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復党した人に投票した選挙民はどうなる

2006-11-28 09:05:58 | Weblog
自民、平沼氏の復党見送り 「誓約」の11人は容認(朝日新聞) - goo ニュース

選挙前に言ったことは、公約でも何でもないんでしょうか。
ただの戯言とは思えませんが、それを信じて投票した人はどうなるんでしょう。

「票の二重取り」どころではなく、選挙民に対する裏切り行為に等しいのでは。

落選議員については別に考えるといっているらしいが、むしろ逆。

郵政民営化に反対して落選した=選挙民の意見は郵政民営化賛成だった、
そう判断し、選挙民の意見を入れて賛成に回る、選挙前とは異なり、
自民党と同じ方向になったので、復党したい。

この方が筋が通る。

郵政民営化に反対して当選した=選挙民は郵政民営化に反対だ、
選挙民の意思を代表してあくまで郵政民営化には反対を貫く、
自民党の復党条件には従えない、

これもわかる。
だから平沼さんの気持ちは理解できる。

誓約書出した人は何であっさり主義主張を変えちゃうのかな。
絶対何も変更しちゃいけないということではありませんよ。
間違っていたと思ったら、変えてもいいとは思います。
しかし、郵政民営化については別でしょう。
それを選挙の争点にしたわけだから。

郵政民営化に反対して当選した=選挙民は郵政ではなく個人の資質で選択した、
だから、私が考えを変えても選挙民を裏切ったことにはならない。

そういう論理展開でしょうか。
だったら公約なんかいらないことになりますね。

本当に個人のお人柄?
それとも地元利益誘導型の政治がまだまだ健在と言うことでしょうか。

個人よりも党、二大政党を標榜するなら、
イギリス的な政党政治に持っていくチャンスなんですけどね。

これで選挙民が裏切られたと見て、次回選挙で落選させれば懲りるでしょうが、
あっさり当選しちゃうんだと思いますよ。
今回のことなんか忘れちゃってるでしょうし。
ちょっとどうかな、と思うような人でも地元じゃ英雄だもんね。
結局は選挙民の資質なんでしょうか。

地盤、看板、鞄と言われるような地元密着型の政治家ではだめです。
今回も、復党派と公認議員の選挙区調整なんて言ってますから。

当選した選挙区と同じ選挙区からは連続して立候補できないようにでもしないと、
本当に国のことを考える政治家は生まれないんじゃないでしょうか。

あるいは、地方自立をもっと進めて、県や市町村の行政が多大な権力を持てば、
地元利益誘導型の国会議員はいらなくなるんですけどね。

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