リオオリンピック、女子ゴルフの出場選手の決め方、決まり方について、
若干勘違いもあったので、整理して書いておきます。
女子の出場枠は全部で60名。
開催国ブラジルと、五大陸にそれぞれ最低一つの枠が与えられていますが、
残りは各国ごとの出場者枠(最大2名、上位は最大4名)を加味した
オリンピック・ゴルフ・ランキングの上位から順に選出されます。
オリンピック・ゴルフ・ランキングは、ロレックス世界ランキングに
上記の各国枠を反映したものだと思われます。
ロレックス世界ランキングは、世界のゴルフツアーのうち、
USLPGA、JLPGA、LET、ALPG、KLPGA、
SYMETRAツアー、LETAS、CLPGAのツアーの
過去2年間の成績をポイント化し、平均点でランキングしたもの。
ただし、どのツアーも同じではなく大会自体のポイントに差があり、
(例えばメジャー大会はポイントが高い)また出場選手のランク
(世界ランキングや、賞金ランキングの上位選手の参加数)などにより
加点があります。
また、最近の13週のポイントは高く、古い試合はそれなりの減となります。
当初、女子ツアーに世界ランキングが導入されたとき、
極端に出場試合数の少ない選手(具体的にはミシェル・ウィー)が、
上位にランキングされたため、大きな批判が起こり、
今では分母の最低を35とすることになっています。
オリンピック・ゴルフ・ランキングはこのロレックス世界ランキングに
各国毎の人数枠を加味したランキングで、上位15位以内は4名まで
それ以下は2名までが国別の枠となっています。
今回のリオオリンピックでは、7月11日付のランキングに基づいて
出場選手が決まりました。
日本は野村敏京が確定的で、直前まで2番手を大山志保、渡辺彩香、宮里美香が争い、
ぎりぎりで大山志保が逃げ切ってオリンピックの切符を手にしました。
7/11付のロレックス世界ランキングでは、ベスト10のうち5人が韓国勢、
上から朴仁妃(パク・インビ)、金世煐(キム・セヨン)、
梁熙英(ヤン・ヒヨン/エイミー・ヤン)、田仁智(チョン・インジ)が出場権を獲得。
5番手でランキング10位の張(チャン)ハナは落選したため、
オリンピック・ゴルフ・ランキングからは除外されています。
アメリカは、アレクシス・トンプソン、ステーシー・ルイスに続いて、
ジェリナ・ピラーが滑り込んで3つめの椅子を獲得しています。
リオオリンピック出場者60名は次の通り。
表でRankはオリンピック・ゴルフ・ランキング、Natは国籍、
Rolexはロレックス世界ランキングです。

世界ランキング10位、12位に選手が抜けてますが、
前述のように辞退ではなく、10位は張ハナ、12位は柳簫然(ユ・ソヨン)
いずれも韓国選手で国別の枠をオーバーしたためです。
同様に16位(パク・スンヒョン)、17位(イ・ボミ)、
19位(金孝周=キム・ヒョジュ)は韓国、20位(ブリタニー・ラング)、
21位(クリスティ・カー)は米国と、国別枠の憂き目にあっています。
オリンピックの性質上やむを得ないところです。
もう一つ忘れてましたが、オリンピックの国と地域の決め事では、
イギリス(GBR)は一つですが、ゴルフなどでは、
イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドが
それぞれ別のカントリー(国)として扱われています。
(この場合のアイルランドと北アイルランドの扱いについてはあやふや)
国別の人数を見ると、上記のように、韓国:4名、米国:3名
以下、国略称のアルファベット順に
オーストラリア:2
オーストリア:1
ベルギー:1
ブラジル:1
カナダ:2
中国:2
コロンビア:1
チェコ:1
デンマーク:2
スペイン:2
フィンランド:2
フランス:2
イギリス:2
ドイツ:2
香港:1
インド:1
アイルランド:1
イスラエル:1
イタリア:2
日本:2
マレーシア:2
メキシコ:2
オランダ:2
ノルウェー:2
ニュージーランド:2
パラグアイ:1
南アフリカ:2
ロシア:1
スイス:2
スウェーデン:2
タイ:2
台湾:2
東京2020でも同じ扱いだと思われますので、
4年後もしこのブログが生きていれば、参考になるかもしれません。
