ご存知の通り、日本漫画界の重鎮、故「手塚治虫」の数ある作品の一つ。
父、醍醐景光が、48匹の魔物と交わした約束のせいで
体中48か所を失ったまま生まれた百鬼丸。
育ての親につけてもらった手足や目や耳、
仕込みの刀を使って魔物を退治し、体を取り返していく。
侍に殺された盗賊の頭だった親父の秘密を背負った泥棒稼業、どろろ。
百鬼丸の刀に目をつけてともに旅をする。
映画も基本的には同じだが、設定を少し変えてある。
また、漫画を知らなくても、
琵琶法師の語りを借りて設定の説明があるのでまごつくことはない。
***
設定は日本ではないどこか仮定の国で、時代(何とか歴何年)も架空の設定。
そこでは、数十年にわたり戦乱が続いていて、国は荒れ放題。
一国の主になる前の醍醐景光(中井喜一)は、
地獄堂の48の魔物の像の前で子供の体と引き換えに天下取りを願う。
時は20年ほどのち、すり(柴崎コウ)と怪物退治の男(妻夫木聡)が出会う。
男の素性を琵琶法師(中村嘉津雄)が説明してくれるが、
男の手足は拾ってくれた魔術師の父(原田芳雄)が死体の手足を移植したもので、
琵琶法師の琵琶に仕込んであった「百鬼丸」という刀剣を
左腕に仕込みなおしたもの。
(このあたりは漫画と少し違う)
男が口走った言葉から、男を「百鬼丸」
自分を「どろろ」と呼んで怪物退治の2人連れが出来上がる。
百鬼丸はどろろをしょっぱなから女と見破る。
これも漫画とは違うが、目も耳もなく気配ですべてを知る百鬼丸が
男女の区別もつかないはずがないから当然かもしれない。
水子の亡霊、焼け寺、鯖目(杉本哲太)と
その妻(土屋アンナ=この役ぴったり!)とその娘たち。
蛾の化身だった妻を殺し、体の一部を取り戻すものの、
村人に化けものと罵られ村を出る。
その後も次々と化けものを退治するが、
自分が醍醐景光の子であることを知り、悩む百鬼丸。
醍醐景光の妻(つまり、百鬼丸の母、原田美枝子)と
弟である多宝丸(瑛太)との出会いと対決。
父、醍醐景光との対決。
物語は、波乱の展開を見せ、終わり方は漫画と異なり、別の展開となる。
***
平原の真ん中の板門なども漫画同様に作られてはいるが、
どこか日本とは違う風景。
案の定、ニュージーランドでした。
大筋は漫画と同じだが、設定を多少変えたことで、話に自由度が増えた。
撮影はなかなかの出来。
実際に大勢を使った騎馬戦をやった最近の邦画よりよほど迫力がある。
CGも割とよくできていたし、6つ子ちゃん(もっといたか)はよくできていた。
ワイヤーアクションも多少わざとらしいところはあったが、なかなか。
ただ、わざと色調を変え、ぼかした映像の作り方は好みが分かれるところ。
私は好きではない。
土屋アンナの「鯖目の妻」はあまりのはまり役に思わず笑ってしまった。
この映画、すでに2&3の制作が決まっていて、
2ではどろろの秘密が明らかになるらしい。
撮影方法は、大作で最近はやりの2、3同時。
父、醍醐景光が、48匹の魔物と交わした約束のせいで
体中48か所を失ったまま生まれた百鬼丸。
育ての親につけてもらった手足や目や耳、
仕込みの刀を使って魔物を退治し、体を取り返していく。
侍に殺された盗賊の頭だった親父の秘密を背負った泥棒稼業、どろろ。
百鬼丸の刀に目をつけてともに旅をする。
映画も基本的には同じだが、設定を少し変えてある。
また、漫画を知らなくても、
琵琶法師の語りを借りて設定の説明があるのでまごつくことはない。
***
設定は日本ではないどこか仮定の国で、時代(何とか歴何年)も架空の設定。
そこでは、数十年にわたり戦乱が続いていて、国は荒れ放題。
一国の主になる前の醍醐景光(中井喜一)は、
地獄堂の48の魔物の像の前で子供の体と引き換えに天下取りを願う。
時は20年ほどのち、すり(柴崎コウ)と怪物退治の男(妻夫木聡)が出会う。
男の素性を琵琶法師(中村嘉津雄)が説明してくれるが、
男の手足は拾ってくれた魔術師の父(原田芳雄)が死体の手足を移植したもので、
琵琶法師の琵琶に仕込んであった「百鬼丸」という刀剣を
左腕に仕込みなおしたもの。
(このあたりは漫画と少し違う)
男が口走った言葉から、男を「百鬼丸」
自分を「どろろ」と呼んで怪物退治の2人連れが出来上がる。
百鬼丸はどろろをしょっぱなから女と見破る。
これも漫画とは違うが、目も耳もなく気配ですべてを知る百鬼丸が
男女の区別もつかないはずがないから当然かもしれない。
水子の亡霊、焼け寺、鯖目(杉本哲太)と
その妻(土屋アンナ=この役ぴったり!)とその娘たち。
蛾の化身だった妻を殺し、体の一部を取り戻すものの、
村人に化けものと罵られ村を出る。
その後も次々と化けものを退治するが、
自分が醍醐景光の子であることを知り、悩む百鬼丸。
醍醐景光の妻(つまり、百鬼丸の母、原田美枝子)と
弟である多宝丸(瑛太)との出会いと対決。
父、醍醐景光との対決。
物語は、波乱の展開を見せ、終わり方は漫画と異なり、別の展開となる。
***
平原の真ん中の板門なども漫画同様に作られてはいるが、
どこか日本とは違う風景。
案の定、ニュージーランドでした。
大筋は漫画と同じだが、設定を多少変えたことで、話に自由度が増えた。
撮影はなかなかの出来。
実際に大勢を使った騎馬戦をやった最近の邦画よりよほど迫力がある。
CGも割とよくできていたし、6つ子ちゃん(もっといたか)はよくできていた。
ワイヤーアクションも多少わざとらしいところはあったが、なかなか。
ただ、わざと色調を変え、ぼかした映像の作り方は好みが分かれるところ。
私は好きではない。
土屋アンナの「鯖目の妻」はあまりのはまり役に思わず笑ってしまった。
この映画、すでに2&3の制作が決まっていて、
2ではどろろの秘密が明らかになるらしい。
撮影方法は、大作で最近はやりの2、3同時。
・・って、それじゃ「パイレーツ・オブ・カリビアン2」と一緒じゃん。
3作目に続く終わり方まで似せてくれたら、
申し分ないですが。
それくらいウイットがある(いやパクリができる)と、
感心しちゃうますね。