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映画感想「鳩の撃退法」2021/9/3 @ユナイテッドシネマ豊洲

2021-10-18 18:07:02 | 映画感想
「鳩の撃退法」

2021/9/3、ユナイテッドシネマ豊洲、4番スクリーン。



藤原竜也、土屋太鳳、リリーフランキー、風間俊介、ミッキー・カーチス、豊川悦司。



時系列が錯綜しながら物語が進んでいくので、あらすじは時系列通りに並べ直してみた。

かつて直木賞を受賞したこともある小説家、津田伸一(藤原竜也)はデリヘル嬢の送迎をするドライバー。
チンピラやくざの多々良(駿河太郎)と大河内(浜野謙太)に勝手に商売していると怒鳴られ殴られる。
二人が去ると、古書店の店主(房州書店、ミッキー・カーチス)が貸した3万円を返せと手を出してくる。
後日、津田が房州書店を訪れると、子連れの女性が本を買い取ってもらっていた。
津田は「ピーター・パンとウェンディ」の文庫本を買って店を出る。

深夜、津田は行きつけのカフェで、度々見かける男(幸地秀吉、風間俊介)に相席を申し出、
水商売で店の閉店後、時間をつぶしていると言い当てる。
津田との会話に興味を示した男は、次回会ったときに「ピーター・パンとウェンディ」を借りる約束をして店を出る。
しかし、この後津田は二度と男と会うことはなかった。
ウェートレスの沼本(ぬもと、西野七瀬)がこぼしたコーヒーが「ピーター・パンとウェンディ」の表紙に少しかかる。

津田はここまでの話を小説にしたて、編集者の鳥飼なほみ(土屋太鳳)に読ませる。
鳥飼は直木賞受賞作が暴露本になったことでさんざん揉めた過去を持ち出し、フィクションであることを確認する。

秀吉は娘の茜を幼稚園に迎えに行く。
妻の奈々美(佐津川愛美)が体調を崩したと聞いたママ友が、茜を預かってくれる。
秀吉にバイトの佐野(ついひじ杏奈)から、電話で3万円の前借の依頼があり、秀吉は承知する。
直後に地元裏社会のボス倉田(豊川悦司)から電話があり、今夜バーに荷物が届くので預かっておくように、
明日取りに行く、と連絡が入る。

家に戻ると奈々美がソファーで横になり、妊娠したと秀吉に告げる。
秀吉は冷たく今度ば誰の子だとつぶやいて家を出て、店のバーテンダーに連絡して店を頼むと告げる。

津田はデリヘル嬢のまりこ(桜井ユキ)に貸していた3万円を返してもらい「ピーター・パンとウェンディ」に挟む。
まりこは知り合いの男(晴山次郎、柿澤勇人)を駅まで送ってほしいと頼まれるが、男は送る途中で別の駅を指定。
待っていたベンツに乗り込んで中にいた女といちゃつく。
津田にデリヘルの社長から連絡が入り、面接予定だった女性を家まで送ってほしいと言われる。
津田が迎えに行った女性は房州書店に本を売りに来ていた子連れの女性だった。
団地迄送ると、女性は子供が津田の「ピーター・パンとウェンディ」持ってきてしまい、金が挟んであったことに驚くが、
津田は既におらず返しそびれる。

津田はここまでの経緯を書いた小説を鳥飼に読ませる。
前回の暴露騒ぎと同じ失敗を心配する鳥飼はまたもフィクションであることを念押しする。

約1か月後、房州書店の店主が急逝する。
店主が津田に遺したキャリーバッグには現金3千万円と、「ピーター・パンとウェンディ」の本に3万円があった。
しかし、この3万円は偽札だったが、この時点で津田はそれを知らない。
この後、津田は事件に巻き込まれ命を落としかける。



結末はまだ決めていないと言う津田、内容は事実で結末はまだ起こっていないだけなのではと疑う鳥飼。
いったいこの話はフィクションなのか、現実に起こっていることをなぞっているだけなのか。

現実と小説を映像化した部分がないまぜに進行し、観客を混乱に陥れる。
果たして結末は。


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