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映画「REDリターンズ」@ユナイテッドシネマ豊洲

2013-12-10 00:33:15 | 映画感想
2013/12/7、ユナイテッドシネマ豊洲。

スクリーン3。
前回C列を選んで前過ぎた(見上げる感じだった)ので、今回はE列。
列の中央は取れなかったが、高さ的にはちょうど良いかも。

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ブルース・ウィリス、ジョン・マルコビッチ、ヘレン・ミレン、
イ・ビョンホン、メアリー・ルイーズ・パーカー、
アンソニー・ホプキンス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ

**

フランク(ブルース・ウィリス)はすっかりマイホーム親父となって、
サラ(メアリー・ルイーズ・パーカー)とのんびり買い物をしていると、
マービン(ジョン・マルコビッチ)がやってきて、狙われていると告げる。

フランクは相手にしないが、直後マービンの乗っていた車が爆破され哀れマービンは爆死。
次は自分たちが危ないと考えるフランクだった。

しかし、時すでに遅く、フランクはFBIに逮捕されてしまう。
ところが、FBIの尋問場所をCIAエージェントの
ジャック・ホートン(ニール・マクドノー)が襲撃、
フランクは隙を見て逃げるが、CIAの武装部隊に追われ危機一髪の時、
マービンが突入してきて難を逃れる。そう、やはりマービンは死んだふりだった。

マービンによればかつてフランクが絡んだ「ナイトシェード」に関する情報がリークされ、
CIAやMI6がフランクを追っているらしい。

「ナイトシェード」はベイリー博士(アンソニー・ホプキンス)が作った大量破壊兵器で、
クレムリンに潜入後、博士は死亡。兵器は行方不明のままだ。

CIAはハン(イ・ビョンホン)、MI6はビクトリア(ヘレン・ミレン)を雇い、
フランク殺害を依頼する。

フランク等は果たして追手の手を逃れ、自分たちをはめた陰謀を解き明かせるだろうか。

**

MI6やCIAから暗殺を依頼されたり、個人的感情や正義より命令が優先すると
言っている割には、依頼や命令を簡単に裏切ってフランクに味方するなんて
なんて良い人たちなんだろう。

ハンもビクトリアも最初から敵対は格好だけだったと思えば、
わざと死なないように攻撃していたと取れなくもない。


フランクやマービンが何をしたと思われて追われているのか、と言う
肝心の部分が判然としなかった。

「ナイトシェード」に絡んでいることは分かるが、
それをどうしようとしているのかが曖昧だった。

日本の宣伝では最初から「核爆弾」と言っちゃってるので、
核爆弾よりもっとすごいものがあるのかと思ってしまった。

あんな小さい核爆弾があるのかと思う方もおられるだろうが、
今は本当にスーツケース核爆弾があるらしい。

映画にも何度も登場しているはずで、目新しいものではない。

「あんな核爆弾があれば、どこにでも持ち込める」と驚くのはいまさら感がある。



ウラン単体は銀白色の金属だが、反応性が高く、水や空気中の酸素と反応する。
安定な水溶液は黄色か緑色である。
赤紫色の溶液も作れるが、水と反応して水素を出し、緑色に変化する。
従って、パイプに詰められた液体がウランの溶液だとすれば緑色か黄色であるべきだった。

しかし、あの程度(片手で容易に持ち運べるほど)の重さの核爆弾であれば、
プルトニウム型原爆である可能性が高い。

プルトニウムの水溶液であれば、赤紫色であってもおかしくない。

ただ、プルトニウム原爆の構造としてはインブロージョン型と呼ぶ
爆縮レンズを構成する必要がある。
すなわち、プルトニウムの周りを通常爆薬で囲み、周辺から点火し、
火薬の爆圧でプルトニウムを圧縮、一気に超臨界状態にするので、
プルトニウムが裸で外から見えることはありえない。

従って、あの装置は素人目には核爆弾とはかけ離れたもの、例えば化学兵器などに見えた。
もしそうであれば、32年もの間、無造作に置かれていたことを考えると空恐ろしい。

ただ、そういったことは実は些細なことで、筋書きはむしろどうでもいいのかも。

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