TBありがとうございました。
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にら様 (KGR)
2006-05-29 14:04:04
わざわざお越しいただいてありがとうございました。



政治が宗教を利用しているのか、

宗教が政治を利用しているのか、

はたまた宗教が政治と化したのか、

よくわかりませんが、

宗教の名の下の争いはなくなりませんね。



宗教が救うものはいったい何なんでしょう
返信する
こんにちは! (猫姫少佐現品限り)
2006-06-08 13:54:00
いつもありがとうございます!

あたしはこういうオカルト系大好きなんで、やはり新鮮味を感じませんでしたね。

原作は読んでいませんが、なんか原作のストーリーを追っただけみたいな、さらさら流れる映画で、期待はずれでした。

またよろしくお願いしますね。
返信する

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