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クロマグロに続き、メバチマグロも削減、水銀はどうなった?

2008-12-13 00:20:25 | 政治経済
メバチマグロ漁獲30%削減で合意 中西部太平洋まぐろ類委(共同通信) - goo ニュース

ずいぶん前になるが、ニューヨークでマグロに水銀が含まれているとの報道で、
寿司屋大打撃、みたいなニュースがあった。

このときは、「何を今さら、日本じゃ常識だぜい。」と思ったものだが、
最近のマグロ漁獲量削減の報道を見ていると、
2003年頃の大騒ぎはどこへ行った、という気がしてならない。

確かに日本ではマグロが重宝されているし、
一般の摂取量では水銀は問題なしとされているが、
妊婦の摂取制限が撤廃されたという話は聞かないし、
水銀含有量が減ったという話も聞かない。

大体計算根拠となったマグロの1回の摂取量は21グラムほどで、
刺身なら、2切れくらい?

それは、マグロの全摂取量/マグロを食べた回数として計算しているからで、
回数にも量にもツナ缶やツナサラダが含まれていると言うからくりだ、なんてのは、
当時はずいぶんと言われたもんですが、今やすっかり忘却の彼方。

ところでクロマグロとかホンマグロとかインドマグロとかいわれるものは、
本来同じ種のはずだが、獲れるところなどで微妙に違うのかもしれない。

平成18年の東京都の調査報告によれば、(以下、数字はメチル水銀含有量)
クロマグロは6個体の検査で0.21~1.11ppm、メバチマグロは1個体で0.28ppm
となっている。
メバチマグロの方がクロマグロより少なそうだが、検体数が少なく、
個体や産地によるばらつきまではわからない。

ちなみにマグロと同時に問題となって売れ行きが激減したと言われるキンメダイは、
3個体で0.34~0.57ppmとなっている。

なお、水銀の暫定的規制値は総水銀0.4ppm、メチル水銀0.3ppmである。

また、私の記憶では、ビンナガマグロ(ビンチョウマグロ)キハダマグロは、
水銀が少なく、摂取制限がなかったはずだ。

ただ、これらは私がちょろっと調べた数字と記憶によるもので
その後本当に水銀がどうなったのかは定かではない。

メタミドホスも心配だし、メラミンも心配だけど、水銀も大いに心配だ。

各報道機関は「マグロ値上がりで高値の花」なんてステレオタイプな報道だけでなく、
ちゃんと水銀についてもフォローして頂戴ね。



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