若干勘違いもあったので、整理して書いておきます。
女子の出場枠は全部で60名。
開催国ブラジルと、五大陸にそれぞれ最低一つの枠が与えられていますが、
残りは各国ごとの出場者枠(最大2名、上位は最大4名)を加味した
オリンピック・ゴルフ・ランキングの上位から順に選出されます。
オリンピック・ゴルフ・ランキングは、ロレックス世界ランキングに
上記の各国枠を反映したものだと思われます。
ロレックス世界ランキングは、世界のゴルフツアーのうち、
USLPGA、JLPGA、LET、ALPG、KLPGA、
SYMETRAツアー、LETAS、CLPGAのツアーの
過去2年間の成績をポイント化し、平均点でランキングしたもの。
ただし、どのツアーも同じではなく大会自体のポイントに差があり、
(例えばメジャー大会はポイントが高い)また出場選手のランク
(世界ランキングや、賞金ランキングの上位選手の参加数)などにより
加点があります。
また、最近の13週のポイントは高く、古い試合はそれなりの減となります。
当初、女子ツアーに世界ランキングが導入されたとき、
極端に出場試合数の少ない選手(具体的にはミシェル・ウィー)が、
上位にランキングされたため、大きな批判が起こり、
今では分母の最低を35とすることになっています。
オリンピック・ゴルフ・ランキングはこのロレックス世界ランキングに
各国毎の人数枠を加味したランキングで、上位15位以内は4名まで
それ以下は2名までが国別の枠となっています。
今回のリオオリンピックでは、7月11日付のランキングに基づいて
出場選手が決まりました。
日本は野村敏京が確定的で、直前まで2番手を大山志保、渡辺彩香、宮里美香が争い、
ぎりぎりで大山志保が逃げ切ってオリンピックの切符を手にしました。
7/11付のロレックス世界ランキングでは、ベスト10のうち5人が韓国勢、
上から朴仁妃(パク・インビ)、金世煐(キム・セヨン)、
梁熙英(ヤン・ヒヨン/エイミー・ヤン)、田仁智(チョン・インジ)が出場権を獲得。
5番手でランキング10位の張(チャン)ハナは落選したため、
オリンピック・ゴルフ・ランキングからは除外されています。
アメリカは、アレクシス・トンプソン、ステーシー・ルイスに続いて、
ジェリナ・ピラーが滑り込んで3つめの椅子を獲得しています。
リオオリンピック出場者60名は次の通り。
表でRankはオリンピック・ゴルフ・ランキング、Natは国籍、
Rolexはロレックス世界ランキングです。

世界ランキング10位、12位に選手が抜けてますが、
前述のように辞退ではなく、10位は張ハナ、12位は柳簫然(ユ・ソヨン)
いずれも韓国選手で国別の枠をオーバーしたためです。
同様に16位(パク・スンヒョン)、17位(イ・ボミ)、
19位(金孝周=キム・ヒョジュ)は韓国、20位(ブリタニー・ラング)、
21位(クリスティ・カー)は米国と、国別枠の憂き目にあっています。
オリンピックの性質上やむを得ないところです。
もう一つ忘れてましたが、オリンピックの国と地域の決め事では、
イギリス(GBR)は一つですが、ゴルフなどでは、
イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドが
それぞれ別のカントリー(国)として扱われています。
(この場合のアイルランドと北アイルランドの扱いについてはあやふや)
国別の人数を見ると、上記のように、韓国:4名、米国:3名
以下、国略称のアルファベット順に
オーストラリア:2
オーストリア:1
ベルギー:1
ブラジル:1
カナダ:2
中国:2
コロンビア:1
チェコ:1
デンマーク:2
スペイン:2
フィンランド:2
フランス:2
イギリス:2
ドイツ:2
香港:1
インド:1
アイルランド:1
イスラエル:1
イタリア:2
日本:2
マレーシア:2
メキシコ:2
オランダ:2
ノルウェー:2
ニュージーランド:2
パラグアイ:1
南アフリカ:2
ロシア:1
スイス:2
スウェーデン:2
タイ:2
台湾:2
東京2020でも同じ扱いだと思われますので、
4年後もしこのブログが生きていれば、参考になるかもしれません。
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